「安物買いの銭失いの体験談」節約ばかりに目が行くと返って損をする

「安物買いの銭失いっていうことわざがあるけど、結構あたっている気するんだよな。値段が安いってだけで買うと、結局壊れやすいことがそれなりにあるし、どうせ安物だしって思って大事にしないっていうもある気がする。」

ふぬ、そうよなあ、、、。

安物買いの銭失いっていうのはマジである気がするねえ、、、。

実際に、わたしもやらかしたことが何度かあるしな。

うん、わかりみ。

オニギリス!

心理カウンセラーで節約研究家(宅建、簿記2級取得済み)のおにぎりです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「「安物買いの銭失いの体験談」節約ばかりに目が行くと返って損をする」という話です。

今回は以下のような方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ
  • 安物買いの銭失いが本当かどうか気になる人
  • 安いものを買って損をした経験がある人
  • セールやバーゲンにめっぽう弱い人

「安物買いの銭失い」なんていうことわざがありますね。

要は、「安モノを買うと結局は損をする」といった意味ですが、果たしてこれは現代でも通用するのでしょうか?

なにせ、最近では安いからと言って必ずしも品質が低いとは言いづらい状況がありますからね。

服などでも、例えばユニクロの一部の商品は、「え?この品質でこの価格なの?」といいたくなるほど良いものがあります。

まあ、ユニクロのジーンズとかはそのようなコスパの良い商品の代表格かもしれませんね。

一方で、「高ければいい」というのはほぼ間違いです。

確かに、いいものはそれなりの値段がするものですけども。

さて結局、真実は一体、、、どうなんでしょうか?

「衝動買い防止」と「

「無駄買い防止の秘策」本当に欲しいものかどうかを見極める方法
">無駄買い防止」についてはリンクからどうぞ。

では、ゆるりとおおくりします。

「安物買いの銭失い」という言葉の意味

まず、この手の話題をするにあたって、とりあえず言葉の意味を確認する必要がありますね。

はい、ということで、まずはこのことわざの意味を確認してみましょう。

goo辞書によると、「安物買いの銭失い」とは、、、

安価な物を買うと、品質が悪かったり、すぐに買い替えなければならなかったりするので、かえって損になるということ。
引用
goo辞書

このことわざは、安いものを買うと、以下の2つのことがあるので「損である」と言っているのですな。

品質が悪い
・すぐに買い替えなければいけない

ふむ、どうやら記事の前振りで言ったような意味で間違いないようですねえ。

ただ、「すぐに買い替えなければならない」って少し抽象的であいまいな言い方ですよね、、、。

壊れるからなのか、大事にできないからなのか、、それとも、、、うーん、色んな憶測が頭をよぎります。

安物買いの銭失いは真実なのか?

「安物買いの銭失い」ということわざは、以下の二つの理由から「安物を買うと結局損するよ」という意味でした。

  • 品質が悪い
  • すぐに買い替えなければいけない

では順次、このことわざが現代でも妥当なのかどうかを、この二つの理由それぞれを検討することで確かめてみるとしましょうか。

品質が悪い

まず、最初は「品質が悪い」を検討しましょう。

これは正直、妥当とはいいがたいですね。

昔はどうかわかりませんが、現代では低価格でも品質がいい商品が結構沢山あります。

もちろん、粗悪品もそれなりにありますがね。

ただ、記事冒頭で触れたユニクロに限らず、安くて高品質の商品を販売している企業は沢山存在してるんです。

こんなにも、安くて高品質の商品が世の中に流通しているのは、人件費を下げるとか仲介する業者を抜くとか、まあいろんなシビアな企業努力のたまものといえましょう。

なので、現代においては「品質が悪い」は必ずしも妥当ではないでしょう。

,,,,,ただ、百均は除きます。

結構、壊れやすいとか品質に難ありといったものが割とあります。

例えば、シャー芯なんて書きにくいしテープ類は粘着力が悲しいほどにないし、、、、。

とはいえ、百均にもハンディシーラーとかディズニーのDVDとかスプーンやフォークみたいな高コスパの商品もありますから、バカにはできませんけどね。

ま、百均に関しては買うとしても基本的に「その日だけ使う」くらいのスタンスの方がいいかもしれませんなあ。

つまり、「百均で物をかうならちゃんと使えるものを選んで買いないさいよ」ってことですね。

安くても使いにくいんと壊れやすいんじゃ、ストレスたまりますからね。

すぐに買い替えなければいけない

次に、「すぐに買い替えなければいけない」を検討しましょう。

はい、これは個人的には結構妥当だと思います。

現代では「安いと低品質」なんて事はあまりないと思うので、「買ったけどすぐ壊れた」という事は中々考えにくいです。

しかし、「使う側が大事にするか」といった心理的問題は残っています。

つまり、安物は「壊れやすい」というよりも、「壊されやすい」のではないかという事です。

安く買った商品は、「どうせ、安物だしなー」みたいな意識で扱われる傾向があると思います。

これが高額商品であれば、「せっかくあれだけ事前にスペックの確認をして多額の資金を投じたんだから、壊したら一大事!」と丁寧に扱うでしょう。

それに人間にはサンクコストバイアスというものがあり、「自分がこれだけ労力をつぎ込んだものは価値があるに違いない!」と思いたがるという心理バイアスがあります。

なので、安物はぞんざいに扱われる傾向があるとは思います。

購買の主たる動機が「安いから」みたいなものだと、この傾向は特に強まると思いますねえ。

ま、モノに人格はないけども、なんだかこんな投げやりな感じの動機で買われたモノがかわいそうな気がしてきますわ。

以上より、「安物買いの銭失い」ということわざは現代では、「部分的に妥当」って感じですかねえ、、、。

結局、大雑把な結論だったわあ、、、。

安いかどうかはあまり問題ではない?

正直、現代では壊れやすいかについては、あまり「安いかどうかは問題ではない」と思います。

※百均は除く。

そもそも、わたしなりの「節約」の定義にそうなら、「自分の価値に資するものであれば多少高額でもいい」のです。

安いものを、何となく「どうせ、こんなものすぐ捨てるんだしいいや」みたいな投げやりな気持ちで買っては結局すぐに壊して無駄使いになってしまいます。

自分が価値があると思ったところにはお金を使い、それ以外の価値を感じないものには「一切お金は出さない」くらいの気持ちでいいんだと思います。

わたしは「自分が納得できるものを長く大切に使ってあげた方がモノも自分もうれしいだろう」って思いますね。

実際、わたしは過去に少し投げやりな気持ちで買ったせいで、結果的に損したなって思ったことがあります。

その事例というのが以下。

事例ファイル1:安菓子の味は化学薬品事件

ふと何げなく立ち寄ったスーパー。

何となく甘いものが食べたい気分である。

そんな時に、ふと目に入ったのは一箱のクッキー。

パッケージが美味しそうなのは、まあどの商品にもありがちな事。

で、値段を見やるとかなりのお値打ち。

それを確認すると、衝動的に「よし、買い」とそそくさとレジへ。

清算を済ませ家に帰り、一口食べてみると

「、、、、?何?この味?」

何ということか、悪い意味で衝撃的な味ではないか。

いや、これは「味」と呼べる感覚なのか?

もはや、「化学薬品」という無機質な言葉でしか表現しえないような「過度に人工的で不健康そうな味と風味」ではないか。

クッキーと接した舌の境界は、何か判然としない酸味や苦みのまじりあったような不可思議で気味の悪い味で浸食され行く。

そして、クッキーはわたしの味覚を、その強烈な不快極まる無機質さで奪った。

もう、「味」などわかるものか。

残念ながら、そのクッキーのその後は、、、、、、、、それは読者諸氏のご想像にお任せしよう。

事例ファイル2:ドライヤー謎の即死事件

これはわたしの身に直接起こったことではない。

我が妹の身に起こった悲劇である。

妹に「新しいドライヤー買いたいんだけど、いいのしらない?」と聞かれた私は、二つ返事に「ああ、探しておこう」と返答。

その後、例のごとくアマゾンを探索。

すると、何となくデザインがよく、マイナスイオンがどうたらといった能書きを標ぼうする2千円代のドライヤーを発見。

「よし、これでいいか」

わたしは「このデザインでこの安さなら悪くあるまいよ」といった非常に安易な気持ちで、「これがいいんじゃん?」と妹にすすめてしまうという愚行を犯した。

その後、無事妹は購入。

しかし、2か月後、事件は起こる。

「ドライヤー死んだ」

妹から突然のドライヤーの死亡宣告。

あまりに突然の訃報。

わたしには死因など皆目不明である。

「何?、、、、アイツが我が家に来てから、まだ2か月足らずだぞ?、、、なぜ?」

わたしは勝手に「妹の扱いが適当だったのだろう」などと推測したものの、すぐそのあとに「もっと、しっかりとレビューやら何やらを確認しておけばよかったのでは、、?」などといくばくかの後悔を感じたのであった。

事例ファイル3:何このデザイン?事件

わたしは服が結構好きだ。

そして、ゾゾタウンが好きである。

愛してはいないが、好きだ。

ゾゾタウンは我が朋友と呼べる存在。

ああ、我が親愛なるゾゾ。

大抵、最近はゾゾを覗いては「これがいいかあれがいいか」といった試案をすること自体にさえ楽しみを見出すといった有様。

やれやれだ。

そう、もはや、ゾゾジャンキーである。

そんな、ゾゾジャンキーは、とあるセレクトショップのページで目が留まる。

「ほう、、、、安いな」

なんと、通常1万近くするチノパンが半額ほどで売っていた。

また、危険なにおいがする。

大抵、「安い」という意識が脳裏に顕現する時は間違った選択をする。

案の定、大してどんなデザインか、自分の手持ちの服とどうあわせるかといったシミュレーションをせず、もはや本能に任せるままに衝動的に購入してしまった。

数日後、購入した商品が届く。

そして、箱を開けて何も考えず無造作にタグをきり履き心地を確かめ、、、、るはずであった。

しかし、鏡で見ると「履き心地」等というものは意識の上から完全に抹殺されてしまった。

そこに浮かび上がった意識は、

「何だこのデザインは!」

悲劇である。

数日前の「安い」という意識は、やはり悲劇の予兆で間違いなかったようだ。

鏡の中に映るチノパンは想定よりも、随分とゆとりがある、、、。

ありすぎる!

想定ではもっと「いかにもスキニー」といったスレンダーな流線形を、思い描いていた分だけに失望は大きい。

ただ、昨今の流行からしたら外していない。

ああ、実に時勢をとらえたデザインだ。

材質もいい、文句はない。

しかし、気に入らない。

安さにつられた己が愚かさを悔いる以外に何ができよう?

ただやるせない後悔に打ちひしがれながら、そこにたちつくすのみである。

、、、はい、あまりインパクトのある事例はありませんでしたが、正直どの事例も主たる購入動機が「安いから」でした。

「安いから買う」のではく「この商品によって自分は~を体験したいから買う」みたいに明確な意思をもって買いましょう。

そうでないと、その商品の品質等が当初の期待に沿う沿わずを問わず、「あー、あの時テキトーに選んだから、、、」みたいな後悔にとらわれることになると思います。

お金だけではなく精神的苦痛もこうむるなんて大損じゃないですか?

まあ、気を付けたいものです。

衝動買いを防ぐための秘策については以下からどうぞ。

ちなみに、上記のドライヤーの件で懲りた私は「良いものを長く使うことにしよう」と思って、パナソニックのナノケアを買いました。

事前に色々調べて買ったので、後悔はないですし性能もいいので満足してます。

まあ、えらく髪がさらさらになるしまとまりよくなるもよねえ、って感想です。

これは次買うとしてもナノケアですな。

買い物をするときは、マイルールを死守せよ!

買い物をするときは「安いから買う」なんて投げやりな気持ちで買うのはやめましょう。

なので以前の記事でも触れたかもしれませんが、スーパーなどで「あら、安いじゃなーい!お、か、い、ど、く」なんてついで買いするのはやめましょうね、奥さん?

そうです。

最初に「~を買う」と決めたらそれだけしか買わないという事を徹底しましょう。

人はやはり「得をするかも」と思うと、衝動的になってしまうものです。

そこを「いや、ルールを死守するのだ。規律は絶対である」と突っぱねないと結局損をすることになると思います。

ええ、「良心の呼び声」じゃないけど、「理性と自制心の声」を聞きましょう!

はい、、、、なんかふざけすぎている気がしてきましたが、「買い物する時のマイルールを決めておく」というのが無駄使いを防止する上では有益だと思います。

本当は、以前紹介した「無駄買い防止の秘策」で述べた3つの質問を自分にぶつけるのがいいのですが、正直いって現実でいつも使うには「面倒だし手間がかかりすぎる」と思いますからね。

ルールだったら無意識にでも守れますよね?

あとは、自制心と衝動の一騎打ちです。

ぜひ、買い物の際のマイルール作ってみてくださいな。

ま、とりあえず、スーパーに買い物に行く場合のマイルールに「事前のメモにない物は買わない」というのを書いといていいと思います。

あとは、「このルールわたしには合わなくね?と思ったら、どんどん自分に合うように変えて言ってくださいな。

あ、でも、結果的に何でもありのなし崩しになるのはダメっすよ?

おわりに


この記事は「「安物買いの銭失いの体験談」節約ばかりに目が行くと返って損をする」と題しておおくりしました。

「安物買いの銭失い」ということわざは部分的には妥当だと思います。

そして、節約するのはいいですが、「安いから」という動機を主たる動機としてものを買うのはやめましょう。

お金の使う基準に照らして「無駄でなければ」別にお金は使っていいのです。

「無駄なものには一銭も払わないが、価値を感じるものには多少は金をかける」といったスタンスでいいと思います。

そうでないと多くの場合、買ったものを大切にできないでしょうからね。

結局、物持ちが悪くなってしまいます。

ま、「自分にとって必要だから」買うようにしたいものです。

では!

参考記事等

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