にゃるもん味のある顔って、どんな感じなん？
ぐれん均整美から離れているが、物語性を喚起する顔かな。
よく「味のある顔」という顔があるといわれますが、具体的にどんな顔なのかよくわからないものです。ただ、とりあえず、単なるブサイクと評される顔と比べると、かなり前向きで好意的な特徴を持つ顔ではあるのは間違いないでしょう。
そんな感じですから、味のある顔の正体とは何なのかについて、気になってしまいますよね？結論から言うと、味のある顔の正体は、以下の通りです。
味のある顔の正体
ぐれん現代的視点だと、「いつまでも老けない顔」目指すべきやね。
いわゆる味のある顔は、年配の男性からは「人生の年輪が感じられる」等といった理由から高評価になる傾向にありますが、全年代的に考えた場合は味のある顔はネガティブなイメージにつながります。現状のルッキズムの高まりを見る限り、この傾向は一層強まっていくはずです。
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味のある顔の正体を3つの視点から検証
にゃるもん味のある顔の正体って、結局何なん？
ぐれん3つの視点から、検証してみよう！
一般に、味のある顔という言葉が使われる時は、「造形的に美しくはないが魅力的に見える顔」を意味しており、その中には加齢による皮膚等の劣化が含まれています。言ってみれば、味のある顔とは、「ビンテージ品のような独特の味わいやおもむきがある顔」といったニュアンスでも使われている表現といえるでしょう。
この一般論をふまえた上で、まずは、味のある顔の正体を、3つの視点から徹底検証してみたいと思います。味のある顔の正体を検証する視点は、以下の通りです。
味のある顔の正体を検証する視点
- 視点①:心理学的視点
- 視点②:進化生物学的視点
- 視点③:現代ルッキズム
ぐれんそれぞれ、詳しく見ていこう
視点①:心理学的視点
まずは、味のある顔の正体について、心理学的視点から検証していこうと思います。
心理学的には、人間は「平均顔」を美しいと感じやすいとされているため、味のある顔は「平均から逸脱した顔である」と考えることができますね。
そして、万人受けはしないものの老けた印象を「渋さ」や「貫禄」などといったポジティブな要素として解釈する人もいます。言ってみれば、顔に刻まれたしわやシミといったものに、人生経験の豊富さや逆境に耐えてきた歴史性を感じるわけです。
にゃるもんふむ、結構、こうした話は年配の上司とかが言ってそう。
よって、心理学的視点から味のある顔の正体に関して考えると、「平均顔から逸脱しているが人生の厚みを感じさせる顔」であると結論できるでしょう。
視点②:進化生物学的視点
つぎは、味のある顔の正体について、心理学的視点から検証していこうと思います。
進化心理学とは、おもに生殖における優位性や効率性等といった観点から、生物の形態や行動等をみる学問分野です。この観点から考えると、味のある顔はどう考えても優位性の点で劣っている印象が否めませんよね。
にゃるもんふむ、味のある顔は、進化生物学的にはダメっぽい気がする。
実際、以下の研究では、平均顔が最も魅力的に評価され、加齢による非平均化（シワ、たるみ）は生殖適応度の低下を示唆すると報告されています。また、他に免疫力の観点からは、顔の左右対称性も重要です。
参考
こうしたことから考えると、味のある顔は対称性や平均顔から逸脱していると考えられます。さらに言うと、加齢した顔は感情認識で優位になる可能性がある一方で、進化的に若々しい顔が選好される傾向が強いとされています。
そのため、進化生物学的視点から味のある顔の正体に関して考えると、「対称性や平均顔から逸脱し加齢感の強い顔」であると結論できるでしょう。
視点③:現代ルッキズム
最後に、味のある顔の正体について、現代ルッキズムの視点から検証していこうと思います。
以下の記事でもふれましたが、現代ルッキズムにおいて、美しさは「コーカソイド色の強さと老けて見える度合いの２軸」から評価されます。つまり、現代では、男女の顔はともに「コーカソイドの子供顔」が理想にされているといえるでしょう。
にゃるもんコーカソイドの子供顔、、、なるほど。
そのため、現代的ルッキズムの観点からは「モンゴロイド色と老け感の強い顔」がブサイクとなります。ここから味のある顔について考えると、非常に大ざっぱに言うと、「モンゴロイド色と老け感が許容範囲内ではあるが強い顔」といえるかと思います。’
よって、心理学的視点から味のある顔の正体に関して考えると、「モンゴロイド色と老け感が許容範囲内ではあるが強い顔」であると結論できるでしょう。
結論:造形的に美しくないが人生経験の痕跡などから物語性等を喚起する顔
以上から、いわゆる味のある顔とは、造形的に美しくないが人生経験の痕跡などから物語性等を喚起する顔と結論することができるでしょう。
味のある顔は造形的な観点で言うと、許容度範囲ではあるが、モンゴロイド色が悪い意味で強く平均顔からの逸脱し顔の対称度も低い顔であるといえるかもしれません。ただ、現実的に考えて、顔の対称度に関しては、そこまで実際には問題になることは少ないので、ここはあまり気にしなくてもいいかもしれません。
にゃるもんたしか、完全に左右対称だと、不気味で低魅力と評価されたよね。
そして、加齢感については、正直、人によって許容度はまちまちですが、シワやシミ、たるみといったノイズが比較的顕著であると考えられますかね。
こうした加齢感は、ルッキズムの加速する現代においては「ただの汚物」にすぎませんが、一部の人たちからは、「歴戦の勇者の証」や「人生の深みを感じさせるもの」などとポジティブな要素として評価される傾向にあります。
味のある顔である事のメリットデメリット
にゃるもん味のある顔である事のメリットと、デメリットは？
ぐれんそれぞれ、具体的に見ていこう！
つぎは、味のある顔である事のメリットとデメリットについて、考えていきたいと思います。味のある顔である事のメリットとデメリットについては、以下の通り
デメリット:ルッキズム時代の敗者になる
まずは、味のある顔である事のメリットについてですが、味のある顔である事のデメリットは「ルッキズム時代の敗者になること」でしょう。
前述のように、味のある顔は「造形的に美しくないが人生経験の痕跡などから物語性等を喚起する顔」ですから、現代日本のルッキズムにおける頂点にある「コーカソイドの子供顔」と味のある顔は対極に位置する概念といっても過言ではありません。そのため、現代では味のある顔は、基本、コールド負けです。
にゃるもん対極、、、まあそうか、対極か。
前述のように、味のある顔をしていると、一部の高齢男性達からは信頼はされるでしょう。しかし、それ以外の人たちからは、基本的に「なんだか芋くせえビジュの悪いやつだな」等という評価になりがち。特に、こと恋愛では、加齢要素が強いと市場に出る前に戦力外通告を受け市場に入ることすらままならないかもしれません。
後述するように、現代では加齢要素に関してはもはや罪深いくらいのネガティブ要素ゆえ、ここは関しては何としても解決する必要があります。現代では、最低限、「造形が個性的」くらいにとどめておかないと、いろいろと不利になりすぎますね。
メリット:年配男性からの受けはよい
つぎに、味のある顔である事のメリットについてですが、味のある顔である事のメリットは「年配男性からの受けはよいこと」でしょう。
かなり上の年代の男性(50後半から先くらいか？）の中には、加齢によってくたびれた感じに対して「貫禄がある」とか「いい顔をしている」、「修羅場を超えてきた顔つき」等とポジティブな評価をする傾向があります。
にゃるもんああ！言っている人たまにいるね！
そのため、こうした一部の年配男性達からは、味のある顔をしていると信頼されることもあるでしょう。正直、これが味のある顔である事の唯一のメリットではないかと思います。
ただ、当たり前ですが、非衛生的な見た目をしているのは、味があるとかでなくて単に「小汚い」とか「だらしない」といった印象になるだけなので、ここは注意ですよね。
味のある顔より目指すべきは「いつまでも老けない顔」
にゃるもん結局、どんな顔を目指したらいいん？
ぐれん個人的に目指すべきは、「いつまでも老けない顔」やね。
前述のように、味のある顔は一部の上の年代の男性達から「渋い」や「修羅場を潜ってきた顔」等と評価されるかもしれません。しかし、実利的に考えるのであれば、無理か無理でないかはともかく「いつまでも老けない顔」を目指したほうがいいです。
というのも、進化生物学的に、若い印象のある顔は性的魅力と健康である事の指標として機能するから。また、『美貌格差』で有名なダニエル・ハマーメッシュは、同著の中で年代が若い人ほど容姿評価が高くなる傾向についてふれていますね。
それに、若く見える人は「健康・有能・魅力的」と評価されやすく、対人関係でも有利だとする研究や、実年齢より老けて見えると、職場での能力低評価や社会的排除につながりやすいとする研究も存在しています。
参考
Age stereotypes in the workplace: Common stereotypes, moderators, and future research directions.
実際、現代はルッキズムと同時にエイジズムも進行している時代でもあります。言い方は過激ですが、「老いて見える事は罪に近い概念」になっていると個人的に感じるんですね。なので、過度に自分を追い込むのはまずいですが、できるだけのアンチエイジング対策は行っていくべきでしょう。
もっとも、あまり老いを憎むような考え方を内面化すると、ストレスになって生物家的年齢が上がってしまうので、そこは注意が必要ではあります。ただ、基本的に老けて見える事でいい事はないと考えるのが、現実的かと思います。
にゃるもんまあ、それは確かに、老けていい事なんかないわな。
ただ、やや希望的観測になりますが、数年以内には以下の記事でふれたように、部分的リプログラミングという細胞の年齢をエピジェネティック的な意味で逆転させる技術が登場してくるでしょう。部分的リプログラミングは従来の美容整形とは一線を画す技術で、エイジングによる細胞劣化を根本的に解決できる可能性があります。
エピジェネティックとはDNAの塩基配列を変化させることなく遺伝子の働きを制御する仕組みのこと
最近は、OpenAIが開発した生物学に特化した大規模言語モデルのGPT-4b MicroがiPS細胞の作成に欠かせない山中因子の効果を最大50倍向上させることに成功しているので、リプログラミング技術の登場はかなり早まる可能性がありますね。
この技術を皮膚、脂肪、リガメントそれぞれに定期的に適用し続けることができれば、20歳程度の見た目を半永久的に維持することも決して無理ではないでしょう。
味のある顔に関するFAQ
にゃるもん味のある顔について、まだ気になることがあるんよ。
ぐれんんじゃ、最後に疑問にこたえていこう！
最後に、味のある顔に関する疑問について、答えていきましょう。
FAQ①:味のある顔はビジネスシーンで有利？
ビジネスでは、味のある顔、つまり個性的な顔は不利になる場合が多いといいます。以下のルッキズムに関する研究では、個性的顔が信頼性を低下させ、昇進を妨げるとされていますからね。
そのため、個性的の度合いによりますが、ある程度均整的な美に寄せたり若さを維持するアプローチは必要でしょう。
FAQ②:味のある顔は恋愛では不利？
味のある顔は、現代的ルッキズムの枠組みから考えて明らかに逸脱するものですから、恋愛では間違いなく不利です。
実際、進化生物学的に、加齢した印象の顔は生殖適応度を低く見せるため、選好されにくいです。
味のある顔の正体は造形的に美しくないが人生経験の痕跡などから物語性等を喚起する顔！汎用性を考えるなら美のスタンダードに寄せよう！
味のある顔とは、造形的に美しくないが人生経験の痕跡などから物語性等を喚起する顔のことです。味のある顔は、年配の男性など高齢の年代層を中心に評価される傾向にあります。ただ、そもそも生物学的な文脈では、魅力の低い顔であるため積極的に目指すだけの価値はないといえるでしょう。
むしろ、シミやシワ、たるみがゼロの「いつまでも若い顔」を目指し維持するのが最善です。老けて見えていい事など、何一つありませんからね。また、老けないという意味では、日々のストレス管理も重要です。過度のストレスにさらされていると、見た目の老化が急速に進んでいってしまいます。
ぐれん老化速度低減のために、ストレス管理は徹底しよう！
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