悪口は自己紹介って本当?悪口は自己紹介といえる3つの心理学的理由!

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    にゃるもん

    悪口は自己紹介って、本当なん?

    ぐれん

    本当やね。その理由については、以下の3つや!

    「悪口は自己紹介」とは、「他人に対する悪口は、自分の性格や価値観を周囲に示しているという意味で自己紹介だ」という意味合いの言葉です。一聴すると、「なるほど!」という感じもしますが、果たして心理学的にどれだけどうなのかは少し気になるものです。

    ですから、悪口は自己紹介という言葉が本当なのかについて、心理学的裏付けが欲しくなってしまいますよね?結論から言うと、「悪口は自己紹介」という言葉が本当である心理学的理由については、以下の通りです。

    悪口は自己紹介といえる3つの心理学的理由

     悪口は自己紹介といえる3つの心理学的理由
    ぐれん

    投影が理由で悪口を言う場合が、本当に多いね。

    上記の内、「悪口は自己紹介」の意味と親和性が高いものは投影でしょう。自己肯定感が低い状態で、自分の嫌いな部分を他人に見て取ると、ついつい攻撃的になってしまうものです。悪口を言うことが多いと言事は、それだけ自分や自分の人生に対して不満を募らせている証拠といえるでしょう。

    悪口は人間関係においても自分の人生においてあまり有益ではないので、できるだけ減らしていくのが賢明です。そのためには、まずは日々メンタルケアを徹底し、精神を安定させていくのが効果的ですね。とはいえ、自力でこうしたメンタルケア対策をきちんと行うのは、なかなか大変ですよね?

    ですが、メンタルケアアプリのAwarefyを使えば、手軽に日々効果的なメンタルケア(マインドフルネス系も充実)ができるので、とても便利です。また、Awarefyは1,200円から利用でき、経済的負担が大変少ないのも魅力です。日々のメンタルケアをコスパよく行いたい方は、ぜひAwarefyをダウンロードしてみてくださいね!

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    目次

    悪口は自己紹介といえる3つの心理学的理由

    にゃるもん

    悪口は自己紹介といえる理由は?

    ぐれん

    悪口は自己紹介といえる理由は、以下の3つや!

    まずは、悪口は自己紹介といえる心理学的理由について、見ていきたいと思います。 悪口は自己紹介といえる心理学的理由は、以下の通りです。

    悪口は自己紹介といえる3つの心理学的理由

    • 心理学的理由①:悪口は投影である
    • 心理学的理由②:負の感情は他者批判として現れる
    • 心理学的理由③:悪口は自尊心のなさの表れ
    ぐれん

    それぞれ、詳しくみていこう!

    心理学的理由①:悪口は投影である

    悪口は自己紹介といえる心理学的理由の1つ目は、「悪口は投影である」というものです。ちなみに、悪口は自己紹介といえる理由の中で最も有力なものが、この投影に関するものですね。

    投影とは、フロイトが提唱した防衛機制の一つであり、自分が認めたくない感情や特性を他人に押し付ける心理現象のこと。なお、以下の研究では、投影が自己の不安や不満を外部に転嫁する防衛機制として詳細に解説されていますね。

    参考:Psychoanalytic Diagnosis

    防衛機制とは人がストレスや不安を感じた時に無意識のうちに自分を守るための心理的なメカニズムのこと

    にゃるもん

    なるほどねえ、投影かあ。

    たとえば、自分が嫉妬深いことを認めたくない人は、他人を「嫉妬深い」と批判することにより、自身の不安を軽減しようとしていると解釈できます。これは悪口を言う際、批判の内容が実は自分の内面を反映しているということになるため、「自己紹介」となるといえるわけです。

    心理学的理由②:負の感情は他者批判として現れる

    悪口は自己紹介といえる心理学的理由の2つ目は、「負の感情は他者批判として現れる」というものです。

    悪口は、時として自分の「理想の自己とのギャップを他人に押し付ける」といった形で現れることがあり、これを自己紹介と解釈することもできます。

    にゃるもん

    ふむ、というと?

    人は、理想のなりたい自分像と実際の自己自分のギャップを感じると(認知的不協和)、不快感を感じるものです。そうすると、人は得てしてその不快感を軽減するために、他人を批判することによって自己正当化をしようとします。

    参考:Self-discrepancy: A theory relating self and affect.

    例えば、自分が正直でないことを自覚しながら「正直であるべき」と考える人は、他人を「不誠実だ」と批判することでこの不協和を解消しようといった感じです。

    この場合、他人に対する「不誠実だ」という悪口が自分の「正直でない内面」を反映しているという意味で、自己紹介であるということができます。

    心理学的理由③:悪口は自尊心のなさの表れ

    悪口は自己紹介といえる心理学的理由の3つ目は、「悪口は自尊心のなさの表れ」というものです。

    人は嫌でも自分を他人と比較してしまうものですが、自尊心が低い状態で他人との比較を行う時、人は他人を下げる(悪口を言う)ことで相対的に自分を高めようとする傾向があります。

    にゃるもん

    あ、、、これはワイにも心当たりが、、、。

    事実、以下の研究では、自尊心の低い人が他者を批判することで一時的に自己評価を高める傾向が示されていますね。

    参考:Downward comparison principles in social psychology.


    このような場合は、悪口の内容は、自分の不安や劣等感を反映するという意味での自己紹介となります。

    悪口は自己紹介という言葉の起源

    にゃるもん

    悪口は自己紹介という言葉の起源は?

    ぐれん

    起源ついては、はっきりしておらんのよね。

    まず結論から言ってしまうと、「悪口は自己紹介」という言葉自体の起源については、はっきりしたことはわかっていません。とはいえ、学術的な出典としては、フロイトなど精神分析学派により提唱された前述の「投影」であると考えて間違いありません。

    「悪口は自己紹介」という言葉は、2000年代以降にネット掲示板(2ちゃんねるなど)やSNSでよく見られるようになり、現在では自己啓発系を中心に、他人の言葉に傷つかない考え方の一環として取り上げられるようになっています。ちなみに、英語では似た考え方として以下の様なものがありますね。

    What Peter says about Paul tells us more about Peter than about Paul.(ピーターがポールについて言うことは、ポールよりピーターについて多くを語る)

    When people talk behind your back, remember they’re talking about their own reflection.
    (誰かがあなたの陰口を言うときは、彼らが自分自身のことを言っているのだということを忘れるな)

    にゃるもん

    へー、海外でも似たような言葉があるんだねえ。

    断言はできませんが、こうした西洋の格言が、日本のネットユーザーなどによって「悪口は自己紹介」と短くわかりやすく要約されて広まった可能性もあると思います。

    悪口で自己紹介をしなくてすむ3つの対策

    にゃるもん

    悪口で自己紹介なんてしたくないわ、、。

    ぐれん

    それなら、以下の3つの対策を講じてみようぞ!

    つぎは、悪口で自己紹介、つまり「他人の悪口を言って自分の恥部をさらさないようにする」ための対策について、見ていきたいと思います。

    悪口で自己紹介をしなくてすむ対策は、以下の通りです。

    悪口で自己紹介をしなくてすむ3つの対策

    • 対策①: 自分軸を確立する
    • 対策②:定期的に内省する
    • 対策③: ポジティブなコミュニケーションを意識する
    ぐれん

    それぞれ、詳しくみていこう!

    対策①: 自分軸を確立する

    悪口で自己紹介をしないための対策として、まず「自分軸の確立」があげられます。

    前述のように、自尊心が低下していると他人の悪口を言いたくなってしまうので、悪口を言う頻度を下げたいのであれば、自尊心を根本から向上させていく必要があります。

    にゃるもん

    自尊心向上って事は、やっぱ小さな成功体験の蓄積?

    自尊心を向上させるための方法として、よく知られているのは小さな成功体験の積み重ねですが、このように積極的に自尊心をあげようとするアプローチには、「万が一努力して自尊心の向上が自覚できなかった時に反動でさらに自尊心が下がる」という重大なリスクがあります。

    その点、自分軸を確立、つまり「自分が何を大事にしたいのか」を明確にしそれに沿って生きるアプローチは、間接的に自尊心が上げるのでこうした事故が起こりにくく安全です。そのため、私は自尊心向上を目指すなら、自分軸の確立をお勧めします。自分自分の確立方法については、以下の記事を見てみてくださいね。

    参考:自分軸の作り方とは?自分軸を作る事によって得られる5つのメリット!

    悪口で自己紹介をしないためには自分軸を確立するのが有効

    対策②:定期的に内省する

    悪口で自己紹介をしないための対策として、まず「定期的な内省」があげられます。

    定期的に内省する事で、悪口を言いたくなる衝動の背景にある感情や動機への理解がすすみ、衝動を抑えられるようになります。マインドフルネスや自己省察を行うことで、投影や自己不一致を減らしていけば、悪口を言う必要性がどんどんなくなっていくでしょう。

    にゃるもん

    ふむ、具体的な実践方法は?

    なお、マインドフルネスと自己省察を行う際の実践手順は、以下の通りです。

    マインドフルネスと自己省察を行う際の実践手順

    STEP
    毎日5分の感情日記をつける

    必要なもの: ノートまたはスマホのメモアプリ。

    毎晩、5分間「今日感じた不満やイライラ」と「その背景(例: なぜその人を批判したくなったか)」を、ノートまたはスマホのメモアプリに書き出す。例: 「同僚が遅刻してイライラした。実は自分も時間管理が苦手で不安だったからかも」など。

    STEP
    マインドフルネス瞑想を1日3分行う

    手順: 静かな部屋で椅子に座り、目を閉じて呼吸に集中して瞑想を行う(タイマー必須)。批判的な思考が浮かんだら、「これは私の感情」とラベル付けし、思考を観察するだけで流し、また呼吸に意識を戻す(ここが大事!)。

    最初は3分から始め、慣れたら5-10分に延長。感情を客観視する習慣をつけるのが重要。

    STEP
    週1回の振り返りを行う

    週末にステップ1でつけている日記を見直し、「悪口を言いたくなった場面」と「その時の自分の感情」を分析する。例: 「あの人の態度に腹が立ったが、自分が認められたい欲求が強かった」と気づく。気づいた点を次週の行動目標に設定する(例: 批判する前に深呼吸など)。

    悪口で自己紹介をしないためには定期的に内省するのが有効

    対策③: ポジティブなコミュニケーションを意識する

    悪口で自己紹介をしないための対策として、「ポジティブなコミュニケーションを意識すること」もあげられます。

    日ごろから悪口を言わないポジティブなコミュニケーション、具体的には悪口の代わりに、相手の良い点や感謝を言葉にするよう努める事で、悪口を言う頻度は確実に下げられるでしょう。また、このような努力は、自分のメンタルの安定化にも役立ちます。

    にゃるもん

    もう少し具体的に教えてほしいな。

    ポジティブなコミュニケーションを行うためには、具体的に以下の方法を行うといいですね。

    方法手順等ポイント
    「1日1褒め」の習慣化毎日1回、誰かの良い点を具体的に褒める。例: 「今日のプレゼン、データがわかりやすかったよ」「投稿の写真、センスいいね」と伝える。SNSなら、肯定的なコメントを投稿する小さなこと(例: 笑顔、努力)でもOK。自然に言う練習をする
    ネガティブ発言をリフレーミングする悪口を思いついたら、10秒止まってポジティブな視点に変換する。例: 「あの人は遅刻ばかり」→「遅刻したけど、いつもチームのために頑張ってる」などと言い換える。1日2-3回試す最初はメモに書き出して練習。慣れたら頭の中で瞬時に変換する
    感謝ノートを週1回作成週末に5分、「今週感謝できた人や行動」をノートまたはスマホに3つ書き出す。例: 「同僚が資料を手伝ってくれた」「友人が話を聞いてくれた」など。書いた内容を直接伝えられる場合は伝える感謝を口に出すことで、ポジティブな習慣が強化される

    悪口で自己紹介をしないためにはポジティブなコミュニケーションを意識するのが有効

    悪口は自己紹介に関するFAQ

    にゃるもん

    まだ、気になることがあるんよね、、。

    ぐれん

    んじゃ、最後に疑問にこたえていこうかの!

    最後に、悪口は自己紹介に関する疑問について、回答していきたいと思います。

    FAQ①:悪口を言う人は必ず自分の問題を投影している?

    悪口を言う人が、悪口を言う時に必ずしも自分の問題を投影しているとはかぎりません。実際、悪口には、投影や自己不一致によるものが多いですが、正当な批判や事実に基づく意見の場合もあります。

    たとえば、「あの人は無能だ」と感情的に言う場合は投影の可能性が高いですが、「あの人の報告書に誤りがあった」と具体的な場合は批判として正当な場合があるでしょう。

    FAQ②:悪口を言われたとき投影だと割り切れば傷つかない?

    相手の悪口が投影だと理解できれば、ある程度ストレスは和らぎますが、完全に傷つかないわけではありません。悪口を受けた時は、まず深呼吸して感情を落ち着かせてから、相手の言葉を客観的に分析する(例: 「この批判は事実か?相手のストレスから来ているか?」など)のがいいでしょう。

    事実、認知行動療法(CBT)の研究では、このような客観的思考が感情的なダメージを軽減すると報告されています。

    参考:Cognitive behavior therapy: Basics and beyond, 2nd ed.

    FAQ③:悪口を言う癖を直すにはどれくらいかかる?

    癖を改善するのに要する時間には個人差がりますが、以下の習慣形成に関する研究によると、新しい行動パターンを定着させるには平均66日程度かかるとされています。

    参考:How are habits formed: Modelling habit formation in the real world.

    悪口を減らすには、自己省察やポジティブな発言を心がけるといった努力を日々続けることが重要です。たとえば、1日1回、悪口の代わりに言える表現を探して試し、週ごとに進捗を振り返るといったアプローチは効果的でしょう。

    悪口は自己紹介は心理学的に妥当!自分軸を確立すれば悪口は自然と減り自分の人生に集中できる!

    「悪口は自己紹介」という言葉は、心理学的な視点から見て非常に妥当といえます。悪口を言っていい事は基本的にはないので、できるだけ減らしていくのが望ましいですね。自分軸を確立し自分の人生に集中するようになれば、自然と悪口を言う頻度は下がるので、悪口を減らしたいなら自分軸を確立するのがおすすめです。

    自分軸を確立する際は、メンタルを安定させる努力も合わせて行うと確立までがスムーズになります。そのため、自分軸を確立するのであれば、日々のメンタル毛を徹底する事も欠かせません。

    ぐれん

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    ぐれんの おにぎり 
    2020年から「ぐれんの おにぎり」の名で心理カウンセラーやらせていただいています。相談に来る人にはHSPの人が多く、相談内容はディープな恋愛から人間関係、生きる意味の再定義等幅広く取り扱っていますが、メインは思考の柔軟性の回復と生きる意味の再定義です。なぜか、アベマプライムへの出演依頼を打診された経験あり。公式ラインでは不定期ですがストレス解消に役立つ情報を発信しています。また、公式ライン登録時に登録者限定記事のパスワードをお送りしています。カウンセリン依頼は公式ラインから承っております。

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