もったいないおばけの起源とは?子供の心を育む『もったいない精神』の2つの伝え方

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にゃるもん

もったいないばけの起源って、なんなん?

ぐれん

ACジャパンのCMやで。

かなり昔に、もったいないおばけというものが流行ったといいます。このキャラクターのおかげで、当時の子供たちはものを大切にしないと怖い目に合う、、、等といった恐怖心やトラウマ?をもったそうで、それが情操教育に役立ったなんて話もあるようです。ただ、このキャラの起源は、中々わからない人も多いかと思います。

そんな感じですから、もったいないおばけの起源がどこにあるのか、気になってしまいますよね?結論から言うと、もったいないおばけの起源は、1928年にテレビにて放送されたACジャパンのCMです。

ぐれん

当時の情操教育において、結構なインパクトがあったみたいやね。

「もったいないおばけ」は当時の子供たちに、食べ物を大切にする心の大切さを強く訴えるという意味でインパクトがありました。また、そもそも物を大切にすることは自己肯定感や心の安定につながります。物を大切にすることで感じる自己肯定感や心の安定は、ストレス社会で生きる私たちにとって大きな支えになるものです。

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目次

もったいないおばけの起源とは?

にゃるもん

もったいないおばけの起源って、なんなの?

ぐれん

ACジャパンのCMやね。

「もったいないおばけ」の起源は、1982年に公共広告機構(現:ACジャパン)が制作したCMです。当該CMは、「食べ物を粗末にすると野菜や果物が「おばけ」に変身して、「もったいねぇ」と訴える姿が描かれています。

当該CMのナレーションは常田富士男氏と市原悦子氏が担当し、まんが日本昔ばなし風の独特な雰囲気で、子供たちに「食べ物を大切に」というメッセージを伝えていました。このCMは、戦後の食糧難を背景にして、食資源の価値を啓蒙する目的で制作されたそうです。

このCMは心理学的視点からみると、適度な恐怖により注意を引き(恐怖訴求)、当時の子供たちに食べ物を大切にする事の重要性を意識させる事に成功しました、

恐怖訴求は、望ましくない行動(例:食べ物を粗末にする)に対する警告を通じ意識を変える手法

参考:A meta-analysis of fear appeals: implications for effective public health campaigns

なお、このCMは1980年代の『学研』『小学館』『テレビアニメ』『NHK教育番組』などに頻出したことで、全国の子供に限らない幅広い年齢層の人たちの道徳観にも多大な影響を及ぼしました。

にゃるもん

何となく、子供によってはトラウマになりそうだなあ。

ちなみに、同時期に行われていた教育キャンペーンとして、以下の様なものがあったそうです。

  • 環境教育・リサイクル運動の導入
  • 「食べ残し禁止ポスター」
  • 「いただきます」「ごちそうさま」の徹底

ちなみに、この「もったいないおばけのCM]のユーチューブのコメント欄を見てみると、フードロスの重要性を認知させるべくリメイクしてもう一度放送した方が良いという意見もあるようですね。

もし再度流す場合は、現代は若年層はテレビは見ていないので、ユーチューブやティックトックなどといった各種SNSを中心にバズりを意識して流す方が効果的でしょう。

もったいないおばけの背景にある思想とは?

にゃるもん

もったいないおばけには、どんな思想が背景にあるん?

ぐれん

背景にある思想としては、およそ以下の3つがあるね。

つぎは、もったないおばけの背景にある思想について、少し見ていきたいと思います。もったいないおばけの背景にある思想は、おもに以下の3つであろうと思われます。

もったいないおばけに内包された思想

  • 思想①:アニミズム
  • 思想②:もったいない
  • 思想③:恥の文化
ぐれん

それぞれ、詳しく見ていこう!

思想①:アニミズム

もったいないおばけの背景にある思想としては、「アニミズム」があげられます。

「もったいないおばけ」は、人間が粗末に扱ったモノに霊的な存在が宿るという形で具現化されていますが、これは、日本の神道的なアニミズム思想に基づいているものといえるでしょう。

にゃるもん

アニミズムかあ、なるほど。

日本では古来から、箸や紙、布、野菜など、あらゆるものに「いのち」や「魂」が宿ると考えれてきています。例えば、いわゆる付喪神は長い年月を経た道具や器物に魂が宿り、神や妖怪として現れる存在ですが、これもアニミズムの流れを汲んだ概念です。

先ほどの「もったいないおばけのcm」を見てみると、食べ残されたニンジンなどの野菜がおばけ、つまり妖怪のような存在になって顕現していますから、完全にアニミズム思想の影響を受けていることがわかりますね。

思想②:もったいない

もったいないおばけの背景にある思想としては、文字通り「もったいない」があげられます。

もったいないおばけという名称の通り、当然、背景には日本の「もったいない」の思想が存在していますよね。ちなみに、「もったいない」は、漢字で書くと「勿体無い」であり、元々は仏教用語で「有り難いものを無駄にするな」という教えと深く関わっているそうです。

「勿体(もったい)」とは、「身分不相応で恐れ多い」「本来あるべき姿を損なっている」という意味の古語。

にゃるもん

勿体、、、絶対、日常ではつかない表現だわ。

ちなみに、2005年にケニア出身の環境保護活動家ワンガリ・マータイ氏(ノーベル平和賞受賞者)が、日本の「もったいない」の精神に感銘を受け、これを環境保護の世界語として紹介したことで、「もったいない」は「MOTTAINAI」として国際語化されるに至っています。

なお、彼女は「もったいない」を以下の様な意味として解釈していたようです。

MOTTAINAI = 3R(Reduce, Reuse, Recycle)+ Respect(敬意)

ちなみに、彼女は以下の様に語っていたとも言います。

「Mottainaiは、自然、命、すべてのものに感謝する心を含んでいる。これはアフリカにも共通する感性です。」

ものを大切にするマインドが瀬愛に広がるのは、とてもいい事ですねえ。

思想③:恥の文化

もったいないおばけの背景にある思想としては、「恥の文化」もあげられます。

もったいないおばけは、「誰も見ていないと思っても、誰かが見ている(=おばけが見ている)」という共同体の目を子どもに想起させる装置であるともいえるでしょう。

にゃるもん

ふむ、集団文化ならではって、感じがする。

つまり、これは道徳を「外からの監視」ではなく「内なる良心」へと変える世間体や恥の文化を通じた内面の規律形成といった、日本文化的な恥の文化とも関係しているともいえるわけですね。

いわゆる「お天道様が見ている」という表現も、これを反映したものといえるでしょう。

子供の心を育む『もったいない精神』の2つの伝え方

にゃるもん

子供にもったいない精神を、どう伝えたらいいんだろね?

ぐれん

せやな、以下の3つは効果的と思うで。

子供の心を育む『もったいない精神』の2つの伝え方

  • 伝え方①:ストーリーテリングで共感を引き出す
  • 伝え方②:ゲーム形式で楽しく学ぶ
ぐれん

それぞれ、詳しく見ていこう!

伝え方①:ストーリーテリングで共感を引き出す

子供の心を育む『もったいない精神』の伝え方の1つ目は、「ストーリーテリングで共感を引き出す」というものです。

物語は子供の共感力を刺激し、記憶に残りやすいので価値観を伝える時にも活用できます。共感を引き出すことによって、子供は食べ物への感謝に感じるようになり、実際に行動を変えるかもしれません。

参考:Story Proof: The Science Behind the Startling Power of Story

にゃるもん

確かに、物語にされると受け入れやすいかも。

例えば、「もったいないおばけ」のCMを参考に、食べ物が「おばけ」として話す物語を子供と一緒に作るのもいいかもしれません。

伝え方②:ゲーム形式で楽しく学ぶ

子供の心を育む『もったいない精神』の伝え方の2つ目は、「ゲーム形式で楽しく学ぶ」というものです。

ゲーミフィケーション、つまりゲーム化はゲーム以外の様々な分野にゲーム要素を取り入れる事で、人の意欲を高めたり、行動をうながしたりする方法をいいます。

参考:The “What” and “Why” of Goal Pursuits: Human Needs and the Self-Determination of Behavior

例えば、食事を残さず食べると「おばけポイント」を獲得、ポイントが貯まると小さなご褒美(例:シールやおやつ)をプレゼントするといったルールを作ってみるのも面白うでしょう。

さらに言えば、累計ポイントがたくさんたまったらある程度の予算範囲内でほしいものを買ってあげる等としてもいいかもしれませんね。何より、楽しむのが大事です!

もったいないおばけに関するFAQ

にゃるもん

まだ、もったいないおばけに関して、気になることがあるんよ。

ぐれん

んじゃ、最後に、疑問にこたえていこう!

最後に、もったいないおばけに関する疑問に、回答していきたいと思います。

FAQ①:「もったいないおばけ」のCMはどんな影響を与えた?

1982年のACジャパンのCMは、子供に食べ物を大切にする意識を植え付け、親子の会話のきっかけにもなりました。心理学的には、CMのユーモラスな恐怖訴求が子供の注意を引き、フードロスに関する価値観を当時の子供対たちの記憶に深く残すことに成功したといえるでしょう。

参考:Appealing to fear: A Meta-Analysis of Fear Appeal Effectiveness and Theories

FAQ②:「もったいないおばけ」をテーマにした絵本や教材はある?

もったいないおばけに関する直接の絵本はありません。ただ、類似テーマの「くずかごおばけ」や「もったいないおばけのもっちゃん」は、おすすめかもしれません。

もったいないおばけの起源はACジャパンのCM!健全なもったいない精神を持つことはメンタルに良い!

もったいないおばけの起源は、1982年放送のACジャパンのCMです。もったいないおばけは、おもにフードロスの意識を子供たちに喚起させるためのキャラクターとして製作され、当時の情操教育に非常に大きな影響を及ぼしました。

「もったいないおばけ」は、食べ物を大切にする心を喚起するために作られたキャラクターでしたが、そもそも物を大切にすることは自己肯定感や心の安定につながるものです。物を大切にすることで感じる自己肯定感や心の安定は、ストレス社会で生きる私たちにとって大きな支えになるものといえます。

ぐれん

快適に生きるためにもメンタルの安定は、徹底したいもんやね。

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