会話のフィラーをなくすには？フィラーを3ステップでなくす方法！

世の中には会話する中で、「えーと」や「あー」等といった間を持たせるための言葉（フィラー)を多用する人はかなりいますが、一般にかなり不評です。そのため、どうにかしてこのフィラーを減らしたい、、と思っている方は多いでしょう。私も、フィラーはできるだけなくすようにと、日々試行錯誤してきましたしね、、。

そんな感じですから、どうしたら会話の中でフィラーをなくすことができるか、気になりますよね？結論、会話の中でフィラーは以下の３ステップで劇的に減らすことが可能です。

会話でフィラーをなくす方法3ステップ

発言を短文にしたり、フィラーの代わりに間を用いる事で劇的にフィラーの使用頻度は劇的に減ります。しかし、いくら気を付けてもゼロにならない事や、完全にフィラーのない会話はむしろ不自然という事には要注意です。そして、相手に好印象与えるという意味では、発声等を見直しいい声にするのも非常に重要といえます。

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会話でフィラーをなくす方法3ステップ

まずは、会話でフィラーをなくす方法について、見ていきたいと思います。会話でフィラーをなくす方法は、以下の3ステップです。

会話でフィラーをなくす方法3ステップ

ステップ①:フィラーの使用頻度を認識

会話でフィラーをなくすためには、まず「フィラーの使用頻度を認識する事」が非常に重要です。

まず、フィラーをなくすために具体的に行動を起こす前に、現状把握が不可欠といえます。自分の会話を録音し聞き返すことで、フィラーの使用頻度やタイミングを把握していきましょう。

実際、私もそうですが、「フィラーなんて使ってないやろ～」と思っていても、録音した音声を聞き返してみると思った以上にフィラーが多用されて真っ青になる、、、なんてことがよくありました。

自己認識と客観的事実は、かなりの頻度で食い違うものです。自分の現状を正しく知るためにも、まずはしんどいですがきちんと録音して自分のフィラーの使用頻度を把握する様務めるのが最善です。

会話でフィラーをなくすためにはまずフィラーの使用頻度を認識するのが重要

ステップ②:遅く話す

フィラーの使用頻度を認識したら、つぎは「遅く話す事」を意識します。

速く話そうとすると思考と話す速度の間でギャップが生まれて、フィラーの使用頻度が増えてしまいます。そのため、話すスピードを意図的に遅くすることで、考えを整理する時間を増やし、フィラーを減らしましょう。

事実、以下のサイトで紹介されている研究によれば、話すスピードを落とすことでフィラーが減少するとの報告があります

参考

What Are Filler Words? (Examples and Tips To Avoid Them)

Speak Like a Professional: How To Stop Using Filler Words

また、緊張や焦りが強いと頭が話している内容に行かなくなるので、フィラーの使用が誘発されてしまいます。ですので、話す際にリラックスする事も重要ですね。

会話でフィラーをなくすためには遅く話すのも大事

ステップ③:できるだけ短文を意識し間を取る

遅く話すようにしたら、最後に、できるだけ短文を意識し間を取るようにしていきましょう。

フィラーを多用してしまう人は、先ほどふれたように思考と話す速度の間にギャップがある事も原因です。そのため、できるだけ発言を短文にする意識を持ち一文あたりの情報量を減らすことで、フィラーを挟む頻度が減らせます。

また、「あのー」等のようにフィラーを入れていた箇所を意識的に、短い沈黙（間）に入れ替えていきくさらにフィラーを減らすことが可能です。

こう言われて、中には「いや、でも沈黙とか、少し違和感がないか？」と気になる人もいると思います。でも、大丈夫。言語学の研究では、適切な沈黙は会話の流れを損なわず、むしろ自信を持った印象を与えることが示されていますからね。

参考

Simple Strategies To Eliminate Filler Words and IMPROVE Any Presentation!

8 tips for avoiding filler words

会話でフィラーをなくすためにはできるだけ短文を意識し間を取るのが重要

会話でフィラーをなくす前に確認すべき3事項

つぎに、会話でフィラーをなくす前に確認すべき事項について、見ていきたいと思います。会話でフィラーをなくす前に確認すべき事項は、以下の通りです。

会話でフィラーをなくす前に確認すべき3事項

事項①:場面をよく理解する

会話でフィラーをなくす前に確認すべき事項の1つ目は、「場面をよく理解すること」です。

フィラーが会話で多用されると、冗長で間延びしたような印象を与えてしまいます。早い話が、実態はともかくフィラーが多い話し方だと「頭が悪そうに聞こえる」んですよね。

つまり、ビジネスなど公式の場でフィラーを多用すると「こいつ頭が悪そうだな、、、大丈夫か？」等といったネガティブな印象を与えるので、公式な場面でのフィラー多用はかなり不利になります。

逆に、そのため、プライベートに彼氏彼女や友人知人と過ごす時にフィラーを徹底的になくすような話し方をすると、「なんか違和感がすごい」という事でいじられたり、惹かれる事もあるかもしれません。何事も、状況に応じた最適解というのはありますよね。

事項②:現実的な目標を設定する

会話でフィラーをなくす前に確認すべき事項の2つ目は、「現実的な目標を設定すること」です。

現実的に考えて、フィラーを完全に会話からなくすことはまず不可能といえます。仮に、完全にフィラーを会話からなくすことに成功しても、そのような会話スタイルは通常のモノとはかなりかけ離れており、相手に強い違和感を与える事になります。

そのため、まずは最も頻繁に使うフィラーを、減らすなどといった現実的に達成可能な小さな目標を設定する事から始めましょう。間違っても、最初から「一時間にフィラーを使うのは１～２回だけにするぞ！」等といった無理な目標を立てない事です。

こうした無理な目標を立てると、フィラーを使いそうになった時に思考が止まり、スムーズに会話ができなくなるリスクがあります。言いよどまなくなる代わりに沈黙が増えすぎて、会話がぶつ切りになるので、「変な人」認定されかねません（経験談）。

事項③:フィラーの効果にも目を向ける

会話でフィラーをなくす前に確認すべき事項3つ目は、「フィラーの効果にも目を向けること」です。

フィラーは文字通り「会話と会話の間を埋めるもの」であり、本来、会話の自然さやスムーズさを高める機能を持つ要素といえます。そのため、フィラー自体はかなり有用なものなんですね。

さらに言うと、フィラーには使い方次第では以下のような効果が期待できるので、会話において完全になくすのはあまりにももったいないです。

上記の内、特に「意図や感情の強調」に関しては、印象を残すために非常に重要といえます。フィラーはうまく使えれば、かなり便利なんですね。

事実、 言語研究では、フィラーが話者の意図（例: 話題転換、強調、緩和）を明確にする機能を持つとされているそうです。

参考: Japanese Explorer

会話で使っても印象が比較的悪くならないフィラー5選

先ほどふれたように、フィラーを会話の中で完全になくすのは、かなり無理筋です。そのため、フィラーを使ってしまったときのリカバリー策として、比較的使ってもマシなフィラーを事前に選定しておくのも大事でしょう。

会話で使っても印象が比較的悪くならないフィラーは、以下の通りです。

会話で使っても印象が比較的悪くならないフィラー5選

フィラー	特徴
フィラー	特徴
えーと	考えていることを示す自然なフィラー。カジュアルでもフォーマルでも使用可能。
あの	注意を引くためにも使える。フォーマルな場面でも適切。
まあ	話の流れを柔らかくつなぐ。状況に応じて丁寧さを出せる。
そう	考え込む様子を表す。相手との同意を求める際にも使える。
ね	相手を巻き込むためのフィラー。会話の自然さを高める。

上記のフィラーは、日本語の会話における使用頻度が高く自然な印象を与えるという事がわかっているので、頻度を押さえれば、会話のスムーズにする潤滑油として使えます。

参考

10 Japanese Filler Words and When to Use Them

Japanese Filler Words and How to Use Them

ちなみに、カジュアルすぎたりして、使いどころを選ばなければいけないフィラーとしては例えば以下のようなものがありますね。

中々シチュエーションごとに使い分けるのは、人によっては難しいかもしれませんが、頑張って調整してみるのがおすすめです。

会話でフィラーを使っても悪印象をなくす４つの工夫

いくら努力を重ねてもフィラーはゼロにできませんから、油断しているとついフィラーを使ってしまう、、という事もあるでしょう。

そこで、ここでは会話でフィラーを使っても悪印象をなくす工夫について、見ていきたいと思います。会話でフィラーを使っても悪印象をなくす工夫は、以下の通りです。

会話でフィラーを使っても悪印象をなくす４つの工夫

工夫①:状況に適したフィラーを選ぶ

会話でフィラーを使っても悪印象をなくす工夫の1つ目は、「状況に適したフィラーを選ぶこと」です。

先ほどふれたように、フィラーに公式の場面からビジネスの場面でも使える汎用性の高いものと、’カジュアルすぎてビジネスシーンなど改まった場面では使えないものまで様々なものがあります。

そのため、当たり前といえば当たり前ですが、場面に応じて使用するフィラーは変えていく必要があります。もし、場面に応じたフィラーが使えていれば、多少使ってしまってもそこまで違和感はないので、軽傷で済みますよね。

例えば、プライベートで「えーと」を使うよりは「ね」や「そうね」等を使った方が親近感がわきますし、逆にビジネスシーンで「ね」を使ったら一周使っただけでもかなりの違和感で悪目立ちします。適切なフィラー選びを、徹底したいものです。

会話でフィラーを使っても悪印象をなくしたいなら状況に適したフィラーを選ぼう

工夫③:明瞭に自信を持って話す

会話でフィラーを使っても悪印象をなくす工夫の2つ目は、「明瞭に自信を持って話すこと」です。

フィラーを多用する人に対する印象は、一般に「たよりない」とか「頭が悪そう」といったネガティブなものが大半となっています。おそらく、あなたも同じような印象をお持ちだと思います。

ただ逆を言えば、フィラーを多少使っても、堂々と明瞭に自信をもって話していれば、こうしたネガティブな効果を打ち消せるという事になりますよね。事実、話者の声やトーンなどが聞き手の印象に与える影響は非常に大きいものです。

そのため、フィラーを会話でなくすために意識し練習する事は大事ですが、合わせて発声等を根本から見直していくこともおすすめです。発声等を見直したい方は、以下の記事が参考になるかもしれません。

参考:声が汚いといわれたらどうする？声が汚い状態を改善する３つの方法！

会話でフィラーを使っても悪印象をなくしたいなら明瞭で自信を持って話そう

工夫③:あからじめ間とフィラーの使いどころを整理しておく

会話でフィラーを使っても悪印象をなくす工夫の3つ目は、「あからじめ間とフィラーの使いどころを整理しておくこと」です。

先ほどふれたように、フィラーにはポジティブな効果もあるので、フィラーを会話から完全になくす必要はありません。また、無理にフィラーを会話からなくすために努力をすると、沈黙が異常に増えて違和感のある状態になってしまいます。

長すぎる沈黙は気まずさと受け取られるリスクがあります。フィラーは、そもそもこうしたリスクを回避するためのツールです。フィラーを完全に会話からなくすことを考えるよりも、「会話において間とフィラーをどうやって効果的に使うか」という目線で考えるのが非常に現実的かつ実利的です。

そのため、あらかじめフィラーや間の使用頻度の目安や使いどころについて、自分なりの基準を立てておき会話の中でその基準でフィラーや間を運用するのがおすすめです。例えば、以下がその基準の例となります。

当然、これは絶対的な正解ではないので、おのおのに録音した自分の会話の振り返りなどから自分に合った最適解を見出すことが大事です。

あからじめ会話での間とフィラーの使いどころを整理しておくと会話で悪印象を防ぎやすい

会話のフィラーをなくす時によくある質問

最後に、会話のフィラーをなくす時によくある質問について、回答していきたいと思います。

質問①:フィラーを完全になくすことは可能？

練習する事で、フィラーは大幅に減らせます。しかし、完全に会話の中からフィラーをなくすことは現実的ではありません。

質問②:フィラーを減らしすぎると話し方が不自然になる？

会話から仮に、フィラーを完全になくすことに成功した場合、「いかにもフィラーをなくすことを意識している話し方」になるので、不自然になる可能性がかなり高いです。

会話においてフィラーがあるのは自然なことなので、むしろ適度に残した方が印象はいいと思われます。

質問③:フィラーを減らすのにどのくらい時間がかかる？

フィラーをなくすために必要な時間には、かなり個人差があります。ただ、継続的に練習する事で短くて数週間、長くて数ヶ月程度で改善が見られると思います。

会話でフィラーをなくすには間の上手な活用が必須！ただしフィラーをゼロにすると不自然なのでバランスはとろう！

短文を意識し間を上手く活用することで、会話でフィラーをなくすことが可能になります。ただ、いくら努力してもフィラーは完全になくすことは無理ですし、またなくす必要がない事もきちんとおさえておくべきです。適度なフィラーは、会話をスムーズにしてくれる効果があります。

そもそも会話で相手に好印象を与えるために、フィラーをなくすことを目指しているのに、そのせいでかえって違和感を与えては本末転倒ですからね。そして、会話で好印象を与えたければ、声の影響力も見逃せませんん。良い声は、信頼を勝ち取る有力な武器となります。発声等を根本から、見直してみるのもおすすめです。

とはいえ、自分だけで自身の発声等を客観的に見直すなんて、かなりハードですよね？何より、自分の声を客観的に評価するために、自分で自分の声を聞きかえすことすら著しい苦痛かもしれません。そんなときは、思い切ってプロの力を借りるのがベストです。

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