「節約して何とかキッツいけど、貯金額を500万まで増やしたぞ!一日、もやし生活が続いてすごくつらいけどもっと貯金額を増やすんだ!、、、、え?どうしてかって、、、、?、、、、」
ん?
貯金自体が目的になってないかい、それ?
オニギリス!
心理カウンセラーで節約研究家(宅建、簿記2級取得済み)のおにぎりです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ストレスは負債」貯金がたまってもストレスたまるなら意味ない」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
節約生活はストレスがつきものと思っている人
節約をしてみたはいいがストレスで断念したことがある人
節約してお金を貯めることはまあ大事ですよ。
ただ、そもそも「お金って何のためにあるの?」とか「お金を何のために使うと幸せになれるの?」みたいなことを抜きにして「お金を貯める」事だけに躍起になると本末転倒です。
もし、お金の人生における役割について何も考えたことがないなら、以下の記事見てみてください。
で、話は戻りますが、節約をしている人の中には「それ全く意味がねえよ、、」と思う節約をしている人がいるような気がします。
そういった人たちが「日頃から無理をして節約に励んでいる節約戦士の方々」です。
節約してお金は確かにたまっているでしょう。
、、、しかし、その節約が苛烈なものであればあるほど、「ストレスという名の負債」がたまっていることも忘れてはいけません。
いずれ何らかの形でこの「ストレス負債」を節約戦士たちは返済することになるんですよ。
ええ、それじゃあ「貯金はできてもどうなん?」と思ってしまうんですよ。
では、ゆるりとおおくりします。
確かに貯金は大事である
もし、「貯金は大事だと思いますか?」と街頭でインタビューを敢行したら、ほぼ間違いなくみんな「大事だよ」て答えるでしょう。
はい、それはわたしだってそう思います。
「ハハッ!貯金なんてどうでもいいんだよ!その日が楽しければいいんだよ!ハハッ!」
なんて過度の享楽主義者?みたいなことはとてもじゃないけど、言えませんよ。
こちとら江戸っ子じゃないので、「宵越しの金は持たねえ!」とか粋だかイキってんだかわかんないような事は出来ません。
貯金が大事なのは自明の理です。
で、個人や家庭というものを企業として考えるのなら、当たり前のことですが、「いつでも使える現金がある」という状況ほど安心できるものはありません。
いつ何時、人生という一大事業は「病気やケガ」、「失業」などといった不運にさらされるかわからぬものです。
それにお子さんがいる家庭であれば、教育費も本当にバカになりませんしね。
「いざというとき手元に自由に使えるお金がある」という事ほど安心できることはありません。
「貧すれば鈍する」という言葉がありますが、これはおよそ正解です。
人が、お金がないことによって感じるストレスは数あるストレスの中でも群を抜いて大きなものと言われています。
この様な過度のストレスは認知機能の低下を引き起こすので、人間関係も人生も上手くいかなくなる可能性が高いです。
なので、「ある程度貯金がある」という事は、とても大事といえますね。
貯金は結局手段でしかない
はい、「貯金は大事」であることに異論はありません。
しかし、「貯金は手段に過ぎない」という事も忘れてはいけません。
少なくとも、わたしからすると「貯金することは安心につながるがそれだけで幸せになんてなれない」といえます。
そもそもお金の機能を考えた場合、お金はモノとの交換、つまり使うためにあるのだという事を忘れてはいけないでしょう。
貯金自体は心理面から言うと「人の認知機能を保全してくれる機能」があるのは確かですが、お金の本来の機能を無視して「ため込むだけ」に終始するのは行きすぎです。
そこは、過ぎたるは及ばざるがごとしってことわざがある通りですね。
お金は、自分が幸せになるために使うというのが、わたしなりの考えです。
正直、ためているだけでは幸せにはなれないって思うんですねえ。
無駄にため込むくらいなら、自分の近しい人に贈り物するとか友人たちと食事に行く恋人や家族と旅行に行く、、、そんな人生を彩る体験のために使ったほうがいいです。
貯金を墓場まで持っていくのかい?て話ですよ。
ある程度貯金したら、毎月の貯金額を減らして自分が大事だと思う価値に対してお金を使っていくといいと思います。
まあ、もっとも貯金にも「生活のための備え」や「投資運用目的」等と性質に応じた分類が必要ではありますけどね。
それはおいおい述べるつもりです。
正直言いますと、社会人は簿記の3級くらいはマネーリテラシー育成のために取るべきだと、わたしは思っています。
まあ、3級は簡単なので独学でもすんなり行けます。
未修の人には、ぜひとも取り組んでみることをおすすめしますね。
参考
スッキリわかる 日商簿記3級 第12版 テキスト&問題集
いずれ返済するであろう「ストレス負債」を無視するな!
「節約のために節約している」としかいえない、節約魔としか言いようのない人が世の中にはいます。
いつも、「あ、ここのネギあのスーパーより2円高い!ここではかえない!」とか「電気代がもったいないからドライヤーは使いません!」、「一週間もやし生活してます」何て感じの極端な人たちです。
正直、こういった苦行的な節約をしていると、貯金はたまるかもしれませんが、同時に「ストレスも負債」としてどんどんたまります。
こうして蓄積した「ストレス負債」はいつかどんな形かはわからないものの、結局きっちりと耳をそろえて払うことになるでしょう。
例えば、この「ストレス負債」という概念を使うと以下の様な事例の問題点もシンプルに考えられます。
主婦A子さんは無類のディズニー好きでストレスの発散も基本的にディズニーに行くことでしかできません。
ただ、彼女の家庭は最近どうにも夫の会社の不振のせいで不景気です。
なので、現在、ディズニーの年間パスポートを購入するために節約生活をしています。
そのため、多少無理をしてでも貯金をしようと日々ツライ節約生活を送っています。
服は不本意だけどもアウトレットであまり好みでないものを安く買い、一週間のうちの4日はモヤシ炒めと納豆だけですごしている状況です。
、、、、はい、このA子さんのストレスは察して余りありますねえ、、。
この場合、Aこさんはディズニーに行くために貯金をしているわけですが、節約生活でのストレスがディズニーに行くことで解消されるストレスより多い場合は完全に破綻状態になり不幸になります。
「節約生活によるストレス>ディズニーで解消されるストレス」
という式が成立する限り、ストレス負債はたまり続けます。
そして、たまったストレスは後に「衝動的になってクレジットカードを使って爆買いを繰り返す」とか「ストレスのせいで病気になる」、「いつもイライラしていて人間関係を破壊する」なんて悲劇を引き起こすことになるでしょう。
こんなことになってしまうと、「あれ?彼女は不幸になるために節約生活をしていたの?」といいたくなってしまいすよね。
蓄積したストレス負債はこういった形で返済させられるという事です。
もっとも、悲劇がおこっている状況ではストレスが解消されていないので、ストレス負債の残高が減っていないため返済と呼ぶのは難しい気がしますけどねえ、、。
A子さんの場合、「いかに節約するか」を考える以前に、「ディズニーしかストレスの解消手段がない」というのが根本的な問題です。
ストレス解消の手段は沢山持っているほど、いいんですね。
ストレス解消については以下の書籍を参考にしてみるといいでしょう。
参考
鈴木裕著「超ストレス解消法」
節約とは、「無駄なものを切る」事ですが、「自分のメンタルの維持」は不可欠なものなのでそこは切らないようにしたいものです。
ストレス負債の残高は日々ストレス解消を実践する中で0に近づけていきましょう。
なお、「タバコや酒がストレスの解消になるから、なくせない!」っていうのは完全に病的ですし、実際にはストレスの解消にはなっていません。
特にヘビースモーカーの人は、病院に行ってくださいな。
禁煙治療を始めましょう。
タバコはしない、飲酒は極力しないのがベストだって思いますね。
おわりに
この記事は「「ストレスは負債」貯金がたまってもストレスたまるなら意味ない」と題しておおくりしました。
貯金をするために節約生活に励むのはいいですが、そもそも「その節約生活によってストレスをため込んでは意味がない」と思います。
ええ、そういった無理な生活で蓄積した「ストレス負債」をいつの日か、病気や人間関係の不和の様な歪んだ形でツケをはらう日がやってくるんです。
無理はいけません。
何のために節約するのさ?
幸せに生きる為じゃない?
違いますか?
ではね!
参考記事等
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