
優しさの正体って、なんなん?



行動主体ベースだと、共感性や内部化された倫理観やろね
「優しさ」とは何なのか?、、考えたことがある人は結構多いと思います。実際、私も心理カウンセラーなんてて因果な生業をしていますので、たびたびこの手の問いに悩まされてきました。本当に、難しい概念ですね、優しさとは、、。
そんな感じですから、優しさの正体とは何なのか、気になりますよね?結論、あくまでも行動する主体の立場で考えた場合、’優しさの正体は共感性と利他性、内部化された倫理観となります。
優しさの正体(主体側)





いずれにせよ、自分の価値観を行動に反映させるのが大事!
優しさの正体は、結局のところそれを行う本人ベースで考えるなら、共感性や内部化された倫理観などといったものになるわけですが、どうせならその優しさが報われるように実践していきたいものです。ただ、そのためにはできるだけ安定した精神状態を維持しないといけませんから、日々のメンタルケアが不可欠です。
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優しさの正体を行動主体側から分析





優しさの正体について、もっと詳しく!



んじゃ、優しさの正体について、詳しく見ていこう!
まずは、行動主体の視点から優しさの正体を、考えていきたいと思います。行動主体の視点から見た場合、優しさの正体は以下の通りです。
優しさの正体(行動主体側)
- 優しさの正体①:共感性や利他性
- 優しさの正体②:内部化された倫理感



それぞれ、詳しく見ていこう!
優しさの正体①:共感性と利他性


行動主体側から見た場合の優しさの正体の1つ目は、共感性とそれに基づく利他性です。
共感性とは他者の感情や視点を理解し、感じ取る能力の事を意味しますが、より細かく分類すると、認知的な共感(他者の状況を理解する)と情動的な共感(他者の感情を共有する)が含まれています。



共感には、認知的共感と情動的な共感の2つがあるのね。
そして、そういった共感性によって促進される自己の利益を犠牲にしてでも他者を助けようとする利他性が、優しさの正体の1つであると考えられるでしょう。
なお、ビッグファイブ性格特性における「協調性(Agreeableness)」や「誠実性(Conscientiousness)」の項目が高スコアな人は、優しく振る舞う傾向が強いとされています。
「補足」認知的共感と情動的共感の違いについて
認知的共感(他者視点取得)は他者の感情や視点を理性的に理解する「頭の共感」、情動的共感は他者の感情を共有し共鳴する「心の共感」といえる。
両者は異なる脳領域とプロセスに基づき、相互に補完しつつも異なる役割を果たしており、これは具体的にいうと、認知的共感は客観性や戦略性を、情動的共感は人間関係の深さや信頼をもたらしているといえるだろう。
そのため、優しさの文脈では、認知的共感が他者のニーズを正確に捉える基盤であり、情動的共感はその行動に温かみや真心を加える役割を果たしているといえる。
なお、使用する脳の領域については、認知的共感が、前頭前皮質(特に背外側前頭前皮質)や側頭頭頂接合部(TPJ)など、視点取得や推論に関わる脳領域と関連するのに対して、情動的共感は、扁桃体や島皮質、前帯状皮質など、感情処理に関わる脳領域と関連している点で違いがある。
優しさの正体②:内部化された倫理感


行動主体側から見た場合の優しさの正体の2つ目は、内部化された倫理感です。
仮に、本人に共感性、特に情動的共感が欠落していたとしても、「社会で推奨される価値としての優しさ、つまり倫理観の一種」を内面化している場合、当人は他者に対して優しくあろうと努めて行動するでしょう。



なんか優しくした方が得だからするって、感じにも取れるな。
なお心理学では、優しさは純粋な利他性と利己的な動機(例: 承認欲求、罪悪感の回避)の両方から生じ得ると考えられているので、純粋な共感による無私の優しさが存在する一方で、将来的な見返りを期待した投資としての優しさも存在するとされています(社会的交換理論による)。
投資としての優しさとは、ことわざで言う所の「情けは人の為ならず」や「人情は巡り合う」の概念に相当するスタンスといえるでしょう。
優しさの正体を受信側から分析





受け取る側から見た優しさって、どうなるんだろ?



んじゃ、受け取り手の視点から優しさの正体を考えてみよう!
先ほどは、行動主体側の視点から優しさの正体を考えてみましたので、次は受け取りての立場から優しさの正体を考えてみたいと思います。結論から言うと、受け手側にとっての優しさとは、「ある行動が受け手にとって優しいと感じるられかどうか」でしかありません。
そこで、ここでは受けてから見た場合、ある行動が「優しさ」と認定されるためには、どんな要素が必要かについて考えていきたいと思います。なお、以下の3つの要素について検討していきます。
検討していく要素
- 検討していく要素①:行動の可視性と具体性
- 検討していく要素②:観察者の認知バイアス
- 検討していく要素③ 文化的・社会的文脈等



それぞれ、詳しく見ていこう!
検討していく要素①:行動の可視性と具体性


ある行動が優しさと認定されるために必要な要素の特定にあたって検討していく要素の1つ目は、行動の可視性と具体性です。
そもそも論ですが、外部から優しさと認識されるには、行動が目に見える形で現れる必要があります。そのため、まったく他社から認知されないような形で善行を行っていた場合、そもそも認知されることがないので当人の行動が「優しい」と認知される事はありません。



まあ、それはそうよな。
そのため、あまりいい例ではないかもしれませんが、人目につかず自分からも公言せずにどこかの慈善団体に募金していたり、誰かの苦境を救っていたとしても当人の示す優しさは外部からは「存在しないもの」として扱われる事となるでしょう。
そのため、ある行為が「優しさ」と認識されるには、その行為それ自体が他者から観測可能かつ何らかの手段によって観測されている必要があるといえます。
検討していく要素②:観察者の認知バイアス


ある行動が優しさと認定されるために必要な要素の特定にあたって検討していく要素の2つ目は、観察者の認知バイアスです。
観察者は、行動の背景にある動機を推測するものであり、たとえば、親切な行動が「純粋な善意」から来ていると見なされれば「優しい」と評価されますが、それを見返りを期待する打算的なものとみなせば多くの場合において優しさと認定しないでしょう。



まあ、それはそうだね。
行動主体は自分の動機を自覚しているが、外部は行動の意図を推測するので、誤解やバイアスが生じやすいのです。そのため、誰かが困っている人に声をかけても、観察者が「注目を集めたいだけ」と解釈すれば、優しさと認定されない、、といった事態も起こりえます。
検討していく要素③ 文化的・社会的文脈等


ある行動が優しさと認定されるために必要な要素の特定にあたって検討していく要素の3つ目は、文化的・社会的文脈等です。
観察者が行動主体に期待する役割や関係性(友人、家族、見知らぬ人など)によって、優しさの基準が変わってきます。例えば、親しい間柄では小さな気遣いが優しさと見なされやすいが、赤の他人に対してはより明確な行動が優しさと認識される事が多い傾向にあると思います。



ふむふむ。
特に人間関係におけるパワーバランス(例: 上司と部下、教師と生徒、親と子など)は、行動の意図や受け取り方に影響を与える要素です。このパワーバランスは、尊敬や潜在的恐怖(権力や権威等)といった因子によって規定され、同じ親切行動でも高パワー側と低パワー側では違った解釈をされます。
具体的に言うと、権力を持たない側が示す優しさ(例: 部下が上司に丁寧に接する)は、媚びや服従と見なされるリスクがある一方、権力を持つ側が示す優しさ(例: 上司が部下を気遣う)は、純粋な善意の現れと評価されやすい傾向にありますね。
優しさの正体を踏まえた上で優しさを効果的に発揮するために必要な3つの大前提





優しさを効果的に発揮するためには、どうしたらいい?



以下の3つをきちんと押さえておくと、ええと思うで!
優しさの正体はここまで述べてきた通りですが、どうせ優しさと発揮するならできるだけ報われるような形で提示したいですよね?そこで、ここでは優しさの正体を踏まえ、優しさを効果的に発揮するために必要な大前提についてふれていきたいと思います。
優しさの正体を踏まえた優しさを効果的に発揮するために必要な大前提は、以下の通りです。
優しさを効果的に発揮するために必要な3つの大前提
- 前提①:人に伝わるかどうか
- 前提②:自分の価値にのっとっているか
- 前提③:精神的余裕を保つ



それぞれ、詳しく見ていこう!
前提①:人に伝わるかどうか


優しさを効果的に発揮するために必要な大前提の1つ目は、人に伝わるかどうかです。
先ほど見たように、相手から見て「優しさ」と認識できない限りは、こちらがいくら善意をもって新設などを行っても優しさとはなりません。



まあ、、うん、現実的にはそうだね。
そのため、人に親切等善意に基づく行為をする際は、以下の事にきをつけるといいでしょう。
- 相手の置かれている状況などからニーズを正確にとらえる
- 相手から尊敬・信頼を得られるような行動を普段から積み重ねる
- 自己卑下はせず自己肯定感を高める
- 善行はわざとらしくない範囲で人に目につくように行う
正直、上記を見て「水分と打算的だな、、、、」と気分を害した方がいるかもしれませんが、あくまでも上記は「報われない事を減らすために大事な事」ですから、その点はご留意ください。
正直、現実では、隠れた善行は軽視どころか観測されないために評価されない事が通例です。見ている人は見ているなんて言われますが、その言葉をうのみにするのはあまり得策ではありません。そのため、善行をするときは、’ちょっとは打算的でもいいと思います。
優しさを効果的に発揮するためには人に伝わるかどうかが大事
前提②:自分の価値にのっとっているか


優しさを効果的に発揮するために必要な大前提の2つ目は、自分の価値にのっとっているかです。
優しさを発揮する動機は、人それぞれではありますが、長期間にわたって一貫して優しさを発揮する事で信用が積みあがり対人関係が良くなっていくので、確固たる動機を構築していく必要があります。



確固たる動機とか言われても、、。
ここでいう「確固たる動機」とは、私がカウンセリングで主に用いているアクセプタンス&コミットメントセラピーの理論で言うと「価値」というものに相当します。また、価値にのっとって行動する事で、自己肯定感や人生に対する満足度が自然に上がっていく点も見逃せません。
もし、自分の価値をはっきりさせたい方は、以下の記事を参考に自分の人生で大事にしたい価値を探求してみてくださいね。
優しさを効果的に発揮するためには自分の価値にのっとっているかが大事
前提③:精神的余裕を保つ


優しさを効果的に発揮するために必要な大前提の3つ目は、精神的余裕を保つです。
他人に対する利他的行動は、基本的に自分自身に精神的な余裕がないと満足にできない傾向にあります。もし、余裕がない状況で無理やり他人に優しくしようとすると、押しつけがましくなったり、他人に優しくする事でアイデンティティーの欠損を補おうとする様な事態にもなりかねません(メサイアコンプレックス)。



確かに、余裕がないと押しつけがましくなるのは、納得だね。
そのため、他人に対して利他的であろうとした場合、真っ先にすべきことは「自分のメンタルを安定させるための取り組みを考えて早く実行する事」となります。ただ、メンタルケアの方法は人により相性があったり、そのバリエーションも非常に多岐にわたるので、中々自分に合った方法を見つけるのは中々大変ですよね?
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優しさを効果的に発揮するためには精神的余裕を保つのが大事
優しさの正体に関連するFAQ





優しさの正体に関連して、気になる事があるんよ。



では、最後に疑問に答えていくかね!
優しさの正体に関連する疑問に、答えていこうと思います。
優しさの正体に関するFAQ①:悪い性格とはどんな性格?


基本的に正確に良いも悪いもないのですが、自己の利益を手段選ばず過度に追及したり他者を積極的に害するという意味では、ダークエンパスやダークテトラッドといった性格は悪いといっていいかと思います。
ダークエンパスとダークテトラッドについては、以下の記事からどうぞ。
参考
優しさの正体に関するFAQ②:無償の愛は存在する?


無償の愛、つまり「相手に見返りを求めない利他的行動」というものが存在するかについては、人の行動が全て目的的である事から考えて、存在しません。
ただ、「他人に愛情深く接する事」や「家族に対して献身的に向き合う」等といった事が本人の人生において大事にしたい事であり、かつそれに沿って本人が行動する場合は、いわゆる無償の愛による行動と外観上は同じになる可能性が高いです。無償の愛について、より掘り下げてみたい方は以下の記事へどうぞ。
参考
優しさの正体は視点によって変わってくる!一番の問題は自分が優しさを発揮して納得がいくかどうか!


あくまでも行動する主体の立場で考えた場合、’優しさの正体は共感性と利他性、内部化された倫理観であり、外部から見た場合は「当事者が優しいと感じる行動」です。そのため、自分が優しさと思って実践した行動が、相手からしたら優しさではない事も十分あり得ます。
そうして、食い違いを最小限にとどめるためには、状況や相手のニーズ等の適切な把握が不可欠です。ただ、それらは、自身の精神状態が安定していてこそできるものなので、日頃からメンタルケアを十分に行って精神を健康に保っておくことが欠かせません。



それに、心の余裕がないと人にやさしくする気もおきんしね。
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