おにぎり実存的謙虚さとは、なんなん?



簡単に言うと、有限性を自覚した強さって感じかな。
謙虚さとは自分の能力や立場におごらず素直に他者を尊重して、学ぶ姿勢を持ち続ける心や態度の事ですが、これは自分の存在そのものについても適用できます。それを実存的謙虚さといい、よりよく生きる上では非常に重要な姿勢です。これを人生に取り入れると、長期的幸福感が高まります。
そんな感じですんで、実存的謙虚さとはなんなのか、気になりますよね?結論から言うと、実存的謙虚さとは、「人間は有限で不完全な存在である」という事実を受け入れた上で、それでも主体的に生きる態度の事です。





自分の有限性に目を向けるというのが、非常に重要な点やな。
実存的謙虚さの高い人ほど、人間関係が豊かで不確実性耐性が高い傾向にあり、長期的な幸福感が高まります。そのため、幸福を感じていきたいのであれば、自分の人生に実存的謙虚さの要素を加えるのも賢い選択といえるでしょう。矢張り、どうせ生きるなら幸せになりたいですもんね。
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実存的謙虚さの定義と高い人の特徴





実存的謙虚さって、なんなん?



ふむ、定義は以下の通りや。
まず結論から言うと、実存的謙虚さとは、「人間は有限で不完全な存在であるという事実を受け入れた上で、それでも主体的に生きる態度」のことを言います。
実存的謙虚さは、単なる「控えめ」や「自己評価が低い」といった状態などではなく、実存心理学の文脈では、Irvin D. Yalom の提示した「死・孤独・自由・無意味という実存的課題に向き合う姿勢」と重なるものです。そして、実存的謙虚さが高い人の特徴としては、以下のようなものがあります。
実存的謙虚が高い人の特徴
- 特徴①:自分の無知を受け入れられる
- 特徴②:不確実性耐性が高い
- 特徴③:他者を支配しようとしない
- 特徴④:自己物語を絶対視しない
- 特徴⑤:人間関係で過度に防衛しない



それぞれ、詳しく見ていこう!
特徴①:自分の無知を受け入れられる


実存的謙虚さが高い人の特徴の1つ目は、「自分の無知を受け入れられる」です。
実存的謙虚さが高い人ほど、自分の知識の限界を認められるため、自分の無知を受け入れて思考の更新が早い傾向にあります。



知的謙虚さと、同じ感じの特徴やね。
きっと勘がいい方は、「これって知的謙虚さの特徴では?」と思われたかもしれませんが、大正解です。実存的謙虚さが高い人は、自分の限界全般に対してよく理解ができているため、知識面においても、知的謙虚さがある人達と同じような特徴を発揮するといえます。
そのため、実存的謙虚さが高い人は、立場が強かろうが弱かろうがそんな事に関わらず、きちんと自分に間違いがあれば素直にそれを認めて直していけるといえるでしょう。
実存的謙虚さが高い人は自分の無知を受け入れられる
特徴②:不確実性耐性が高い


実存的謙虚さが高い人の特徴の2つ目は、「不確実性耐性が高い」です。
実存的謙虚さが高い人ほど、あいまいさに耐えることができ、白黒思考に陥りにくく不安な気持ちをひきずらない傾向にあります。



なるほど、あいまいさに対して耐性あるんやな。
実際、曖昧さに耐えられる人ほど、不安が慢性化しにくいことが示されていますね。
参考:Into the unknown: A review and synthesis of contemporary models involving uncertainty
実存的謙虚な人は、自分という存在の有限性を見つめているため、自分がいつ揺らぐかわからない不確かな存在であることをよく理解しています。
そのため、あいまいな物事に直面しても、それに動じることはあまりないというのも自然というわけです。
実存的謙虚さが高い人は不確実性耐性が高い
特徴③:他者を支配しようとしない


実存的謙虚さが高い人の特徴の3つ目は、「他者を支配しようとしない」です。
実存的謙虚さが高い人は他者もまた自分と同様に有限な存在で、葛藤を抱える存在だと理解しているため、他人に対して寛容で対等な立場から関係を築こうとする傾向にあります。



ふむ、なんだかセルフコンパッションに通ずるものがあるな。
そのため、実存的謙虚さが高い人はコントロール欲求が低いので、人間関係でトラブルを起こすことは少ないでしょう。すくなくとも、以前取り上げたモラルグランドスタンディングのようなこれ見よがしな自己顕示はしないといえます。
実存的謙虚さが高い人は他者を支配しようとしない
特徴④:自己物語を絶対視しない


実存的謙虚さが高い人の特徴の4つ目は、「自己物語を絶対視しない」です。
実存的謙虚さが高い人は自己物語、つまり「自分はこういう人間だ」という物語に執着を持っていない傾向にあります。



ふむ、変わることを恐れないんやな。
というのも、実存的謙虚さが高い人は、自己と自己に関する物語を分離してとらえることができるから。これは、Steven C. Hayes のACT理論における自己としての文脈という概念に、相当するものといえるでしょう。
そのため、実存的謙虚さが高い人は「自分は~であるべき」といった執着が薄く、常に柔軟にアイデンティティを更新していく、非常の進化的存在といえるでしょう。
実存的謙虚さが高い人は自分の無知を受け入れられる
特徴⑤:人間関係で過度に防衛しない


実存的謙虚さが高い人の特徴の5つ目は、「人間関係で過度に防衛しない」です。
実存的謙虚が高い人は、批判されてもそれを存在否定と感じたり失敗してもそれを自分の価値の消滅などとは考えない傾向にあります。これは、前述の内容と重複しますが、自己と他者からの評価を分離させて考えることができるからですね。



たしかに、批判や失敗を自己否定と結び付けがちよなあ。
そのため、実存的謙虚さが高い人は謝罪や修正がスムーズであり、人間関係を円滑に進めやすいといえます。ようは、実存的謙虚さが高い人はコミュニケーションコストが低いんです。
実存的謙虚さが高い人は自分の無知を受け入れられる
実存的謙虚を身に着けることの利点





実存的謙虚を身に着けることの利点って、なんなん?



ふむ、利点は以下の5つやね。
つぎは、実存的謙虚を身に着けることの利点について、見ていきたいと思います。実存的謙虚を身に着けることの利点は、以下の通りです。
実存的謙虚を身に着けることの利点
- 利点①:メンタルの安定性が高まる
- 利点②:認知の柔軟性が上がる
- 利点③:対人関係の質が向上する
- 利点④:ナルシシズムから自由になる
- 利点⑤:長期的幸福感が高まる



それぞれ、詳しく見ていこう!
利点①:メンタルの安定性が高まる


実存的謙虚を身に着けることの利点の1つ目は、「メンタルの安定性が高まる」です。
実存的謙虚さが高い人は、自分の有限性を自覚している、つまりポジティブな意味合いで自分の死と向き合っているわけですが、そもそも有限性を受け入れることで、防衛反応が弱まり慢性不安が低減します。



有限性の受容は、有用なんやね。
実際、死の意識は、人生の意味感を高めることが示されていますね。
参考:Two decades of terror management theory: a meta-analysis of mortality salience research
具体的に言うと、実存的謙虚が高いと完ぺき主義や抑うつ傾向に陥るリスクが減ったり不確実性耐性が向上し、それがメンタルの安定に寄与するという感じです。
利点②:認知の柔軟性が上がる


実存的謙虚を身に着けることの利点の2つ目は、「認知の柔軟性が上がる」です。
実存的謙虚さが高い人は前述のように自己の誤りを素直に認める事が出来る上、自己と出来事を分離して柔軟に考えられます。



たしかに、せやったね。
そのため、実存的謙虚さが高いと学習効率が高くなり、自己成長の速度がかなり早くなっていくといえるでしょう。実際、自己の誤りを認められる人ほど、学習効率が高い事が示されていますね。
参考:Cognitive and Interpersonal Features of Intellectual Humility
また、実存的謙虚さは、知的謙虚さと強く関連することが示されていますので、実存的謙虚さが高くなると以下の陽の特徴を獲得できるといえるでしょう。
- 情報更新が早い
- エビデンス重視
- バイアス修正が可能
- 認知免疫化が起きにくい
利点③:対人関係の質が向上する


実存的謙虚を身に着けることの利点の3つ目は、「対人関係の質が向上する」です。
実存的謙虚さが高くなると、他人に寛容で対等な立場で接せることが可能になるため、あつれきが起こりにくくなります。そうなると、自然と対人関係が向上していく効果が期待できるといえましょう。



確かに、他人に寛容だとあつれきが減るわね。
実際、謙虚さは関係満足度と関連することが報告されていますね。
参考:Humility and Relationship Outcomes in Couples: The Mediating Role of Commitment
具体的に言うと、実存的謙虚さが高くなるとコミュニケーションにおいて、以下のような特徴を身に着けることが可能になります。
- 過度な期待を押し付けない
- 相手を変えようとしない
- 優位性アピールをしない
利点④:ナルシシズムから自由になる


実存的謙虚を身に着けることの利点の4つ目は、「ナルシシズムから自由になる」です。
実存的謙虚さが高くなると、自分の有限性に対して理解が進み、自分を過剰に大きく見せ承認欲求を満たそうとするナルシシズムから距離を置くことができます。



なるほど、ナルシシズムから距離をおけるのはいいことやね。
実際、ナルシシズムは脆弱な自己評価と関連しています。
実存的謙虚が高まれば、健全な自己評価を保ちつつ、誇大自己にも自己否定にも傾かない状態を実現できるでしょう。
利点⑤:長期的幸福感が高まる


実存的謙虚を身に着けることの利点の5つ目は、「長期的幸福感が高まる」です。
実存的謙虚さが高まれば、自己超越、つまり「自分という存在が社会、自然、宇宙などのより大きな全体の一部であると感じることでもたらされる利他的で精神的な高揚状態」が実現されるようになります。



自己超越、、マズローやん。
実際、自己を超えて他者・目的と繋がる経験は、意味感や生きがい(eudaimonic well-being)と関連することが示されています。
この自己超越は幸福と関連することが知られていますので、実存的謙虚さを高めると人生満足度が向上すると考えることができるでしょう。
実存的謙虚さを高める方法ステップ3





実存的謙虚さを、高める方法とかあるんか?



あるで!以下の3ステップをやってみてや!
つぎは、実存的謙虚さを高める方法について、みたいきたいと思います。実存的謙虚さを高める方法は、以下の通り。
実存的謙虚さを高める方法ステップ3



それぞれ、詳しく見ていこう!
ステップ①:限界の自覚


実存的謙虚さを高める方法のファーストステップは、「限界の自覚」です。
まずは、以下の5つのカテゴリーについて、自分の限界を具体的に言語化していきます。具体的には、以下の表から1カテゴリー選んで、 3分間でできるだけ具体的に書き出し、最後に「それでも、私はこの条件の中で選択できる」と付け加えます。
| カテゴリー | 具体的に考えるポイント | 書き出し例 |
|---|---|---|
| 知的限界 | 知識・理解・判断の誤り | 私は自分の考えを「事実」だと思い込みやすい、自分が知らないことは想像以上に多い、今の信念も将来変わる可能性がある |
| 予測の限界 | 未来・他人の反応・結果 | 私は未来をほとんど正確には予測できない、他人の本心は完全には分からない、努力しても結果はコントロールできない部分がある |
| 感情の限界 | 感情の暴走・錯覚 | 今感じている不安は事実ではない可能性がある、怒りは一時的な生理反応に過ぎないかもしれない、感情は私の全体ではない |
| コントロールの限界 | 他者・環境・評価 | 私は他人を変えることはできない、すべての人に好かれることは不可能、環境を完全に支配することはできない |
| 存在的限界 | 死・老い・偶然性 | 私は必ず老いる、いつか必ず死ぬ、人生には理不尽が含まれている |



ふむ、ちょいとしんどそうな作業やなあ。
人は漠然と「自分は未熟だ」と思うと、自己否定や無力感を感じやすいですが、構造化された限界認識については「私は全能ではない。しかし、できる範囲はある」という安定した立ち位置の確立に役立つので有益です。
ステップ②:態度の選択


実存的謙虚さを高める方法のセカンドステップは、「態度の選択」です。
前ステップで書き出した分の横に、つぎは「では、この条件の中で私はどんな態度を取るか?」」と書きたして、今度は態度の選択を行っていきます。



ふむ、態度の選択、、具体的に教えてくれん?
たとえば、先の作業で「私は自分の意見を正しいと思い込みやすい」と書いた場合を考えてみましょう。この場合、選択する態度の候補としては例えば以下のようなものがあげられるでしょう。
- 反論されたらまず質問する
- 3秒待ってから意見を言う
- 「かもしれない」を付けて話す
そして、もし「他人は変えられない」と書き出していた場合なら、選択する態度の候補としては例えば以下のようなものがあげられると思います。
- 説得ではなく提案にする
- 相手の選択を尊重する
- 自分の行動に集中する
このような作業によって、主体性が芽生え実存的謙虚さが強化され始めます。
ステップ③:不確実性トレーニング


実存的謙虚さを高める方法のサードステップは、「不確実性トレーニング」です。
前ステップで選択する態度を決めたら、いよいよ実践していくわけですが、態度を決めても現実ではなKぁ中うまく実践できないでしょう。そのため、行動実験が必要となるので、「私は全能ではない」という前提を実生活で繰り返し体験する練習である不確実性トレーニングを行う必要があります。



具体定にどうやるん?
たとえば、知的限界 において「質問する」という態度を選んだ場合を考えてみましょう。この場合の不確実性トレーニングの例としては、以下のようなものが考えられます。
不確実性トレーニング(知的限界の場合)
- あえて自分と逆意見の記事を読む練習
- 意図的に「教えてください」と言う練習
- 反論せず最後まで聞く練習
そして、かりに存在的限界 において「 今できることを選ぶ」という態度を選択したのであれば、例えば以下のような不確実性トレーニングが想定できるでしょう。
不確実性トレーニング(存在的限界の場合)
- 結果を気にせず1つ行動する
- 完璧でなくても提出する
このように自分の選択した態度に則した不確実性トレーニングを実施していくことで、着実に実存的謙虚さは培われていくと思います。
実存的謙虚さに関するFAQ





まだ、気になることがあるんよね。



ふむ、最後に疑問にこたえていこうかの。
最後に、実存的謙虚さに関する疑問について、答えていこうと思います。
FAQ①:実存的謙虚と自己肯定感は矛盾しない?


実存的謙虚は端的に言えば「自分は不完全である」と認める態度ですが、自己肯定感は「自分は不完全であるがそれでも自分には価値がある」と感じることですので、両立します。
FAQ②:実存的謙虚が高いと自己主張が弱くならない?


実存的謙虚が高い人は、「自分が間違う可能性」を知っているため、防衛的にならずに主張できるのでむしろ逆だと考えられます。
実存的謙虚さの高い人の自己主張は基本的に攻撃的ではないと考えられるため、相手に配慮しつつ行うアサーションにかなり近しい形態をとることが多いのではないでしょうか。
FAQ③:実存的謙虚と知的謙虚さの違いは何?


知的謙虚さは自分の知識の限界を認めることですが、実存的謙虚さは 自分の存在そのものの有限性を認めることですから、対象の広さが違います。
参考:Cognitive and Interpersonal Features of Intellectual Humility
FAQ④:実存的謙虚は後天的に伸ばせる?


実存的謙虚さは、後天的に伸ばすことが可能です。
実存的謙虚さは、実存的テーマ(死・自由・孤独・意味)に意図的に向き合うことで鍛えられるとされています。ちなみに、Irvin D. Yalom は、死の自覚が人格的成熟を促すと述べていますね。
FAQ⑤:実存的謙虚と自己否定の違いは何?


自己否定は「自分は価値がない」と考えることですが、実存的謙虚は「自分は有限だが価値はある」と理解するため、両者は本質的に全く異なります。
FAQ⑥:実存的謙虚を高めると人生は楽になる?


実存的謙虚さを高めると、人生が楽になるというよりも、以下のような変化が得られることで不安で心が揺らぎにくくなります。
- 失敗しても崩れにくい
- 批判で折れにくい
- 不確実性に耐えられる
ただし、不安がゼロになるわけではない点には注意が必要ですね。
実存的謙虚さとは有限性を自覚した強さ!実存的謙虚さを高めたいならまずは自分の限界を知ることから始めよう!


実存的謙虚さとは、「人間は有限で不完全な存在である」という事実を受け入れた上で、それでも主体的に生きる態度のことであり、非常に大ざっぱな言い方をするなら、有限性を自覚した強さと表現できます。なお、実存的謙虚さが高い人ほど不確実耐性も長期的な幸福度も高い傾向にあります。
そのため、できるだけ人生を幸せに生きたいという方は、実存的謙虚さの要素を人生に組み込んでいくのが賢明でしょう。実存的謙虚さの要素を意識的に取り入れていくと、きっと人生に前向きになれるはずです。なお、実存的謙虚さを高めたいなら、まずは自分の限界を知ることから始めるの最善ですね。



自らの有限性を知ってからが、本番や!
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