おにぎり私を殺さないものは私を強くするって、ガチ?



せやな、およそガチやね。
「私を殺さないものは私を強くする」とはニーチェの言葉であり、一部の人たちの間では「逆境を乗り越ええるための名言」として非常に重宝されています。ただ、この言葉に対して直感的に少し大げさというか、懐疑的な気持ちになる方もいるでしょう。
そんな感じですから、「私を殺さないものは私を強くする」が妥当なのか、気になりますよね?結論から言うと、「私を殺さないものは私を強くする」は、基本的に以下の理由から妥当です。
「私を殺さないものは私を強くする」が正しい理由





適度なストレスは逆境耐性を高めるてのが、この言葉の核心や。
「私を殺さないものは私を強くする」という言葉は、心理学的観点からは基本的に正しいといえます。ただし、ストレスが多すぎてトラウマが発生するような場合に関しては、害の方が多いので完全に例外です。そして、この言葉は自分に使うならともかく、他人に対して使うのはやめた方がいいですね。
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「私を殺さないものは私を強くする」が正しい3つの理由





「私を殺さないものは私を強くする」が、正しいん?



基本的に、正しいんやで。
まずは、「私を殺さないものは私を強くする」が正しい理由について、みたいきたいと思います。「私を殺さないものは私を強くする」が正しい理由は、以下の通りです。
「私を殺さないものは私を強くする」が正しい理由
- 理由①:低〜中強度ストレスは逆境耐性を高める
- 理由②:逆境は自己効力感を向上させる
- 理由③:環境ストレスは適応を促す選択圧になる



それぞれ、詳しく見ていこう!
理由①:低〜中強度ストレスは逆境耐性を高める


「私を殺さないものは私を強くする」が正しい理由の1つ目は、「低〜中強度ストレスは逆境耐性を高める」です。
生物学・医学の分野では、細胞が微量のストレス(放射線、熱、化学物質など)を感知すると、防御・修復機構が予防的に活性化しより強くなろうとするホルミシスと言われる現象が広く報告されています。



ホルミシス、、、初めて聞いたわ、、。
低〜中強度のストレス刺激であれば、このホルミシスによって細胞や個体レベルで防御・修復経路を活性化し、将来のストレッサーに対する耐性を高めるので、「私を殺さないものは私を強くする」という言葉は正しいと結論できるでしょう。
ちなみに、筋力トレーニング、断続的断食、軽度の酸化ストレス誘導物質などもホルミシスの代表例の一種といえますね。
「私を殺さないものは私を強くする」は低〜中強度ストレスは逆境耐性を高めるので正しい
理由②:逆境は自己効力感を向上させる


「私を殺さないものは私を強くする」が正しい理由の2つ目は、「逆境は自己効力感を向上させる」です。
心理学では、困難に対処できたという経験(成功体験や生き延びた経験など)は経験者自身の自己効力感(~できるという感覚)を高め、次回以降の行動選択・パフォーマンス・ストレス対処に良い影響を与えると示されています。
参考:Self-efficacy: toward a unifying theory of behavioral change



ふむ、逆境を乗り越えると、自己効力感が上がるのね。
ようは、「自分は~というつらい経験を乗り越えられたのだから、つぎもきっと乗り越えられる」という自信がわいてきて、パフォーマンスが向上するという事ですね。
もっとも、あまりにも成果主義的になりすぎると、その成否にかかわらず「成果が出なかったらやったところで意味がない」という考えを内面化することになりますので、あくまでも「やり切る、乗り切ること」に重点を置いた方がいいと個人的には思います。
「私を殺さないものは私を強くする」は逆境は自己効力感を向上させるので正しい
理由③:環境ストレスは適応を促す選択圧になる


「私を殺さないものは私を強くする」が正しい理由の3つ目は「環境ストレスは適応を促す選択圧になる」です。
集団や個体が継続してストレッサーに晒されると、適応(行動・生理・遺伝的)が起こりやすくなります。



ふむ、ストレス刺激により、適応がうながされるって事かあ、、。
すごく雑な言い方ですが、環境から一定以上のストレスを受けると、「あ、これは変わらないと日止めにあうぞ、、、」と危機感を感じて徐々にストレスの少ない形に変化していこうとするって感じですね。
事実、進化生物学のレビューは、環境変化やストレスが種や集団の適応を促す要因になることを示しています。
参考:Environmental stress, adaptation and evolution: an overview
もっとも、ストレスが大きすぎると、本人が適応しきれずに挫折したりトラウマを抱えたりするので、ストレスの程度については本人が無理なく乗り越えられる程度である必要がありますがね。
「私を殺さないものは私を強くする」は環境ストレスは適応を促す選択圧になるので正しい
逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法5ステップ





逆境でこの言葉は、どう運用したらいいん?



以下の手順で、運用するといいと思うで。
つぎは、逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法について、見ていこうと思います。逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法は、以下の5ステップです。
逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法5ステップ



それぞれ、詳しく見ていこう!
ステップ①:本当に殺さない逆境かを判定する


逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法のファーストステップは、「本当に殺さない逆境かを判定する」です。
先ほど少しふれましたが、ストレスが有益になるのはあくまでも「低~中程度」の場合に限ります。仮にストレスが本人にとって課題になりすぎた場合、適応障害やトラウマの発症などといった甚大な被害が生じるので、害の方が大きくなりますね。



無理は禁物やなあ、、。
そのため、「私を殺さないものは私を強くする」という言葉を深く内面化しすぎて、無理をしすぎるのだけはやめないといけません。
日常機能(睡眠・食事・職務)が著しく崩れていたり、依然楽しいと思えたことが楽しくなくなってきた、、なんて話になれば、かなり危険信号ですよね。
※「まず安全」の原則を外すと、格言の運用は致命的に危険になります。
精神的・身体的に危険な状況を、見落とさないのが大事です。
ステップ②:逆境を人格攻撃から情報に変換する


逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法のセカンドステップは、「逆境を人格攻撃から情報に変換する」です。
逆境に直面すると、しばしば「自分が弱いからうまくいかない」とか「なんで自分はこんなに無力なのか」等といったように、自分を責める方向に意識が向く人が結構います。これではただでさえ大変な状況が、さらに悪化していってしまいますね。



せやなあ、わざわざ自分で二次被害作り出してるまであるね。
そのため、逆境にあっては自分の陣過去を攻撃するのをやめて、むしろ「自分の不完全性をうけとめつつも今何ができるかを最大限考え抜きそれらをやり尽くす」というスタンスに切り替えた方が賢明でしょう。
なお、この際に自分に対する思いやりであるセルフコンパッションを実践することが重要になります。セルフコンパッションについて、気になる方は以下の記事を見てみて下さいね。
ステップ③:強さを3種類に分解して考える


逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法のサードステップは、「強さを3種類に分解して考える」です。
正味、「強くなる」と一言に言っても、具体的に何を指しているのかよくわかりにくいですよね。漠然と強くなることを目指しても、何をどう頑張っていいやら、、、となる事もしばしばです。そこで、逆境にあっては、一度自分が目指すべき強さやその優先度などについて、整理してみるといいでしょう。



強さの整理、、かあ、、、ふむ。
たとえば、逆境にあって伸ばすべきと考えられる強さの例としては、以下の様なものがあるかと思います。
- 耐性(壊れにくさ):感情反応の振幅が小さくし精神的な回復力を早める
- 判断力:相手や状況のパターンを見抜き誤判断を減らす
- 行動選択力:選択肢が増えリスクを管理して行動できる
事前に、上記のようにどんな強さをその体験から獲得するかをある程度明確にしておくと、設定した強さを向上させつつ困難に推し負けにくくもなるのではないかと思います。
ステップ④:最後に意味づけを行う


逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法のフォースステップは、「最後に意味づけを行う」です。
何か行動をしている時に「~には意味があるのか?」と考えてしまうと、パフォーマンスが下がりますし、何より自分のやっていることに不信感がわき結果自己効力感もがた落ちします。



んー、せやなあ、、そうかもしれん。
そのため、行動して一応の結果を獲得して精神的にある程度回復したあとに、「~という出来事からはいったい何を学んだのか?どんな価値があったといえるのか?」と振り返るようにするのがいいと思います。
まあ、大ざっぱに言うと、「やる時はやることに集中する」て事ですよね。ちなみに、よくいわれる「走りながら考える」というのも、この「行動する→結果を出す→意味付けする→また行動する」というループを高速で回転させているだけだったりします。
ステップ⑤:強くなった証拠を必ず言語化する


逆境で「私を殺さないものは私を強くする」を運用する方法のラストステップは、「強くなった証拠を必ず言語化する」です。
前ステップで意味付けができても、そもそもその経験をして「どのくらい強くなったのか」を自覚するための証拠を言語化できないと効果が半減してしまいます。



ふむ、言語化かあ。
たとえば、以下の様な要領で言語化を行っていくと、いいでしょう。
- 以前は~ができなかったが、今は~ができる
- 以前は~週間回復にかかったが、今回は2日で通常業務に戻れた
- 今回見抜けなかったシグナルは~だった。次回は~を確認する
本格的に言語化をしたい方は、短尺度の自己効力感スコア、睡眠日誌、回復日数などの客観指標を導入するといいかもしれません。
「私を殺さないものは私を強くする」を運用する際の注意点





この言葉を運用する際の注意点って、何かあるんか?



うむ、以下の4つあるで。
つぎは、「私を殺さないものは私を強くする」を運用する際の注意点について、見ていきたいと思います。「私を殺さないものは私を強くする」を運用する際の注意点は、以下の通りです。
「私を殺さないものは私を強くする」を運用する際の注意点
- 注意点①:強くなる前提で逆境に突っ込まない
- 注意点②:我慢=強さという誤認を捨てる
- 注意点③:他人にこの言葉を使わない
- 注意点④:意味づけを急がない



それぞれ、詳しく見ていこう!
注意点①:強くなる前提で逆境に突っ込まない


「私を殺さないものは私を強くする」を運用する際の注意点の1つ目は、「強くなる前提で逆境に突っ込まない」です。
先ほどふれたように、ストレスは低~中程度でないと、トラウマが発生したりしかねません。そのため、逆境に安易に「とりあえずやってみれば強くなれるだろ」みたいな安易な気持ちで足を踏み入れない方がいいと思います



とはいえ、事前にこの逆境には耐えられないだろ、とかわかる?
そのため、日頃から自分の過去の経験などを振り返って、自分のキャパシティーについて理解を深めておき、「自分はこのくらいのストレスになら耐えられるな」と予測をしておくのがいいでしょう。
あとは、自分が新たに何かをする際は、簡単に(簡単にと言うのがポイント。あまり調べすぎると逆にできなくなる可能性がある)その分野の体験談を読み込んで自分の手におえるかを予測したりするのもいいですね。
注意点②:我慢=強さという誤認を捨てる


「私を殺さないものは私を強くする」を運用する際の注意点の2つ目は、「我慢=強さという誤認を捨てる」です。
先ほどからふれているように、ストレスが多すぎると害の方が大きくなりますし、感情抑圧は長期的に燃え尽きやうつに繋がります。



ふむ、我慢はしすぎは問題やなあ。
そのため、間違っても「苦しみは美徳」とか「我慢することはいい事だ」等といった苦痛自体を肯定する思想を内面化しないようにしたいものです。
実際、いわゆるブラック企業勤務の人や過度に頑張りすぎる人達の中には、我慢できる自分に酔ってしまったせいで、燃え尽きになったり適応障害気味になったりしている人を結構見かけますからね、、、。本当に気を付けてほしい所です。
注意点③:他人にこの言葉を使わない


「私を殺さないものは私を強くする」を運用する際の注意点の1つ目は、「他人にこの言葉を使わない」です。
正直、この言葉を逆境にあって苦しんでいる人に対してかけるのは、適切ではありません。心に余裕があったりそもそもレジリエンスが高いなら話はまた変わってきそうですが、こんな言葉を困っている時に言われても「お前に何がわかる」と反発されるだけです。



まあね、そんなこといわれても、、、ではあるね。
これは、「やまない雨はない」とか「神は乗り越えられない試練を与えない」といった名言と同じといえますね。
苦しんでいる人に「この経験で強くなれるよ」などと短絡的に言うのは被害者の感情を矮小化し、二次被害を生みますから、逆境にあって困っている人に対して安易にこうした言葉をかけるべきではありません。
注意点④:意味づけを急がない


「私を殺さないものは私を強くする」を運用する際の注意点の4つ目は、「意味づけを急がない」です。
前述の通り、意味づけは回復の副産物ですから、急いで経験に対する意味付けを行おうとするのは禁物ですね。



ふむ、意味付けは急がない方がいいのね。
もし、無理やり急いで意味付けを行おうとすれば、未処理のトラウマが残ったり、意味付けできない事で「やっぱり、自分はダメなんだな、、」と自己肯定感や自己効力感を低下させる事にもなりかねません。
「私を殺さないものは私を強くする」に関するFAQ





まだ、気になる事があるんよね、、。



ふむ、んじゃ、最後に疑問に答えていこうかの。
最後に、「私を殺さないものは私を強くする」に関する疑問について、答えていこうと思います。
FAQ①:すべての逆境でこの方法は使えますか?


いえ、過度のストレスはトラウマや自殺リスクを高める要因となるので、ストレスが高い場合はまず危機対応(安全確保、医療介入)を行って回避行動をとった方がいいですね。


「私を殺さないものは私を強くする」という言葉は1889年刊行のフリードリヒ・ニーチェの『偶像の黄昏(Götzen-Dämmerung)』に由来します。なお、この言葉の原文は以下の通りです。
Was mich nicht umbringt, macht mich stärker.
「私を殺さないものは私を強くする」は基本的に正しい!ただし苦痛自体を肯定しすぎないように運用しよう!


「私を殺さないものは私を強くする」という言葉は心理学的観点からみて、基本的に正しいといえます。適度なストレスは逆境耐性を高めてくれますからね。これは有害とされる物質や刺激も、ごく微量であればかえって生体に有益な作用や活性化効果をもたらすというホルミシスによっても、説明できます。
ただ当然、ストレスが多すぎてトラウマが発生するなんて状況であれば、害が大きすぎますから、「私を殺さないものは私を強くするという言葉は苦痛自体を肯定しすぎないように気を付けて運用していく必要がありますね。



苦痛=有益という短絡的発想は避けよう!
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