誰とも気が合わない？誰とも気が合わないと感じる時にすべき6つのこと！

世の中には、「誰とも気が合わない、、」と悩む人が、ままいるものです。たしかに、ちょっと我が強かったり独特な発想をするようだと、なかなか気が合う人が少ないと感じるかもしれません。何を隠そう私自体が、結構な曲者なので、この気持ちはわかるんですよね、、、ああ、自分で言ってて悲し（笑）

そんな感じですから、誰とも気が合わない時どうしたらいいか、気になりますよね？結論から言うと、誰とも気が合わない時すべきことは、以下の通りです。

誰とも気が合わないと感じる時にすべきこと

「誰とも気ぎ合わない、、」との気持ちに、共感的理解はできます。ただ、そもそも気が合うの精度を高く見積もりすぎたら、気が合う人など誰一人いるはずありませんし、誤解しているだけの可能性もあります。そのため、誰とも気が合わないと感じるなら、まずは認知の偏りがないか確かめる事から始めるのが最善です。

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誰とも気が合わないと感じる時にすべき６つのこと

まずは、誰とも気が合わないと感じる時にすべきことについて、考えていきたいと思います。誰とも気が合わないと感じる時にすべきことは、以下の通りです。

誰とも気が合わないと感じる時にすべきこと

まず認知の偏りを疑う

誰とも気が合わないと感じる時にすべきことの1つ目は、「まず認知の偏りを疑う」です。

誰とも気が合わないと感じている時、相手と気が合わない以前に、「自分が気が合いにくい状態になっている」という可能性も否定できません。そのため、一度、自分の認知が偏っていないかをきちんと見直す必要があります。

例えば、ストレスや気分の落ち込んでいる時ほど、人は出来事を自動的にネガティブに解釈しやすくなります（例：白黒思考、心の読み過ぎ）。これを自覚すると、対人評価の過大な一般化を止めやすくなりますね。

ですから、場面ごとに「事実（観察できること）」、「解釈（自分がつけた意味）」、「感情（自分が感じたこと）」の３つを短く書き分けるワークを1週間続けるのがおすすめです。継続している内に、気が合う人が増えてきたと感じるようになるかもしれません。

誰とも気が合わないと感じたらまず認知の偏りを疑ってみよう

同質性の錯覚を手放す

誰とも気が合わないと感じる時にすべきことの2つ目は、「同質性の錯覚を手放す」です。

人には誰しも同質性の錯覚、つまり簡潔に言うと「自分と完全に同じ人がいるはずorいないはず」と極端に思い込んでしまう認知のクセが備わっています。ただ、それをエスカレートさせて、「気が合う」を「価値観が完全一致する」と定義してしまうと、世界は99.9%気が合わない人で埋め尽くされてしまいます。

そのため、「価値観が100％あう人」を探すのではなくて、部分的に一致する人を見つける習慣をつけるようにするのが重要です。

参考:13 Cognitive Distortions Identified in CBT

誰とも気が合わないと感じたら同質性の錯覚を手放そう

どんな人と合いやすいか自己分析する

誰とも気が合わないと感じる時にすべきことの3つ目は、「どんな人と合いやすいか自己分析する」です。相性は自他の相互作用の産物なので、気が合う人が現れないのはあなただけの責任ではありません。

とはいえ、誰とも気が合わないと思ったら、一度自分の社交スタイル（内向/外向・会話テンポ・価値観の優先度）を自分でしっかりと理解するのが大事です。そうすれば、他者との出会いを戦略化できます。

ちなみに、以下の研究では、相性が部分的に一致する（20〜30%）場合でも十分に関係が成立することが示唆されています。そのため、そこまで「高い精度で価値観等々が一致しなければ、、、」等と考えなくて、大丈夫です。

参考:Calling Dunbar’s numbers

自分の社交スタイルを見直す際は、過去の「居心地が良かった人」の共通点を5つ書き出してみるのがおすすめです（話題、テンポ、ユーモア、価値観、表現の強さ等）。

誰とも気が合わないと感じたらどんな人と合いやすいか自己分析しよう

④:少人数の深い関係を目標にする

誰とも気が合わないと感じる時にすべきことの4つ目は、「少人数の深い関係を目標にする」です。

人は認知的に処理できる人間関係のサイズに上限があり、深さには自然な上限というものがあります（例：5人・15人・50人・150人という層）。また、人との関係における満足は、少数の質の高い交流から得られやすいといわれるため、変に躍起になって気の合う人を増やそうとしなくても大丈夫です。

参考:Dunbar’s number

具体的には、月に1〜2回、深掘りできそうな人（趣味や価値観が近い人）とあえて少人数で会う機会を作ったり、サークル、習い事、小さいコミュニティといったものを活用して、気が合う人達を探すようにするのがいいでしょう。

誰とも気が合わないと感じたらまず認知の偏りを疑ってみよう

今の自分の心の余裕をチェックする

誰とも気が合わないと感じる時にすべきことの5つ目は、「今の自分の心の余裕をチェックする」です。

睡眠不足・慢性ストレスは他者との共感能力を低下していき、他人と合わないといった感覚が増幅していきます。それにストレス等がたまれば、認知能力自体も低下しますから、なおさらです。

そのため、「気が合う人なんて誰もいない」と思う時は、いったん、意を決して休息を最優先に行動してみて下さい。特に、以前にもましてそうした気持ちが強まっているという自覚があるなら、なおのことです。

誰とも気が合わないと感じたら今の自分の心の余裕をチェックしよう

自分軸で生きれているか確認する

誰とも気が合わないと感じる時にすべきことの5つ目は、「自分軸で生きれているか確認する」です。

先ほどふれたことと少し重複するかもしれませんが、そもそも「誰とも気が合わない」と感じるのは、あなたが自分の価値観を理解し、それに沿った行動や言動をとっていないからかもしれません。

つまり、いつも取り繕った仮初の自分でいるせいで、他人もその仮初のあなたを本当のあなたと感じて関わってくるので、必然的にあなたと相性が悪くなっているという事ですね。取り繕って演技している仮面に惹かれて寄ってきた人に素顔を見せたら、素顔と仮面との落差によって「思ってたんと違う」と去られるのも無理はないでしょう。

そのため、自分の大事にしたいものを明確にして、改めてそれをベースにして行動を組み立てていくようにするのがベストです。そうすれば、自分の価値観が行動に反映されて、似たような価値感の人が集まってきやすくなるでしょう。自分軸について、詳しく知りたい方は以下の記事を見てみて下さいね。

参考:自分軸の作り方とは？自分軸を作る事によって得られる５つのメリット！

誰とも気が合わないと感じたらまず認知の偏りを疑ってみよう

誰とも気が合わないと感じることは全くおかしくない３つの理由

つぎは、誰とも気が合わないと感じることは全くおかしくない理由について、見ていきたいと思います。誰とも気が合わないと感じることは全くおかしくない理由は、以下の通り。

誰とも気が合わないと感じることは全くおかしくない理由

理由①:そもそも気が合う人はレア

誰とも気が合わないと感じることは全くおかしくない理由の1つ目は、「そもそも気が合う人はレア」です。

ここまで触れてきたことでもありますが、そもそも「お！この人気が合うな！」と思うような人に巡り合えることなんて、レアなんですよね。なので、気が合う人と中々会えなかったとしても、「誰とも気が合わない、、」などと落ち込むことはありません。

実際、人間の関係は多層的で、最も親しい層は非常に小さいものです（5〜15人）。正直、’「誰も気が合う人がいない、、、」といったいる人の多くは、単に「そもそも関わる人の人数が少なすぎる」ともいえます。

そもそもレアなのですから、積極的にいろんな人と会って、自己理解と他者理解を深めつつ気の合う人を探すしかありません。

理由②:ストレスは他人と合わない感覚を増幅する

誰とも気が合わないと感じることは全くおかしくない理由の2つ目は、「ストレスは他人と合わない感覚を増幅する」です。

先ほども触れましたが、急性・慢性ストレスは感情の読み取りや共感表出に影響し、他者理解が難しくなるため「合わない」と感じやすくなります。

実際、臨床・神経科学分野では、ストレス下で情動共感が阻害されることを報告していますね。

参考:The association between acute stress & empathy: A systematic literature review

そのため、状況によっては、誰にでも「誰とも気が合わない、、、」という気持ちが芽生える可能性はあるんです。もし「誰とも気が合わない」と思ったとしても、それはおかしくないですよ。

理由③:孤独や疎外感が強いと似た人は圧倒的少数と感じやすい

誰とも気が合わないと感じることは全くおかしくない理由の2つ目は、「孤独や疎外感が強いと似た人は圧倒的少数と感じやすい」です。

先ほどふれたように、人は平時は「自分と似たような人は結構いるものだ」と思いがちですが、孤独感や疎外感に精神がむしばまれると、一転して「誰も自分と気が合う人はいない」とか「誰も自分と分かり合える人などいない」といった考えやすくなります。

孤独や疎外感が強いと、「似ている人を見落とす」、「差異ばかりに注意が向く」などといった認知バイアスが発生して、世界が自分と合わない人ばかりかのように見えてしまうんですね。

人は生きている中で、何度かこうした疎外感や孤独感を感じる局面に立たされるものですから、もうこうした気持ちになる事があっても仕方ありません。

誰とも気が合わない時に合わせるべきか見極める3つの基準

つぎは、誰とも気が合わない時に合わせるべきか見極める基準について、考えていきたいと思います。誰とも気が合わない時に合わせるべきか見極める基準は、以下の通りです。

誰とも気が合わない時に合わせるべきか見極める基準

基準①:相手がこちらを尊重しているかどうか

誰とも気が合わない時に合わせるべきか見極める基準の1つ目は、「相手がこちらを尊重しているかどうか」です。

当たり前言えば当たり前ですが、相手がこちらを尊重せず軽んじているのであれば、仕事など特殊な状況をのぞけば、合わせてやる義理など一切ありません。

逆に、気が合わない相手であっても、向うが明確にこちらを尊重する意思を表明しているのであれば、「気は合わないけど、少し合わせてもいいか」と譲歩するのも悪くない選択肢です。

実際、そう多くはないですが、私もこうした「なんかこの人性格が合わない気がするんだよな、、」という人にあった際に、向うが尊重する態度だったので、少し譲歩して話を合わせる等して深い話をしてみたら、いつの間にか仲良くなっていた、、という経験があります。尊重する意思が向うにあるなら、あえて関わってみるのも手ですね。

基準②:自分のエネルギーの収支がプラスかどうか

誰とも気が合わない時に合わせるべきか見極める基準の2つ目は、「自分のエネルギーの収支がプラスかどうか」です。

気が合わない相手であっても会った後に回復できるor成長が感じられるなら合わせるのもありかもしれません。ただ、逆に消耗しかないなら撤退が合理的選択と言えます。

それに先ほどふれたように、ストレス過多になると、どうしても「気が合わない人がばかリ、、、」といった心理に陥りやすくなりますから、気を付けたいものです。

基準③:自分が相手との関係を望んでいるか

誰とも気が合わない時に合わせるべきか見極める基準の3つ目は、「自分が相手との関係を望んでいるか」です。

もし「この人とは気が合わない」と感じても、「いや、それでもこの人とはいい関係を築きたい」と思うことはありますよね。そんな時は、相性がよくない事は承知の上で、「あえて関係を構築する努力を積極的に行う」のがおすすめです。

もし、心から相手との関係を望んでいる場合、合わせた結果がよかろうと悪かろうとそれ相応に納得がいくはずです。むしろ、「気が合わなそうだし、、、」としり込みしていたら、失敗はしないかもしれませんが、後々公開につながる可能性もあります。

それに、意外と深くかかわってみたら、「気が合う部分があった！」という事もあるものです。あまりすぐに「この人とは気が合いそうにない」等と決めつけない事が大事ですね。

誰とも気が合わないと感じる時にありがちな疑問

最後に、誰とも気が合わないと感じる時にありがちな疑問について、答えていきたいと思います。

疑問①:長期間誰とも合わないのは病気？

必ずしもではないが、気分障害（抑うつ）や社会不安が背景にある場合もあります。気分や機能（仕事・日常生活）の低下が続くなら専門家（精神科/臨床心理）の評価を検討してください。CBTエビデンスはこうした認知と行動の改善に有効です。nhs.uk+1

疑問②:会話で合う部分を早く見つけるコツは？

相手の話の中から「関心ワード」を3つ見つけ、それに関連する自分の短いエピソードを1つ返す（自己開示1割ルール）。相手に「聞かれている」と感じさせると関係の温度が上がりやすい。心理的安全性の確保がポイントです。Psych Safety

疑問③:すぐに誰とも合わないと感じる自分を変えたい、、

まずは睡眠・栄養・運動の基礎を3週間だけ整える（心の余裕を回復するため）。同時に1日1回、事実と解釈を分けるワークを行うと認知の偏りが減り、対人評価が安定します。ストレスが軽減すると共感能力も回復します。

疑問④:SNSは合う人探しに役立つ？

役立つが注意が必要。SNSは接触機会を増やす反面、表層的・断片的な交流に留まりやすい。深めるためにはオンライン→オフラインへの橋渡し（小規模イベント参加など）が鍵です。Royal Society Publishing

誰とも気が合わないと感じる時はまず認知の偏りを疑おう！相手がこちらを尊重しているかどうかを基準に合わせるべきか考えよう！

誰とも気が合わないと感じる時は、まず認知の偏りを疑ってみるのが最善です。というのも、誰とも気が合わないと思っている時は多くの場合、自分が偏ったものの見方をしたり、相手に対して偏見を持っているせいで気が合わないと誤解している、、という事も少ないから。

それにそもそも「気が合う」の精度を高く設定してしまうと、誰とも気なんてあるはずがありません。みんな、それぞれ別の個性をもった人間ですからね。なお、気が合わない相手であっても、相手がこちらを尊重しているのであれば、少し合わせてみるのもいいでしょう。もしかしたら、良縁に化けるかもしれません。

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