オシャレな人が怖い心理とは？オシャレな人が怖くなくなる3つの思考法！

「オシャレな人が怖い」という人は、世の中に結構いるものです。そして、こうした恐怖心を持つ方と話をしてみると、「自分でもよくわからないけど怖い」という方もおり、意外と本人もこうした心理についてよく理解できていない事が少なくありません。

そんな感じですから、オシャレな人が怖い心理について、気になりますよね？結論から言うと、オシャレな人が怖い心理は、以下の通りです。

オシャレな人が怖い心理

オシャレな人が怖い心理には主に上記の3つがありますが、これらの背景にはいずれも「比較による自己評価の低下」があります。自分とオシャレな他人を比べて感じる劣等感が、恐怖の根底にあるといえるでしょう。ただ誰でもオシャレにはなれるので、他人と比較するより過去の自分と比較していきたいものですね。

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オシャレな人が怖い３つの心理

冒頭でも申し上げた通り、オシャレな人が怖い心理の根底にあるものは、「比較による自己評価の低下」です。

そのことにふれた上で、改めて、オシャレな人が怖い心理について、具体的に見ていきたいと思います。オシャレな人が怖い心理は、以下の通りです。

オシャレな人が怖い心理

心理①:バカにされないか怖い

オシャレな人が怖い心理の1つ目は、「バカにされないか怖い」です。

オシャレな人に対して、「こんなあか抜けない地味な有様ではバカにされてしまうんじゃないか、、」と思ってしまう人は、結構います。

特に、学生時代に地味でいわゆるカースト上位の陽キャたちからいじめやからかいを散々受けてきた、、という方に関しては、オシャレな人に対して強いアレルギーがある場合が多い印象でしょうです。

いわゆる陽キャたちほど、なんだかんだ早くからオシャレに目覚めていますから、「オシャレな人＝陽キャ＝自分を攻撃する人」という構図が頭の中に出来上がってしまっているというわけですね。

心理②:自分が見劣りしないか怖い

オシャレな人が怖い心理の２つ目は、「自分が見劣りしないか怖い」です。

自分のファッション含む容姿の洗練度に自信がなく他人から見てもあか抜けていない場合、オシャレな人のそばに自分がいるとどう考えても自分が引き立て役になってしまいます。

もし「出来るだけ人に注目されたくない」とか「オシャレな人と比較されて劣っている（地味、芋くさい等）と認識されたくない」と思っている人からしたら、こうした状況は最悪も最悪の状況です。

そのため、自分のファッション含む容姿の洗練度に自信がない人ほど、オシャレな人に対して「怖い」とか「近寄りがたい」といった思いを抱きやすいといえます。

心理③:考えがわからず近寄りづらい

オシャレな人が怖い心理の３つ目は、「考えがわからず近寄りづらい」です。

自分がまったくシャレっ気のない地味子や芋男であった場合、オシャレをしている人はは完全に別世界の人達ですから、「どんな性格でどんな考えをしているのか」なんて全く想像できないでしょう。仮に、彼らの内面が自分と同じようであっても。

ようは、「自分のことを理解し受け入れてくれるよう菜人ではなさそうだ」と感じて、強い警戒心が生まれてしまうというから、オシャレな人が怖いというわけです。

ただ、これは確実に言えるのですが、オシャレな人の中には元から陽キャの人もいれば元ドインキャのもおり、まさに千差万別で、一様ではありません。現在の見た目だけにとらわれて、内面を決めつけてしまうのは違うんですね。

オシャレな人が怖い気持ちに対処する3つの思考

つぎは、オシャレな人が怖くなくなる思考法について、見ていきたいと思います。オシャレな人が怖くなくなる思考法は、以下の通り。

オシャレな人が怖い気持ちに対処する思考法

思考法①:比較の矢印を外に向けない

オシャレな人が怖い気持ちに対処する思考法の1つ目は、「比較の矢印を外に向けない」です。

前述の通り、オシャレな人が怖いという心理の背景には、「比較による自己評価の低下」があります。そのため、比較の矢印を外に向ける、つまり「自分と他人を比べて自分は～」といった認知をとらないようにするのが大事です。

具体的に言うと、自分と他人を比較するのではなく、自分と過去の自分を比較して「今はどうか？」と考えるといった感じですね。実際、この思考は以前の記事でもふれたように、オシャレをする際にも非常に重要です。

参考:オシャレする勇気がない？オシャレする勇気 がない人がまずすべき３つのこと！

思考法②:オシャレと人間性を分離する

オシャレな人が怖い気持ちに対処する思考法の２つ目は、「オシャレと人間性を分離する」です。

オシャレな人を見た時、その見た目の洗練された様からくるハロー効果などのせいで、「内面も整っていて近づきづらい」とか「美しいものが好きだからオシャレでない人は汚らわしいという事で嫌悪する」等と勝手に妄想することもあるでしょう。

ただ、これは実際にオシャレな人と話してみればわかりますが、オシャレな人には陽キャもいればインキャもいるし、コミュ障もいればコミュ強もいます。また、オシャレな人＝外向的or自己主張が強いと思いがちですが、むしろ内向的or口下手だからこそ印象を改善したくてオシャレにしている人もいたりします。

そのため、外見を人格と直結させるのではなく、外見と人格を分離していくのが大事です。正直、オシャレな人の性格は、一様ではないので、変な思い込みを持つのは得策ではありませんね。

思考法③:誰しも完ぺきではないと考える

オシャレな人が怖い気持ちに対処する思考法の３つ目は、「誰しも完ぺきではないと考える」です。

正味、あまり多くないと思いますが、経験上たまに「美意識にそって容姿も内面も洗練させようという意識が強い人」というのがいます。こうした人は、オシャレで洗練された容姿をしているだけでなく、行動もなかなかきれいにまとめているので、関わる方からしたら少々プレッシャーです。

とはいえ、人は誰しも完ぺきではありません。どんなに完ぺきに見えても、誰にでも弱みや苦手な事といったものはあるものです。それは、オシャレで独自の世界観を確立し、行動も洗練させている人とて例外ではあり得ません。

そこで、オシャレな人に対して怖いという気持ちを持ちがちな方は、オシャレな人を見たときには「この人にも弱点はあるんだ。自分とそう変わりはしない」等と考えるようにしてみて下さい。少し怖い気持ちが緩和されると思います。

さらに言っておくと、あなた自身の「こん何あか抜けないのはみっともない」といった気持を、自分への思いやりであるセルフコンパッションを実践して緩和するとさらに恐怖心は減るでしょう。セルフコンパッションについて、詳しくは以下の記事を見てみて下さいね。

参考：不完全で完全？自分を愛せるシンプルな３つの方法！

オシャレな場所が怖くなくなる5つの方法

つぎは、オシャレな場所が怖くなくなる方法について、見ていきたいと思います。オシャレな場所が怖くなくなる方法は、以下の通りです。

オシャレな場所が怖くなくなる方法

方法①:オシャレな場所を体験する場所 と考える

オシャレな場所が怖くなくなる方法の1つ目は、「オシャレな場所を体験する場所 と考える」です。

「オシャレな場所に行くのが怖い」と感じる人は、得てして「自分のような人間がそんな空間にいるのは場違いだ。そんな空間にいる資格は私にはない」といった卑屈な気持ちを持ちがちかと思います。ただ、当間ですが、そんな考えは持つ必要は、全くありません。

こうした考えをもってしまう背景には、オシャレな場所を「自分が評価される舞台」の様にとらえている心理があるのではないかと思います。

そこで、オシャレな場所を意識的に「評価される舞台」から「自分の体験の場」へととらえ直すようにすると、評価不安が下がるでしょう。つまり、オシャレなカフェなら、「おいしい抹茶ラテを楽しみつつおしゃれな雰囲気を味わう体験をしに来たのでOK」と考えるという感じですかね。

参考:Fear of positive evaluation and social anxiety: A systematic review of trait-based findings

オシャレな場所が怖くなくしたいならオシャレな場所を体験する場所 と考えよう

方法②:事前に安心できる導線を作る

オシャレな場所が怖くなくなる方法の2つ目は、「事前に安心できる導線を作る」です。

オシャレな場所は自分が普段身を置いている場所とは、様々な意味で違うために、身の置き場のなさや決まりの悪さを感じるとも言えます。そこで、オシャレな場所におもむく際は、交通手段や立地も含めて、あらかじめその目的地がどんな場所であるかをリサーチしておくのが賢明です。

たとえば、目的地がレストランであったなら、以下の様な行動取っておくといいでしょう。

このように不確実性を減らしておけば、オシャレな場所への抵抗感はいくぶん減らせるようになると思います。なお、この方法は後述する「段階的になれる」と原理的には同じです。

オシャレな場所が怖くなくしたいならオシャレな場所を体験する場所 と考えよう

方法③:段階的になれていく

オシャレな場所が怖くなくなる方法の4つ目は、「段階的になれていく」です。

いきなりオシャレな環境に飛び込もうとすれば、心理的ストレスが過大になってしまいます。そこで、徐々にオシャレ度の高い環境に慣れていく戦略をとるのが最善でしょう。

このようなアプローチは臨床心理学的には、段階的暴露とよばれるものであり不安治療における効果的手法として、知られています。

参考:The Role of Exposure in Treatment of Anxiety Disorders

たとえば、カジュアル→ややフォーマル→フォーマルなどのように段階を踏んで、徐々にオシャレ度の高い環境に適応していくといいでしょう。

オシャレな場所が怖くなくしたいならオシャレな場所を体験する場所 と考えよう

方法④:役割を持って入る

オシャレな場所が怖くなくなる方法の4つ目は、「役割を持って入る」です。

オシャレな場所へ行くことに抵抗感を覚える場合、「なぜそこに行くのか？」を明確にすると目的意識が芽生えて抵抗感が薄れます。

さらにそれに加えて、自分に役割（写真を撮る・一つの食べ物を試す等）を与えることでオシャレな空間における自分の存在理由が明確になり、「場違い感」が減るようになります。

たとえば、実際、こうした役割付与は行動のモチベーションを高めてくる実践的戦略です。

参考:The Role of Exposure in Treatment of Anxiety Disorders

オシャレな場所が怖くなくしたいならオシャレな場所に役割を持って入ろう

方法⑤:観察する意識をもつ

オシャレな場所が怖くなくなる方法の1つ目は、「観察する意識をもつ」です。

オシャレな場所に行くことへの恐怖感は、「自分のオシャレ度を査定されるのではないか、、」という意識から生まれていることが非常に多いと思います。

そこで、「自分が評価される側」から「観察者」に立場へ意識を変えていくのが、最善です。実際、注意の向け方を変えるだけで情動が変化することは注意制御研究（マインドフルネスに関するもの）でも示されています。

参考:A Systematic Review and Meta-Analysis of Mindfulness- and Acceptance-Based Interventions for Affect Intolerance/Sensitivity

なお、意識の使い方を訓練するためには、マインドフルネス、特にマインドフルネス瞑想の実践が手軽かつ効果的でおすすめです。そこで、マインドフルネス瞑想の実践手順を示してみると、以下の通りです。

認知再構成法の簡単な実践手順

参考:不安は自分で作り出している？今すぐ解放される３つの簡単な方法！

オシャレな場所が怖くなくしたいなら観察する意識をもつようにしよう

オシャレな人が怖い時にありがちな疑問

最後に、オシャレな人が怖い時にありがちな疑問に対して、答えていこうと思います。

疑問①:オシャレな人から実際に馬鹿にされた経験がある、、

前述したように、オシャレな人の性格は一様ではありませんから、中には他人をバカにするマウント志向の嫌な性格の人もいるでしょう。もっとも、これはその人がおしゃれだからではなく、そういう人だからというだけの事で、全てのオシャレな人がそうではない事に注意が必要です。

また、あなたが「馬鹿にされた」と感じていても、実際は「全くバカにしていなかったのに勘ちがいしただけ」という事も往々にしてあります。特に、劣等感を感じている方の場合、相手の行動に悪意を見出しやすいので、誤解が増えるものです。そのため、決めつけには気を付けたいですね。

疑問②:どうしても比べずにいられない、、

たしかに、「比較なんて不毛だからしたくない」と感じても、つい知らず知らずのうちに他者と自分を比較してしまうものです。これは人の性ですから、どうしようもありません。ただ、その影響を最小限する方法ならあります。

それは「比較した瞬間に気づく」ことです。比較した瞬間に、「今また比べてるな」とラベリングするだけで、自動思考のループが止まります（マインドフルネスベースの介入）。

オシャレな人が怖い最大の原因は比較による自己評価の低下！比較の矢印を外に向けないのが大事！

オシャレな人が怖い心理には、前述の通りおよそ3つほどありますが、その根底にある大元は何と言っても比較による自己評価の低下です。つまりは、オシャレな人と自分の有り様を比べて、強い劣等感を感じてしまっていることが原因といえます。

ただ、オシャレな人だって必ずダサい時代を経て今に至っていますし、やはりオシャレをするくらいなので他人の目線や評価に敏感です。彼らだって自信満々とは限らないので、あなたも気後れすることはありません。誰でもオシャレになれるので、比較するなら過去の自分と今の自分を比較するようにして成長していきましょう。

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