少子化はどうでもいいしざまあ？少子化がどうでもいい人の3つの心理！

少子化が問題にされて久しいですが、最近ではネット上に「少子化なんてどうでもいい」とか中には「少子化ざまあ」等という言う人たちが出てきているようです。こんな意見には「いやいや、少子化したら自分も困らん？」というのが一般的な感覚なので、どうにも腑に落ちない人も多いと思います。

そんな感じですから、「少子化なんてどうでもいいしざまあ」と思う人達の心理について、気になってしまいますよね？結論から言うと、少子化はどうでもいいしざまあと考える人たちの心理は、おもに以下の3通りと考えられます。

少子化はどうでもいいしざまあと感じる人の心理

少子化は今やどうしようない所まで来ていますから、「もう無理だし、どうでもいい」と投げやりになる人がいてもおかしくありません。ただ、「ざまあ」とまで思う人は基本的に社会に対して憎悪を募らせていると考えて間違いないでしょう。

要は、人生に絶望し自暴自棄になっているといっても過言ではありません。人生を上手くいかせるためには安定した精神状態が大前提ですから、社会への憎悪のあるなしを問わずそもそも日々メンタルケアは徹底すべきです。とはいえ、自力で効果的なメンタルケア対策を日々きちんと行うのは、なかなか大変ですよね？

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少子化はどうでもいいしざまあと感じる人の3つの心理

まずは、少子化はどうでもいいしざまあと感じる人の心理について、考えていきたいと思います。少子化はどうでもいいしざまあと感じる人の心理については、以下の通りです。

少子化はどうでもいいしざまあと感じる人の3つの心理

心理①:個人主義の優先と社会への無関心

少子化はどうでもいいしざまあと感じる人の心理として、まず「個人主義の優先と社会への無関心」があげられるでしょう。

個人主義を重視する人は、社会全体の課題（例：少子化）への帰属意識や責任感が低く、無関心になりやすいです。実際、以下の研究では、個人主義的文化では自己実現が優先され、集団的責任が軽視されるとされます

参考:Culture’s Consequences: Comparing Values, Behaviors, Institutions, and Organizations Across Nations

もっとも、個人主義というだけで、「少子化ざまあ」なんて話にはならないはずです。ここまで思う人は、推測ですが、「社会や世論、上の世代などが個人的事情に割って入ってきて、少子化対策のために自己犠牲的な行動を要求することに対して腹を立てている」のではないかと思います。

実際、日本の若年層では、結婚や子育てが「自己犠牲」と結びつけられ、個人主義的な価値観が強まってい入りうとも言われているようです。東京大学の調査（2018）によれば、20代の約40%が「結婚や子育ては個人の自由選択」と回答し、社会的義務感を感じない傾向が明確ですね。

参考:「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査2018」分析結果報告

ようは、上の世代や識者等が「少子化は若年層が子供を産まないからだ」みたいな圧力をかけてくるので、それに対して「うるせえ、すきにやらせろ！自己犠牲なんて強いるんじゃねえ！」と反発しているわけです。

そのため、世間で「少子化どうしたら、、」みたいに頭を悩ませている人を見て、「ざまあ！いい気味だ。思い通りにならなくて困ってやんのｗｗ」みたいになっているのではないかって、感じですね。

心理②:社会制度などへの不信感と諦め

少子化はどうでもいいしざまあと感じる人の心理として、「社会制度などへの不信感と諦め」もあげられるでしょう。

政府や社会制度への不信感が、「少子化なんてどうでもいい」という感情を増幅します。これは「学習性無力感」に近く、個人が社会問題の解決に無力感を抱く状態といっても過言ではないでしょう。

参考:Helplessness: On depression, development, and death.

実際、昔からさんざん少子化は問題になってきているのに、未だに解決していませんし、経済もよくなっていないので、「もう期待できないな。無理だな」とあきらめても無理はないでしょう。実際、Xで「少子化対策なんて金の無駄。政治家は本気じゃない」等といったポストが拡散されるのも日常です。

また、日本の少子化対策（例：異次元少子化対策）は、待機児童問題や教育費の高騰を解決できず、若者の不信感を招いており、2023年の朝日新聞が行った世論調査では、約60%が「政府の少子化対策に効果を期待しない」と回答していましたね。

参考:「異次元」少子化対策、6割が「期待できない」　内閣支持率も横ばい

さらにいうと、自分がモテない事や結婚できない事を社会構造などの外部要因に帰責する、いわゆるチー牛や弱者男性といわれる非モテ男性や一部の婚期を逃した女性達がネット上で、「少子化なんて知った事ではない！ざまあ！」といっている姿もちらほらみられます。

こうした人たちに関しては、文句を言っていることから本来結婚したかったり子供が欲しかった可能性が高いと思うので、正直、何とも言えない気分になりますよね。はなから、結婚にも子供にも興味関心がないなら、一々こうしたことを言わなくて済むと思うので

心理③:人口減少への積極的な肯定

少子化はどうでもいいしざまあと感じる人の心理として、「人口減少への積極的な肯定」もあげられるでしょう。

最近、世界的にネットを中心にはやってきている反出生主義に傾倒している人達の中にも、少子化を喜ばしい事として歓迎している人がいます。その中で、人類や社会の不平等で愚かと思えるような在り方に対し辟易している人に関しては、「ざまあみろ！人類！」といったような気持ちをもっている人もいる様ですね。

反出生主義とは「人間は生まれるべきではない」「子どもを産むべきではない」とする思想

彼らからすると、人を生み出すという営みは「苦痛を感じる主体を当人の許可なく再生産し生きる事で発生する苦痛(病気、死、苦労、葛藤など)を経験することを強制している点で非常に非人道的な愚行」といえます。

つまり、彼らの立場からすると出生を促進する立場の人たちは、「非人道的な畜生」みたいなものなので、その意向がうまく進まないのは「ざまあ」の一言というわけです。

ざまあとまで思わずとも少子がどうでもいい人の心理

つぎは、ざまあとまで思わずとも少子がどうでもいい人の心理について、見ていきたいと思います。ざまあとまで思わずとも少子がどうでもいい人の心理については、以下の通り。

ざまあとまで思わずとも少子がどうでもいい人の心理

心理①:自己完結していて何に対しても帰属意識がない

ざまあとまで思わずとも少子がどうでもいい人の心理としては、まず「自己完結していて何に対しても帰属意識がないこと」があげられるでしょう。

前述の通り、自己完結型のライフスタイルを志向する人は、社会問題への関心が低く、少子化にも無関心です。これは、社会的孤立の一形態といえるかもしれません。

参考:Perceived social isolation and cognition

なお、こうした個人主義者の中でもっと先鋭的な人には、「自分以外の人間とは意識を共有しない以上絶対に分かり合えない」として、何に対しても帰属意識を持たず純粋に目的達成のための道具としてしか認識しない人というのがいます。

こうした人に関しては、「日本も生まれ故郷にしてもただ自分が快適に生きるための道具」でしかないと思っているため愛着を持たず、基本的に自分の意思で選び取ったものにしか価値を見出さないので、社会全体の問題といっても「へー、だから？」といった感じになりがちです。

心理②:経済的・精神的余裕の欠如

ざまあとまで思わずとも少子がどうでもいい人の心理としては、「経済的・精神的余裕の欠如」もあげられるでしょう。

済的・精神的な余裕がない人は、少子化のような社会問題を考えるリソースが不足しているので、無関心ににならざるをえません。つまり、日々の生活がいっぱいいっぱいで、社会どうとかそんなことにまで思考を回す余裕がないというわけです。

実際、自分の生活に追われているのに、子供がどうしたとか社会の情勢がどうしたとか、そんなこと気にしていられないっですよね。

少子化はどうでもいいしざまあと感じるならやった方がいい３つのこと

つぎは、少子化はどうでもいいしざまあと感じるならやった方がいいことについて、見たいきたいと思います。少子化はどうでもいいしざまあと感じるならやった方がいいことは、以下の通りです。

少子化はどうでもいいしざまあと感じるならやった方がいいこと

改めて自分軸を確立する

少子化はどうでもいいしざまあと感じるならやった方がいいことの1つ目は、「改めて自分軸を確立する」です。

「少子化なんてどうでもいい」と思っているだけならともかく、「ざまあ」とまで思っているとなると、憎悪にメンタルが相当むしばまれています。それに、人生に対して強い空虚感を感じている方も多いでしょう(特に、ネットでは恋愛弱者で恋愛も結婚もしたかったが諦めたような人が目立つ)。

こうした人たちは、一度自分軸の確立、つまり「自分の人生において大事にしたい事を明確にする」ことを徹底的にやってみた方がいいと思います。大事にしたいことが見つかれば、生きる意味や希望が生まれるので、捨て鉢的な思考に支配される事がなくなります。

少子感なんてどうでもいいという考えを改めるべきとは全く思いませんが、少なくとも「ざまあ」なんて感じているようなメンタリティーは、到底健康ではないでしょうから、内省し自分軸を確立するのが最善です。自分軸を確立したい方は、以下の記事を参考にしてみて下さいね

参考:自分軸の作り方とは？自分軸を作る事によって得られる５つのメリット！

少子化はどうでもいいしざまあと感じるなら改めて自分軸を確立しよう

社会との小さな接点を増やす

少子化はどうでもいいしざまあと感じるならやった方がいいことの2つ目は、「社会との小さな接点を増やす」です。

過度の個人主義に陥ったり、他人や社会への憎悪によって閉鎖的になっている人ほど、積極的に社会にかかわってみる機会を設けてみた方がいいと思います。実際に社会と関わるようにすると、孤立感が和らぎストレスが減って、社会に関心を向ける心の余裕がわいてくることもあるでしょう。

特に、社会や他人に対して憎悪をもっている人に関しては、実際に積極的に人と関わってみる事で「実は社会も他人も敵ではなかったんだな、、自分が勝手に敵を心の中に作り上げていただけだったんだな」と気が付くことも少なくありません。

自分が社会に受け入れてもらえる可能性があるとか、関わる中で親しい人間関係を構築できれば、「社会のために何かしたい」という気持ちも芽生えてくるでしょう。少子化がどうこうというよりも、こうしたメンタリティーを育成するのは、本人の幸福や人生への満足感の点で非常に重要なんですね。

少子化はどうでもいいしざまあと感じるなら社会との小さな接点を増やしてみよう

ストレス管理を徹底する

少子化はどうでもいいしざまあと感じるならやった方がいいことの3つ目は、「改めて自分軸を確立する」です。

前述のように、社会問題への無関心や社会や他人への敵意の背景にはストレスが潜むことが多いので、ストレス管理で感情をコントロールするようにするのが非常に重要です。

個々人によって最適なストレス解消方法は、かなり違うので、色んなストレス解消法を試してみてその結果をノートなどに書いて自分に適したストレス対策をストックしていくのがベストです。

ただ、マインドフルネス瞑想と自分への思いやりであるセルフコンパッションの実践は、汎用性が高いので、現状、自分なりのストレス解消法が確立できていない方は、この2つから取り組んでみるのがおすすめですね。詳しくは、以下の記事からそれぞれどうぞ。

参考

不安は自分で作り出している？今すぐ解放される３つの簡単な方法！(マインドフルネスこちら)

不完全で完全？自分を愛せるシンプルな３つの方法！(セルフコンパッションはこちら)

なお、手っ取り早く科学的に根拠のある色んなストレス解消法を試して、自分に合ったルーティンを完成させたい方に関しては、メンタルケアアプリのAwarefyを使えば、手軽に日々効果的なメンタルケア(マインドフルネス系も充実)ができるので、タイパもコスパもいいのでおすすめです。

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少子化はどうでもいいしざまあと感じるなら改めて自分軸を確立しよう

少子化はどうでもいい人の心理が気になる時にありがちな疑問

最後に、少子化はどうでもいい人の心理が気になる時にありがちな疑問について、回答していきたいと思います。

疑問①:少子化に無関心な人は冷たい人？

回答: 無関心は冷たさではなく、心理的防衛機制（Freud, 1936）の一種である場合が多い。経済的・精神的不安から自分を守るため、無関心を選択する人がいます。共感力は状況依存的で、身近な話題（例：友人の子育て話）で引き出されることもあります。

疑問②:少子化をどうでもいいと思うのは若い人に多い？

回答: 若年層に多いが、年齢だけが要因ではない。内閣府の調査（2023）では、20代の50%以上が少子化に「関心が低い」と回答したが、40代以上でも経済的余裕がない層で同様の傾向（内閣府, 2023）。ライフステージや価値観が影響します。

少子化はどうでもいいしざまあと感じる人は社会に強い恨みがある！社会を恨むより自分軸を確立し前向きに生きよう！

少子化はどうでもいいしざまあと感じる人は、社会に強い恨みがある可能性が高いでしょう。人によって事情は色々あるでしょうが、社会を恨んでも自分の人生は一向に好転しないのは事実です。そのため、こうした人は恨むより、できる範囲で自分軸を確立して前向きに生きた方がよほどましな結末にたどり着けます。

そして、そもそもメンタルが不安定だと、他責思考は増し自暴自棄にもなりがちですから、日々メンタル化を徹底して精神状態を安定化させることが欠かせません。人生への満足度や幸福の基礎は、安定した精神状態ですからね。

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