おにぎり認知的免疫化って、なんなん?



端的に言うと、自分の信念に反する情報を無視する心理状態やな。
ネガティブな人の思考の特徴を語る上で、認知免疫化という言葉が使われることがしばしばあります。免疫なんて言葉が入っていると、条件反射的に「おや、、良い事なのか、、」などと思う方も多いかと思いますが、実際は真逆です。
そんな感じですんで、認知的免疫化とはなんなのか、気になりますよね?結論から言うと、認知的免疫化とは、自分の期待や信念にそぐわないポジティブな情報を、無効化・再解釈して受け入れない認知プロセスの事です。





ちな、アイデンティティ融合は、個人に対しても起こるで!
認知的免疫化は免疫という言葉が入ってはいるものの、この免疫とはポジティブな証拠に対する免疫なので、あまり意味合いの言葉ではありません(もっとも、絶対悪ではない)。この認知免疫化は誰もが陥るリスクがあるので、日頃からメタ認知を鍛えて対策していきたいものです。
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認知的免疫化とは何か?





認知的免疫化って、なんなん?



では、詳しく定義等についてみていこう!
認知的免疫化とは、「自分の期待や信念にそぐわないポジティブな情報を、無効化・再解釈して受け入れない認知プロセス」のことです。この認知的免疫化は臨床心理学では、うつ的なネガティブ期待が維持されるメカニズムの一つとして注目されています。
研究では、「否定的期待が続く人々は、良い出来事を例外扱いにしてしまう(=免疫化する)ことで期待を維持する」ことが示されており、この免疫化を阻害する介入(情報提供や行動実験など)が期待の更新をうながすとされていますね。
さらに、近年の検討では「うつ症状がある個人は、ポジティブ情報による信念更新が減少している」ことが繰り返し示されているので、認知的免疫化は信念更新の低下と密接に関係しているといえそうです。
ちなみに、現在、期待が外れたときに更新するか維持するかを説明する理論枠組みとして、ViolEx 2.0 のようなモデルが整理されており、これは認知的免疫化は期待の維持に向かわせるメカニズムの一部として位置づけられていたりしますね。
ただ、この認知免疫化は人間に自然と備わるプロセスであり、急激に自己概念が変容する事による反動を防ぐために重要でもあり、完全悪というわけではありません。結局、問題になるのは認知免疫化が過剰になってしまう事といえますね。
認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴





認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴って、どんなもん?



認知的免疫化が過剰になりやすい人は、以下の特徴があるねん。
先ほどふれたように、認知免疫化それ自体は絶対悪ではありません。ただ、認知免疫化が過剰になってしまうと、負の側面が目立つようになってきます。そこで、つぎは、認知免疫化が過剰になりやすい人の特徴について、見ていきたいと思います。
認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴は、以下の通りです。
認知的免疫化に陥りやすい人の特徴
- 特徴①:ネガティブな自己スキーマが強い
- 特徴②:不確実性への耐性が低い
- 特徴③:自己概念の明確性が低い
- 特徴④:完璧主義傾向が強い
- 特徴⑤:不安傾向が強い
- 特徴⑥:脆弱型ナルシシズム
- 特徴⑦:アイデンティティ融合が強い



それぞれ、詳しく見ていこう!
特徴①:ネガティブな自己スキーマが強い


認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴の1つ目は、「ネガティブな自己スキーマが強い」です。
自分は無価値・無能という信念を持つ人は、ポジティブ経験を「例外」、「運が良かっただけ」などと解釈しやすい傾向にあります。これは古典的な認知モデルであるスキーマ理論での、解釈です。
スキーマとは過去の経験や知識に基づき形成された、情報を整理・解釈するための心の枠組みのこと。



ふむ、めっちゃ後ろ向きやな、、。
こうしたどんなにポジティブな証拠を提示して何を言っても「いや、そんなことはない」と拒絶する人って一定数に、出くわしたことがある方も結構多いのではないでしょうか?
もうなんて言っていいのか困ってしまいますよね、、。
特徴②:不確実性への耐性が低い


認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴の2つ目は、「不確実性への耐性が低い」です。
曖昧さを嫌う人は自分の世界観がぶれるのを避けるために、反証を受け入れず免疫化しやすい(予測の安定化を優先)という傾向があります。



なるほど、納得感はあるね。
ちなみに、研究では、自分の期待に反する情報に対する処理が不安・抑うつ症状と結びつくことが示されていたりもしますから、あいまいさ耐性が低いとなれば認知的免疫が働きやすくても当たり前といえるでしょう。
特徴③:自己概念の明確性が低い


認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴の3つ目は、「自己概念の明確性が低い」です。
先ほどのあいまいさ耐性の話と重複する所がありますが、自己像が揺れやすい人は「今の自分」を守ろうとして、証拠の再解釈に走りやすく、結果として固着的な信念維持が起きていしまいます。



まあ、明確な自己像がないなら、そうなるかもわからんね。
やはり、本能的に自己像の変容は、それなりにストレスを感じるものですからね。自己像が定まらないor定まりにくいと感じている人が、認知的免疫をフル稼働させて今の自己像を守ろうとしたがるのも無理はないんですね。
特徴④:完璧主義傾向が強い


認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴の4つ目は、「完璧主義傾向が強い」です。
基準が極端に高く、成功でも「十分ではない」と判断しやすいような方は、いくらポジティブな情報を提示されてもそれを認知的免疫化によって無効化しがちだったりします。



あ、、、これワイやん、、、。
例えば、「絶対に~㎏まで到達するんだ!」とダイエットを頑張っている際に、友人が「その体重は明らかにやせ過ぎで不健康。だって、~㎏が適正というデータがあって、、」などといっても、本人が「いや、その数値はでたらめ。見た目の適正化を勘定に入れてない」等といいはって強行する、、なんて場合でしょうか。
完ぺき主義の人にとっては、もう「どうせやるなら完ぺきにぬかりなく!」という感じになっているので、それを阻害するものはみんなノイズに聞こえるんですよね、、。まあ、困ったものです。
特徴⑤:不安傾向が強い


認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴の5つ目は、「不安傾向が強い」です。
不安が高いと脅威に敏感になり、証拠を疑う認知スタイルが強まるので、これが認知的免疫化を助長する要因となりえます。



ふむ、この気もワイあるな、、、。
実際、研究でもネガティブ期待の持続と不安の関連が示唆されていますね。
批判的思考自体は非常に有益なものなんですが、このような形で使ってしまうとデメリットの方がはるかに大きくなってしまいますねえ。
特徴⑥:脆弱型ナルシシズム


認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴の6つ目は、「脆弱型ナルシシズム」です。
脆弱型ナルシストは外的評価に敏感で、自己価値が脅かされると迅速に信念を守るための再解釈が働きやすいので、攻撃的防衛や敵意帰属が起きやすいといえます。



ふむ、「脆弱型」の場合なのね。
たとえば、脆弱型ナルシストはしばしば「自分は正しく周りに評価されていない!もっと高く評価されてしかるべきだ!」等と考えがちです。
仮にこれに対して「確かに頑張っているし結果も出ているけどアピールの仕方が良くない。そこさえ直せばきちんと評価される」と有益な助言をしても、「いや、違う!そんな事はない!周りが悪い!てか、お前も敵か!」等といった反応をするでしょうが、まあこうした話ですよね。
特徴⑦:アイデンティティ融合が強い


認知的免疫化が過剰になりやすい人の特徴の7つ目は、「アイデンティティ融合が強い」です。
アイデンティティ融合とは簡単に言うと集団の信念と自己が強く同一化している状態であり、信念の否定=自己否定に直結するため、反証を排除してでも信念を維持しやすい傾向にあります。アイデンティティ融合について、詳しくは以下の記事参照。



アイデンティティ融合、、、聞きなれない言葉やな、、。
たとえば、極端な政治的・宗教的信念(陰謀論やスピなど)に染まり過度の自己犠牲を嬉々として行っている人が客観的に見て本人にとって有益となる、つまり搾取構造から抜け出す手助けになるポジティブな情報を提示しても、それを否定して受け付けない、、みたいな感じですね。
「補足」認知的免疫化と似た概念とそれらとの違いについて
認知的免疫化と似た概念としては、以下のようなものがある。
認知的免疫化と似た概念
- 確証バイアス:都合の良い情報だけ集める傾向。
- 認知的不協和:矛盾による不快。不快を減らすために行為や信念を変える場合がある。
これらは重なり合う部分もあるが、認知的免疫化は「期待を維持するための再解釈戦略」と理解されるため、厳密にはことなっているといえる。
認知的免疫化が過剰になるのを防ぐための3つの対策





認知的免疫化を防ぐためには、どうしたらいいん?



せやな、以下の4つ対策がおすすめや。
つぎは、認知的免疫化が過剰になるのを防ぐための対策について、見ていきたいと思います。認知的免疫化が過剰になるのを防ぐための対策は、以下の通り。
認知的免疫化が過剰になるのを防ぐための3つの対策
- 対策①:メタ認知を強化し思考との距離を取る
- 対策②:行動実験を行いデータ化して検証する
- 対策③:帰属スタイルを修正し成長志向にする
- 対策④:不確実性耐性を鍛えアイデンティティを多層化する



それぞれ、詳しく見ていこう!
対策①:メタ認知を強化し思考との距離を取る


認知的免疫化が過剰になるのを防ぐための対策の1つ目は、「メタ認知を強化し思考との距離を取る」です。
認知的免疫が過剰にならないようにするためには、日頃からメタ認知を強化して常に思考と適切な距離を保てるようにするのがベストといえます。



ふむ、とはいえ、どうやってやるんや?
メタ認知を強化するためには、以下のような方法をとるのがいいでしょう。
- マインドフルネス瞑想
- 自動思考記録(状況→感情→思考→反証)を習慣化
- 「今、自分は証拠を無効化していないか?」というセルフチェックフレーズの導入
上記はどれも認知免疫化過剰を防ぐうえでは有用ですが、個人的には断然マインドフルネス瞑想をお勧めしたいですね。これは、私も毎日15分程度実践している手法ですが、本当にメタ認知が強化されているような気がしますので。
マインドフルネス瞑想について、気になる方は以下の記事を見てみてくださいね。
認知的免疫化が過剰になるのを防ぎたいならメタ認知を強化し思考と距離を取ろう
対策②:行動実験を行いデータ化して検証する


認知的免疫化が過剰になるのを防ぐための対策の2つ目は、「行動実験を行いデータ化して検証する」です。
認知免疫化を防ぎチアのであれば、結果を数値化・記録化して感情的解釈を抑えるようにしていくのがケイン明でしょう(例:「10人中7人は好意的」等)。



なるほど、可視化できるようにしておくんやな。
具体的な数値や記録があれば、ある程度客観的にものを見れるようになりますからね。
実際、行動実験は期待違反を安全に経験させ、信念更新を促す主要手段として知られており、以下の実験では、情報提示や行動実験によって認知的免疫化を抑制し、期待の更新がうながせるとされています。
認知的免疫化が過剰になるのを防ぎたいなら行動実験を行いデータ化して検証しよう
対策③:帰属スタイルを修正し成長志向にする


認知的免疫化が過剰になるのを防ぐための対策の3つ目は、「帰属スタイルを修正し成長志向にする」です。
認知的免疫化が過剰になるのを防ぎたいのであれば、成功経験に対して「努力・スキル・戦略」のいずれが作用したのか明確にして再帰属させる練習を行うといいでしょう。



はあ、なんか原因分析やな。
また、失敗の解釈に関しても学習可能な原因に分解する(例:戦略不足→改善策提示)と、いいですね。このような取り組みを行う事で、成長志向がどんどんと身についていくはずです。
なお、成長マインドセットは、能力や結果を固定的に捉えないことで成功の内在化をうながし、ポジティブ情報の無効化を減らす働きがあるとされています。
認知的免疫化が過剰になるのを防ぎたいなら帰属スタイルを修正し成長志向にしよう
対策④:不確実性耐性を鍛えアイデンティティを多層化する


認知的免疫化が過剰になるのを防ぐための対策の4つ目は、「不確実性耐性を鍛えアイデンティティを多層化する」です。
認知免疫化が過剰になるのを防ぎたいのであれば、「小さな曖昧な状況」を設計してあいまいさ耐性を鍛えるといいでしょう。具体的に言うなら、例えば、以下の今日な取り組みによってあいまいさ耐性は鍛えらます。
- 日常で「意味づけを急ぎたくなる瞬間」に「今はまだわからない」と言語化する
- 白黒思考の確率化(例:「絶対嫌われた」→ 「嫌われている確率は何%?」)
- 未完了タスクをあえて残す(例:作業を90%で止める、メール返信を30分遅らせる、結論をすぐ出さない)
- あえて評価が曖昧な場に入る(例:SNS投稿をして反応を待つ、意見を言い相手の微妙な反応を見る)



ふむふむ、あいまいさ耐性はそうやって鍛えるのね。
また、自分の役割を複数リスト化して、信念が1つの役割に依存していないか確認するワークを行うのも大事ですね。このワークは、以下の手順で実践します。
まず、「あなたは、どんな役割を持っていますか?」というとに答えていく。
回答例
- 仕事人
- 恋人
- 友人
- 子ども(親の)
- 趣味人
- 学習者
- 相談に乗る人
- 挑戦者
- 消費者
- 身体の持ち主
ポイント:「肩書き」ではなく「機能」で書く。
以下のように、今現在、問題となっている信念を特定する。
- 「自分は無能だ」
- 「人から嫌われる」
- 「結果を出さないと価値がない」
先ほど見出した新年が、どの役割に依存しているか特定する。
例:信念が「自分は無能だ」であった場合
- ✔ 仕事人 → 強く依存
- ✔ 学習者 → やや依存
- ✖ 友人 → ほぼ関係なし
- ✖ 趣味人 → 無関係
ここで初めて「あれ?仕事以外では無能じゃないかも」などと気づくことも多い。
つぎは、各役割ごとに「この信念は、この役割にどれくらい影響するか?」を数値で表していく。
依存度の数値化の例
- 役割 依存度
- 仕事人 90
- 恋人 40
- 友人 20
- 趣味人 10
このように、視覚化すると、信念は自己全体ではなく自己概念の局所に強く結びついていると理解できる。
つぎは、「もし~(ここまでで見つけた役割)という役割がなくなったら、あなたは何者ですか?」と自らに問う
ここで多くの人が詰まるが、これが融合の強度である。
依存度が高すぎる役割に対して、別の役割を意図的に育てるor新しい役割を作るというアプローチをとる。
たとえば、仕事90依存 であったら、「学習者」「創作者」「健康管理者」等といった役割を強化していく。すると依存度が分散されて、融合の強度が緩和される。
認知的免疫化が過剰になるのを防ぎたいなら不確実性耐性を鍛えアイデンティティを多層化しよう
認知的免疫化に関するFAQ





まだ、気になることがあるんよねえ。



んじゃ、最後に疑問に答えていこうかの。
最後に、認知的免疫化に関する疑問について、答えていこうと思います。
FAQ①:認知的免疫化は悪いこと?


たしかに、認知免疫化にはネガティブな側面が目立つのは確かですが、それあくまでも過剰である場合です。
認知免疫化には急激な自己崩壊を防ぐ機能としては役立つので、この現象自体は決してネガティブなだけのプロセスではありません。やはり、ダイエットと同じで急に変化するのは、心身に悪いって事ですね。
FAQ②:頑固な性格と同じ?


頑固な性格と認知免疫化は確かに、似ている部分もありますが、別物です。頑固さは性格特性ですが、認知的免疫化は「情報処理戦略(反証をどう扱うか)」に関するプロセスですからね。
FAQ③:認知的免疫化が強いと精神疾患になる?


認知的免疫化それ自体は先ほどふれたように、人間に自然に備わるプロセスであるため、それ自体は疾患ではありません。しかし、うつや不安が慢性化するプロセスに関与することが示されているので、そういう意味では注意を要します。
もし、認知免疫化が過剰になって日常に支障が生じていると感じられる場合は、心療内科に行くなど専門家の協力を仰ぎましょう。
認知的免疫化とは自分の信念に反するポジティブな証拠を無効化している心理状態のこと!まずはメタ認知を強化することから対策しよう!


認知的免疫化とは、簡単に要点をかいつまんで言うと、自分の信念に反するポジティブな証拠を無効化している心理状態のことです。そのため、認知免疫化の免疫とはポジティブな証拠に対する免疫を意味するので、認知的免疫化は語感に対する直感に反して悪い意味合いの言葉といえます。
なお、認知免疫化は誰もが陥るリスクのある現象なので、日頃からきちんと対策を講じておくべきです。認知免疫化に陥らないよウにする対策としては、様々なものが想定されますが、まずメタ認知を強化するためにマインドフルネス瞑想を習慣化する所から始めるといいでしょう。



何をおいても、まずはメタ認知から鍛えるんや!
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