おにぎりライトトライアドってなんなん?



一言でいうと、ダークトライアドの反対概念やね。
以前記事で取り上げたように邪悪な性格特性として、ダークトライアドというものがありますが、つい砂金になってこの対概念としてライトトライアドというものが提唱され始めています。とはいえ、耳なじみがない方も多いはずです。
そんな感じですから、ライトトライアドがどんな要素から構成された概念なのか気になりますよね?結論から言うと、ライトトライアドを構成する要素は以下の3つです。
ライトトライアドを構成する要素





ライトトライアドの核心は、他者を主体として扱う姿勢やで。
ライトトライアドは上記3つの要素から構成される概念であり、その核心は他者を主体として扱う姿勢です。またライトトライアドはスキルではなく性格概念なので、向上させるにしても限界はありますが、向上させるための取り組みは幸福に資するので、向上させる努力はして損はありません。
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ライトトライアドを構成する3要素





ライトトライアドは、どんな要素から構成されてるん?



ライトトライアドを構成する要素は、以下の3つやね。
ライトトライアド(Light Triad)とは、2019年に心理学者のScott Barry Kaufman とDavid Yaden
らによって提唱されたパーソナリティ概念です。
参考:The Light vs. Dark Triad of Personality: Contrasting Two Very Different Profiles of Human Nature
これは、以前の記事でふれた従来注目されてきたダークトライアド(マキャベリズム・ナルシシズム・サイコパシー)に対置される概念として登場しました。
ライトトライアドを構成する要素は、以下の3つです。
ライトトライアドを構成する3要素
- 要素①:カンティアニズム
- 要素②:ヒューマニズム
- 要素③:人間性への信頼



それぞれ、詳しく見ていこう!
要素①:カンティアニズム


ライトトライアドを構成する要素の1つ目は、「カンティアニズム」です。
カンティアニズムとは他者を手段にしない倫理的姿勢のことであり、哲学者のエマニュエルカントに由来します。
カントは「人間を単なる手段としてではなく、常に目的として扱え」と主張した。



なるほど、他者の道具化の対極概念やね。
そのため、この間てぃにずむという概念は結局は、人間の尊厳を守るという姿勢というわけです。そして、この尊厳を守る射程には、自分自身も含まれるので、カンティズムは安易な自己犠牲を許容する概念ではありません
要素②:ヒューマニズム


ライトトライアドを構成する要素の2つ目は、「ヒューマニズム」です。
ヒューマニズムとは他者の内在的価値を認める立場、つまりは「人間には本質的な価値がある」という信念の事です。



なるほど、非常に倫理的な姿勢やな。
そのため、この概念を深く内面化している人は、以下のような思考をとる傾向が強まります。
- 他者の内在的価値を認める
- 人の可能性を信じる
- 人を見下さない
- 他者の失敗を全人格否定しない
エックスなどのようなsnsをみていると、ヒューマニズムを内面化すべき人がたくさんいるのがよくわかりますな。、、、いや、蛇足でしたね。
要素③:人間性への信頼


ライトトライアドを構成する要素の3つ目は、「人間性への信頼」です。
人間性への信頼とは、「人は基本的に関係を結べる存在だという基本的な信頼」を意味する概念の事ですね。



なるほど、人間嫌いの逆の概念っぽいね。
もっとシンプルな言い方をすれば、人間性への信頼とは「人間は基本的に善意を持つ存在だという信念」ともいえるでしょう。ただ、これはナイーブな楽観主義、つまりは「誰でも話せばわかる」とか「誰とでも誠意を尽くせばわかり合える」といった考えとは明確に区別される点が重要です。
人間性への信頼を内面化している人は、「無条件に誰でも信じる」というわけではなく、「基本的には」人は善意をもち誠実な存在であると現実的に考えているので、当然例外事項であるダークテトラッド要素の強い凶悪な人物の存在も感情に入れています。
ライトトライアドを向上させるトレーニング





ライトトライアドを向上させたいねん、、。



ふむ、だったら、以下のトレーニングをしてみるといいぞい。
ライトトライアドはスキルではなく性格なので、身に着けようと思っても限界があります。しかし、性格はトレーニングによってある程度変化させられるので、ライトトライアドを身に着ける、ないし向上させたいと感じる方は、努力してみて損はありません。
という事で、ライトトライアドを向上させるトレーニングについて、ここからは紹介していきたいと思います。ライトトライアドを向上させるトレーニングは、以下の通り。
ライトトライアドを向上させるトレーニング
- 慈悲瞑想
- 視点取得トレーニング
- 感謝介入
- ボランティア・向社会的行動の実践



それぞれ、詳しく見ていこう!
慈悲瞑想


ライトトライアドを向上させるトレーニングの1つ目は、「慈悲瞑想」です。
慈悲瞑想は、瞑想の一種であり他者へ善意のフレーズや意図を送る練習となり、共感・利他的行動・ポジティブ情動を増やす証拠が複数のレビュー・メタ解析で示されています。なお、メタ解析では効果量は変動するものの、ポジティブ感情・社会的情動に対する効果が安定して報告されてていますね。



ふむ、慈悲瞑想はどうやってやったらいいん?
なお、慈悲瞑想の具体的な実践手順については、以下の通りです。
慈悲瞑想の具体的な実践手順
- 背筋を自然に伸ばして座る(椅子でも可)
- 目は閉じるか半眼
- 呼吸に軽く注意を向ける
- 「今から善意を育てる時間」と意図を明確にする
※リラックスが目的ではなく、「善意の育成」が目的である点に改めて注意。
心の中で以下のフレーズをゆっくり繰り返す。
- 私が安全でありますように
- 私が健康でありますように
- 私が幸せでありますように
- 私が安心して生きられますように
なお、この際以下のポイントに気を付ける。
- 感情が湧かなくてもOK
- 言葉を植える感覚で繰り返す
- 自己批判が出てきても観察して戻る
自分に慈悲を向ける理由は、自己批判が強い状態では他者への慈悲が不安定になるため。
親しい人を1人思い浮かべ、前ステップで発したのと同じフレーズをその人の名前を入れて繰り返す。
この際、具体的な顔や声をイメージすると効果が高まる。
たとえば、以下のように自分があまり感情が動かない人を選んで、前ステップと同様に慈悲を送る。
- コンビニ店員
- 近所の人
- 職場の別部署の人
感情の薄い相手にも善意を向けることで、ヒューマニズムが強化される。
ややストレスを感じる相手を選び、前ステップと同様に慈悲を送る。ただし、強いトラウマ相手は避ける。この高低が最もライトトライアド向上に重要である。フレーズは同じはあるが、同意や許しは不要。
なお、このステップにおけるポイントは以下の通り。
- 相手も苦しみを抱えている可能性を思い出す
- 相手も不完全な存在だと認識する
- 善意を向ける=行為を正当化することではない
このステップでは、カンティニズムが鍛えられる。
最後に、全ての人に対して慈悲を送る。対象を抽象化することで、人間性への信頼が育つ。
ちなみに、この慈悲瞑想の実践頻度について軽く触れておくと、研究では以下のような頻度で実践すると効果が出るとされることが多いようです。
- 1日10〜15分
- 週5回
- 6〜8週間
慈悲瞑想は短期でも効果は出ますが、安定的な変化には継続が重要です。
ライトトライアドを向上させたいなら慈悲瞑想をやろう
②:視点取得トレーニング


ライトトライアドを向上させるトレーニングの2つ目は、「視点取得トレーニング」です。
相手の立場に立って考える認知的トレーニングを実施することで、偏見低下・対人関係改善・共感の増加を示す実験的証拠が多数存在します。教育・組織介入のメタ分析でも効果が確認されていますね(特に、直接の接触や構造化された訓練と組み合わせたとき)。



ふむ、他人の立場に立つ訓練かあ、、どうやるんやろ?
なお、視点取得トレーニングは、以下の2つです。
- 「相手の目的・恐れ・利得を書き出す」×頻度(週3回以上)
- ロールプレイ+フィードバック(対話形式)で視点の精度を上げる※信頼できる第三者ないし親しい友達などに協力してもらうこと
ちなみに、視点取得は「誤った推測」を招く場合があるため、ロールプレイにおけるフィードバックでの検証(質問)を必ず組み合わせる必要があります。
たとえば、「① 私は~と受け取りました(仮説)→② でも違うかもしれません→ 実際はどうでしたか?」といった流れの質問ですね。
ライトトライアドを向上させたいなら視点取得トレーニングをしよう
③:感謝介入


ライトトライアドを向上させるトレーニングの1つ目は、「感謝介入」です。
感謝日記や感謝表明などの介入は主観的幸福感を増し、シニシズムや不信感を低下させ、対人満足度を高めることが多数のメタ解析で示されています。特に、「他者起源の恩恵」を明示する形式が社会的効果に強く関連しているといいますね。
参考:The effects of gratitude interventions: a systematic review and meta-analysis



なるほど、感謝を認識する訓練をしろってことね。
感謝介入は、週2–3回、3つの良い出来事+その出所(誰のおかげか)を書き出すことで簡単に実践できるので、ライトトライアドを高めたい方は、ぜひ実践してみてくださいね。
ライトトライアドを向上させたいなら感謝介入をやろう
④:ボランティア・向社会的行動の実践


ライトトライアドを向上させるトレーニングの4つ目は、「ボランティア・向社会的行動の実践」です。
向社会行動(ボランティア、親切行為)を継続的に行うことで、「行動→自己概念変容→継続的利他性」という経路で利他的傾向や幸福度が高まることが示されています。臨床的にも、行動介入としての効果が報告されていますね。



ふむ、ただ、、何からやったらいいんやろ?
とはいえ、いきなり「高社会的行動をやってみよう!」などといわれても、何から手を付けていいか皆目見当もつきませんよね?そこで、提案したいのが「週1回、見返りを期待しない小さな親切を5つ実行する」というものです(報告は不要)。
一日一善でもいいですが、まずはこのくらいの頻度でやるといいでしょう。募金もこうした親切行動の1つになるので、1~100円など少額の範囲で気が向いたときに募金するのもいいと思いますね。
ライトトライアドを向上させたいならボランティア・向社会的行動の実践しよう
ライトトライアドを向上させる際の注意点





ライトトライアドを向上させる際の注意点とかある?



せやな、以下の3つは気を付けてほしいんやで。
つぎは、ライトトライアドを向上させる際の注意点について、みたいきたいと思います。ライトトライアドを向上させる際の注意点は、以下の通りです。
ライトトライアドを向上させる際の注意点
- 注意点①:境界線を失わない
- 注意点②:ナイーブな善性信仰に陥らない
- 注意点③:道徳的優越感に浸らない



それぞれ、詳しく見ていこう!
注意点①:境界線を失わない


ライトトライアドを向上させる際の注意点の1つ目は、「境界線を失わない」です。
前述の通り、ライトトライアドの核心は他者を主体として扱う姿勢であり、ライトトライアドの根底には優しさというよりも人間の尊厳の尊重があります。



人間の尊厳の尊重かあ、、。
ここでいう人間の中には、当然自分自身も含まれるため、「を尊重する≠自分を犠牲にする」という構図が成立している点に注意が必要です。
慈悲と自己犠牲は別物なので、境界をしっかりと保ち相手に尽くしすぎないようにすべきと言えます。
注意点②:ナイーブな善性信仰に陥らない


ライトトライアドを向上させる際の注意点の2つ目は、「ナイーブな善性信仰に陥らない」です。
先ほどふれたように、人間性への信頼は「人は善意を持つ可能性がある」という信念であって、「誰も悪意を持たない」ではありません。ここは改めて確認しておきましょう。



なるほど、現実的に人を信頼せよって事なんやね。
信頼にはリスク管理が不可欠ですから、「怒りや攻撃性を感じてはいけない」とか「こんな感情はダークだ」と抑圧することはもちろん、行き過ぎた理不尽を働く相手に対しても過度にわかり合おうとするのも間違いです。
信頼をあくまでも現実的な視点から見る点を、忘れないようにしたいですね。
注意点③:道徳的優越感に浸らない


ライトトライアドを向上させる際の注意点の3つ目は、「道徳的優越感に浸らない」です。
ライトトライアドを高めようとすると、「自分は倫理的だ」とか「自分はダークではない」という道徳的自己高揚が起こる場合があります。



まあ、そんな事もあるかもわからんね。
こうした高揚感を感じた時に、感情を上手く距離をとれないと、道徳的でない他者を見下したり自分が他社よりも精神性において優れているという慢心を持つようになって、逆にヒューマニズムを損なう結果になるでしょう。
ライトトライアドの向上を図る際は、十分に気を付けたいですね。
ライトトライアドに関するFAQ





まだ、気になることがあるんよなあ、、。



んじゃ、最後に疑問に答えていくとするかの。
最後に、ライトトライアドに関する疑問に対して、答えていきたいと思います。
FAQ①:ライトトライアドはどれくらいで変わる?


ライトトライアドはスキルではなく性格なので、変えるにしても限界があります。
ただ、介入の種類にはよるものの、短期的な感情変化は数回の慈悲瞑想で見られ、安定的な人格傾向変化は6–8週間以上の継続的介入(行動+認知+瞑想の併用)で報告される傾向にあるようです。
そのため、ライトトライアドを向上させたいのであれば、まずは慈悲瞑想の習慣化から始めるといいのではないかと思います。
参考:Effect of Kindness-Based Meditation on Health and Well-Being: A Systematic Review and Meta-Analysis
FAQ②:ダークトライアドが強い人でも高められる?


結論から言えば、ダークトライアドが強い人であっても可能性はありますが、変化はかなり段階的です
ダーク特性(マキャベリズム・ナルシシズム・サイコパシー)は共感の低さや道徳的合理化、他者の道具化傾向と関連しますが、共感訓練や感情認識トレーニング、価値明確化ワークなどによって高社会的行動が増加する可能性があるとされています。
特にナルシシズムの一部は、「承認欲求の歪んだ形」とも捉えられるため、適切なフィードバックと安全な承認環境があれば変容は不可能ではないでしょう。
FAQ③:ライトトライアドが高い人はストレスに強い?


ライトトライアドは主観的幸福感とレジリエンス(精神の回復力のこと)、人間関係満足度と正の相関を示すことが報告されています。
ただし重要なのは、ストレスそのものが減るわけではなく、ストレスの解釈が変わる可能性があるという点です。そのため、ライトトライアドが高い=ストレス耐性が高いは少々早計にすぎるといわざるを得ません。とはいえ、向上させるために努力をして損はありません。
FAQ④:ライトトライアドを高めると利用されやすくならない?


ライトトライアドは自己犠牲や迎合性、依存傾向とは必ずしも一致しません。
むしろ、カンティアニズム(尊厳の尊重)が高い人は自分自身も手段として扱われることを拒否する傾向があるので、ライトトライアドが高いことは搾取に対する一定の防衛力を担保する効果がある可能性がありますね。
いずれにせよ、理不尽に対してはきちんと境界を引くことが不可欠です。
ライトトライアドの核心は他者を主体として扱う姿勢!ライトトライアドを高めたいなら慈悲瞑想を実践しよう!


ライトトライアドとは、2019年に心理学者のScott Barry Kaufman とDavid Yadenらにより提唱されたパーソナリティ概念であり、カンティニアズムとヒューマニズム、人間性への信頼の3要素から構成されています。
このライトトライアドの核心は他者を主体として扱う姿勢であり、ライトトライアドを高める事で人間関係に対する満足度やストレスへの防衛力が向上する可能性があるんですね。そのため、ライトトライアドは向上させて損はありません。高めたい場合は、慈悲瞑想の実践が一番効果的です。



慈悲瞑想向上にの実践は、幸福感の向上にもつながるで。
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