「寄り添う」は気持ち悪い?「寄り添う」が気持ち悪いと思われる3つの理由!

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おにぎり

「寄り添う」って表現が、なんか気持ち悪いんやけど、、。

ぐれん

まあ、それも無理ない気がするわ。

「寄り添う」という表現は今では広く世間一般にあらゆる分野で使われていますが、この「寄り添う」という表現に気持ち悪いという感情を感じている人はままいるものです。正直、私もあんまりこの表現好きじゃないんですよね。

そんな感じですが、「寄り添う」という表現がなぜ気持ち悪いと思われてしまうのか、気になりますよね?結論から言うと、「寄り添う」という表現が気持ち悪いと感じられるのは、以下の様な理由があるからであると考えられます。

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられる理由

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられる理由
ぐれん

境界侵害と操作を感じるのが、気持ち悪いと感じる主因やろね。

「寄り添う」は基本的には温度感高めで共感を呼ぶ表現ですが、人によってはパーソナルスペースの侵害だったり共感を用いた操作といった事を想起させます。こうした中々言語化しがたいモヤモヤが、気持ち悪いという感情の核心ではないかなと。とりあえず、教えつけがましい親切は、厳に慎みたいものです。

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目次

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられる理由

おにぎり

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられるのは、なぜなん?

ぐれん

主に以下の理由でと、気持ち悪いんやと思うで。

まずは、「寄り添う」という表現が気持ち悪いと感じられる理由について、私が実際に聞いた人から聞いた意見をベースにして、詳しく見ていきたいと思います。

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられる理由は、以下の通りです。

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられる理由

  • 理由①:擬似共感に見える
  • 理由②:道徳的優位性が感じられる
  • 理由③:境界侵害と操作を感じる
ぐれん

それぞれ、詳しくみていこう!

理由①:擬似共感に見える

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられる理由の1つ目は「擬似共感に見える」です。

「寄り添う」という言葉を多用する人の中には、しばしば見かけ上は共感でも、実際には自分の視点で感情を投影したり相手の感情を先取りして決めつけるといった行為をしている人がいます。

おにぎり

んー、確かに共感を装ってエゴの押しつけになっている人おるね。

は、相手に〈理解されていないのに理解されたふり〉という強い違和感を与えます。

なお、後述する内容と重複する部分もありますが、「真の共感(自己と他者の区別があるもの)」と「擬似共感(投影・同一化や自己中心的反応)」は、明確に区別されていますね。擬似共感は治療・支援関で逆効果になりうると指摘されています。

参考:Towards a relational conceptualization of empathy

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられるのは擬似共感に見えるから

理由②:道徳的優位性が感じられる

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられる理由の1つ目は「道徳的優位性が感じられる」です。

「寄り添う」を表明する側が無自覚に「私はあなたの理解者だ」とか「あなたは助けられる立場だ」などといった地位差を暗示すると、被対象は上から目線や“助けられる側への固定化を感じるので、反発・嫌悪が生じるのも無理のない事といえます。

おにぎり

ものすごく、マウント臭を感じるなあ~。

しばしば言われる「すぐにかわいそうという人が嫌い!」という意見と、これは同じようなタイプの嫌悪感と言えるかもしれません。向うは「私は道徳的に正しいことしていてる私いい人でしょ?」みたいな鼻持ちならなさを感じるといえるかもしれないですね。

ちなみに、このような道徳的な発言が、自己の地位や評価獲得の手段に転用される現象が公共的・対人的環境での衝突の一因になり得ると、報告されています。

参考:Moral grandstanding in public discourse: Status-seeking motives as a potential explanatory mechanism in predicting conflict

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられるのは道徳的優位性が感じられるから

理由③:境界侵害と操作を感じる

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられる理由の3つ目は「境界侵害と操作を感じる」です。

「寄り添う」行為はしばしば相手の同意なく感情領域に踏み込んだり、善意を盾に行動を誘導したりする甲に転化しやすく、それを受けた人は「自他境界が侵されている」「操作されている」と感じて抵抗感を感じます。

おにぎり

善意にかこつけて、支配しようとしている気がするよね。

いうなれば、デリカシーがかけた寄り添い行為は、土足で人のプライベート領域に踏み込む不快なモノなのあって気持ち悪いと思われても当たり前なんですよね。

実際、境界侵害は、感情無効化(自分の内面的な経験が信頼できないものとして学習され、感情の理解や調整が難しくなる状態のこと)や長期的な感情調整能力の低下にも関与することが示されています。

参考:The concept of boundaries in clinical practice: theoretical and risk-management dimensions

「寄り添う」が気持ち悪いと感じられるのは境界侵害と操作を感じるから

「寄り添う」を気持ち悪いと感じる人の実際の意見

おにぎり

実際の意見としては、どんなもんがあるん?

ぐれん

ネットをみてみると、大別して以下の3つやね。

つぎは、「寄り添う」を気持ち悪いと感じる人の実際の意見について、みたいきたいと思います。「寄り添う」を気持ち悪いと感じる人の実際の意見は、大別して以下の3つですね。

「寄り添う」を気持ち悪いと感じる人の実際の意見

  • 意見①:頼んでもないのに寄り添おうとする表現が気持ち悪い
  • 意見②:言葉が万能ワード化していて苦手
  • 意見③:胡散臭さや違和感を感じる
ぐれん

それぞれ、詳しくみていこう!

意見①:頼んでもないのに寄り添おうとする表現が気持ち悪い

「寄り添う」を気持ち悪いと感じる人の実際の意見の1つ目は、「頼んでもないのに寄り添おうとする表現が気持ち悪い」です。

この意見は前述の境界侵害と操作に関する意見であり、「心理的パーソナルスペースの侵害への嫌悪」や「許諾なく情動領域に近づくことへの不快」といったものといえます。

おにぎり

たしかに、勝手に人の心に入ってくる感じやもんね。

ネットを見てみると、以下のノート記事『勝手に寄り添わないでください』において、このような心情が率直に表現されていた気がします

参考:勝手に寄り添わないでください(伊勢崎おかめ)

意見②:言葉が万能ワード化していて苦手

「寄り添う」を気持ち悪いと感じる人の実際の意見の2つ目は、「言葉が万能ワード化していて苦手」です。

最近では企業にしてもなんにしてもやたらと「~に寄り添う」という言葉を多用していて、少しうがった見方かもしれませんが、「こういっときゃ皆うれしいでしょ?」みたいな恣意性が透けて見えるような感じがしますよね。

おにぎり

んー、せやなあ、、わからんではない。

もはや、言葉自体の意味などは関係なく「寄り添う」という言葉は単に「反応の取れる言葉として消費されている」だけに見えてきます。当然、ことさら言われる割に、当の発信者たちが言うだけで中身はともなっていない事も多い印象です。

こうした抵抗感やモヤモヤについては、以下のnote記事「私が寄り添うって言葉を嫌いな理由」において、率直に言及されている気がします。

参考:私が寄り添うって言葉を嫌いな理由

意見③:胡散臭さ や違和感を感じる

「寄り添う」を気持ち悪いと感じる人の実際の意見の1つ目は、「胡散臭さ や違和感を感じる」です。

「寄り添う」という言葉には先ほど見たようにほのかな道徳的マウンティング集がしますし、こうした共感ベースの言葉はいわゆるうさん臭いスピ系業者が好んで使うものでもあります。そうした事情もあってか、ネットには「なんか寄り添うって言葉うさん臭くね?」という意見が結構ある気がしますね。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/

おにぎり

ブラック企業とかも社訓とか、理念に入れてたりもするしねえ、、。

先ほどの内容と多少重複するかもしれませんが、この手の「綺麗な言葉」を使う連中の中には、自分の利益を追求するために他人を欺こうとしているのがバレバレな奴らがかなりおり、その悪事が白日の下にさらされている事が多いんですよね。

そうした状態をある程度みなれてくると、もう「寄り添う=うさん臭い」という思考回路が出来上がってきても、仕方ないのかもしれませんね。さらにいうなら、寄り添うとかいうのはいいものの「どこまで、何をどうするのか?」が具体化されていないので、モヤモヤするというのもあるでしょうね。

個人的に思う「寄り添う」に関する気持ち悪い勘ちがい

おにぎり

お主が思う「寄り添う」に関する気持ち悪い勘ちがいって何や?

ぐれん

それは、「寄り添う=自他境界の融合」という勘ちがいやな。’

先ほどからふれているように、世の中の多くの人が「寄り添う」というワードを使っていますが、結構な人たちが「寄り添う」に関して勘違いをしている気がします。そして、それを私は「うわ、気持ち悪い」と感じていたりしますね。もちろん、同業者でも感が違い全開な人はおります。

で、その勘ちがいとは何かというと、一言でいうと「寄り添う=自他境界の融合」という勘ちがいですね。正直、「寄り添う」をただのスローガンとして掲げているような人達よりも、この勘ちがいをしている人の方がはるかに有害だと思います。

「寄り添う=自他境界の融合」という勘ちがいが個人的に一番気持ち悪い

この勘ちがいをベースに考えると、「相手の気持ち=自分の気持ちになるのが寄り添う事だ」って話になりかねないんですが、これは先ほどふれた境界侵害の最たるものであり、相当にうっとおしいものです。正直、寄り添われる方からしたら、たまったものではないでしょう。

「何をわかったような事を、、、」とかそんな事を、感じるのではないでしょうか?それに臨床場も過度に相手のネガティブ感情を延々と肯定するのは、相手にとってもマイナスです。ネガティブ感情を延々と肯定していると、本人のネガティブ感情はどんどん強化されて行ってしまいまらかね。

おにぎり

そういうもんなのか、知らんかったわ。

そのため、寄り添うのであれば、会話の中で「相手のネガティブ思考のループをあえて遮断する」、例えば愚痴を打ち切ってもっと明るい話題に切り替える、みたいなことも必要です。そうしたことをするためには、自分と相手との境界をきっちり分けて、相手の感情に感化されないようにする必要があります。

真の寄り添いは「他者の世界を尊重したまま近くにいること」であり、融合はむしろ害です。もう少し詳しく言うと、情動的共感は相手の心理状況理解のためのフックとしてしか使わず、9割以上は他者視点取得(認知的共感)で行うのが「寄り添う」という行為でしょう。図にすると、以下みたいな感じですかね。

寄り添う 本質

「寄り添う」が気持ち悪い時にありがちな疑問

おにぎり

まだ、気になる事があるんやけど、、。

ぐれん

んじゃ、最後に疑問にこたて行こうかの。

最後に、「寄り添う」が気持ち悪い時にありがちな疑問について、回答していこうかと思います。

疑問①:寄り添う時に境界を保つにはどうする?

寄り添う場合は、以下の3点を確認すると「気持ち悪い」思われないと思います。

気持ち悪い「寄り添い」にしないために気を付けるといいこと

  • 役割・範囲の明確化(何をする人で、何をしない人か)
  • 同意の確認(今この話題に踏み込んでいいか)
  • 自己点検(「これは相手のためか?それとも自分の不安処理か?」)

疑問②:寄り添うだけでは何も解決しないのでは?

そのとおりです。寄り添うだけでは何も解決しません。というかですね、そもそも寄り添う目的は、いわゆる問題解決ではなく問題解決のスタート地点に立たせる事だったりします。

具体的に言うと、多くの状況では感情の承認 → 問題の整理 → 行動選択という段階的プロセスが必要で、寄り添う事の目的は「まず感情を整理して問題を解決に持っていこうという気持ちにさせる事」なんですね。なので、寄り添う事の目的は、問題そのものを解決することではありません。

「寄り添う」を気持ち悪いと感じるのは境界侵害と操作を感じるのが主要な原因かも?寄り添うなら自他境界をしっかりわけないとダメ!

「寄り添う」という表現が気持ち悪いと感じるのは、境界侵害と操作を感じるのが主要な原因であると考えます。「寄り添う」というと表現にはどことなく温度感が感じられますが、考えようによってはパーソナルスペースの侵害や共感ベースの操作性が感じ取れるものでもありますね。

他人との境界を明確に自律や自主性を重んじている人からしたら、この「寄り添う」という表現には多少の抵抗感があっても不思議ではないでしょう。いずれにせよ、「寄り添う」というのであれば、自他境界をしっかりわけて感情移入することは避けないといえませんね。自他の感情を一緒にするのは、最悪です。

ぐれん

自他境界の徹底分離は、めっちゃ大事やで。

ちなみに、公式ラインでは「もっと自分を理解したい」、「人との関わりをうまく築きたい」、そんなあなたのために不定期で心理学的ヒントを発信しています。ただ今LINE登録者限定で、心の軸を取り戻すための限定記事や表ではあまり言えない実践知ベースの限定記事のパスワードをプレゼント中です。

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