おにぎり子供の容姿をけなす親の心理って、意味わからん。



心理の本質は、強い自己否定感やと思うんよね。
世の中には、子供の容姿をけなす親がしばしばいますが、常識的に考えると「どんな神経してるんだよ」となるものです。実際、私もいろんな人の話を聞いて経験を積むまでは、「なんでやねん。なんでそんなことするのよ」なんて思っていました。
そんな感じですから、子供の容姿をけなす親の心理はどんなものなのか、気になりますよね?結論から言うと、子供の容姿をけなす親の心理の内、もっとも代表的なものとしては以下の通りです。
子供の容姿をけなす親の心理





子供の容姿をけなす心理の本質は、強い自己否定感なんよな。
子供の容姿をけなす親は自身が自覚しているかを問わず、強烈な自己否定感を持っていることが非常に多いとの印象です。そのため、子供への容姿いじりはいってみれば、自身のストレスによる八つ当たりの一種といっても言い過ぎではありません。困ったものですが、結構見かける事例です。
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子供の容姿をけなす親の8つの心理





子供の容姿をけなす親の心理って、なんなん?



ふむ、心理は以下の8つやね。
まずは、子供の容姿をけなす親の心理について、考えていきたいと思います。子供の容姿をけなす親の心理は、以下の通りです。
子供の容姿をけなす親の心理
- 心理①:自身の容姿への不安・社会的美意識の投影
- 心理②:子供に対し高い理想をもっている
- 心理③:育児に強いストレスを感じている
- 心理④:遺伝的自己否定
- 心理⑤:ブサイク扱いに慣れさせたい
- 心理⑥:子供をライバル視している
- 心理⑦:子供を通じてストレス解消している
- 心理⑧:子供に無理にかかわろうとしてる



それぞれ、詳しく見ていこう!
心理①:自身の容姿への不安・社会的美意識の投影


子供の容姿をけなす親の心理の1つ目は、「自身の容姿への不安・社会的美意識の投影」です。
親がメディアや社会的基準を内面化、つまり最近で言う所のルッキズムにすっかり毒されて、自身がそれに由来する不安を抱えている場合、その不安が子どもの外見評価に反映されることがしばしばあります。



ふむ、結構今は多そうよね。
例えば、親が顔の大きさについて悩みを抱えている場合、子供の顔の大きさについて過剰にコメントしたりするといった感じです。これは、二重とか忘れ鼻とかにも同じようなことが言えるでしょう。
子供としては、いい迷惑でしかありません。
心理②:子供に対し高い理想をもっている


子供の容姿をけなす親の心理の1つ目は、「子供に対し高い理想をもっている」です。
親の完璧主義や高い期待が、子供の外見に対しても及ぶことがあります。その場合は、親は子供に自分の思う「達成すべき理想的容姿」を押し付けて、例えば「あんたは太すぎる!」等と欠点を指摘するような行動をとることもしばしばです。



んー、理想像を押し付けてくるとか勝手すぎる、、、、。
ちなみに、あまり多くはないと思いますが、娘の容姿に対して「こんな見た目じゃ、私のメンツが立たないだろ」等と思って、娘に整形させようとする母親というのもいるにはいます。
こうした行動の背景には、様々な心理(例:後述する遺伝的自己否定など)が存在しているものですが、子供に対する高い理想があることも結構ある気がしますね。
心理③:育児に強いストレスを感じている


子供の容姿をけなす親の心理の3つ目は、「育児に強いストレスを感じている」です。
ご存じの通り、育児はかなりの重労働ですから、育児負荷や生活ストレスが高いと攻撃的・批判的な言動が増えやすいもの。容姿批判も、その一形態として出現することがあります。



いってみれば、子供に対する八つ当たりって事やな。
育児がストレスフル(特に3歳児までは話を聞いていると地獄すぎる)なのは当然としても、子供に対してそのストレスを解消するために八つ当たりするのは違いますよね。
ただ、悲しい事に色々と話を聞いていると、母親本人は「本当はこんな接し方をしたくないのに。子供が言う事を聞かな過ぎてついつい強い言葉が出てしまう、、、」という人もいて、それが悩みの種という事もあります。なんとも、いえない気分になりますね。
心理④:遺伝的自己否定


子供の容姿をけなす親の心理の4つ目は、「遺伝的自己否定」です。
無意識に「子は自分の遺伝的成果物」として評価し、自分の欠点の見える化を恐れてしまう人もいたりします。つまり、「子供の欠点=自分の欠点」という感覚でものをみてしまうから、しんどくなってしまうわけですね。



んー、闇が深いけど、ありそうやなあ、、、。
これは、心理学でいう所の投影ってやつですね。たとえば、具体的な事例をあげると、自分の顔に不満を抱えて整形した母親が生まれてきた子供の顔が整形前の自分にそっくりで、自分の遺伝子の欠陥を再認識させられたように感じる、、というのがいい例でしょう。
実際、こうした事例は普段カウンセリングでもしばしば耳にするものです(被害者はクライエント自身)。ちなみに、自己批判的な親は子への否定を通じて自己を守ろうとする傾向があるといわれていたりもしますね。
心理⑤:ブサイク扱いに慣れさせたい


子供の容姿をけなす親の心理の5つ目は、「ブサイク扱いに慣れさせたい」です。
親が「社会は残酷だから早めに慣れさせる」という意図で、先制的に厳しくする場合があります。年々ルッキズムが加速する現代であれば、これは「あえて先に子供の容姿をブサイク扱いすることで、将来ブサイクいじりを受けても平気なように鍛える」という話になりますね。



んー、、、個人的に逆効果な気がしてならない、、。
一見、こうしたブサイクいじり耐性をつけさせるために、あえて子供の容姿をいじり倒すという戦略は有効に見えますが、実際は裏目に出ることがほとんどであるため、推奨はできません。
実際、研究では、家庭内の否定が社会的耐性を高めるどころか過敏化させるとされていますからね。
心理⑥:子供をライバル視している


子供の容姿をけなす親の心理の6つ目は、「子供をライバル視している」です。
絶対数はそこまで多いとは思いませんが、特に同性愛的・同性の親に見られるケースとして、子の容姿が親の相対的地位を脅かすと感じる無意識が働くことで、親が子の容姿に批判しがちになる事があります。



子供がライバルやって!?そんなことある?
正直、聞いたことがない人からしたら、「そんな奴おらんやろ、、」となるはずですが、実際にこうした心理のせいで子供の容姿をいじり倒す親(特に母親から娘)がいたりします。いわゆる、「わざと娘にダサい格好をさせて異性から好かれにくくしようとする親」がその最たる例ですね。
なお本筋と外れますが、こうしたダサい格好をさせる親はわざと子供を自分に依存させるために(異性の子供に対する場合。子供にある種の恋愛感情がある)、ダサい格好をさせていることもあったりします。
心理⑦:子供を通じてストレス解消している


子供の容姿をけなす親の心理の7つ目は、「子供を通じてストレス解消している」です。
先ほどの話と結構重複しますが、育児に限らずそもそもストレスが溜まっている人は、自分の子供を通じたストレス解消の一環として容姿いじりを行うことがあります。本当に最悪の事態ですが、割と聞くんですよね、この手の話。



んー、もう理不尽でしかないわあ。
これは理不尽極まりない所業ですが、子供が未成年の場合は家庭内では親の立場が上ですから、子供は親にとっては格好のサンドバッグという話にもなるんですよね、、、。
実際、自分の不快を内省できない親は、コントロールしやすい対象(子)に感情を投げることで解消しようとする傾向がありますね。
参考:Testing Parenting Self-Esteem as an Indicator of Mothers and Fathers Who Are at Risk for Aversive Responses to Disruptive Child Behavior
心理⑧:子供に無理にかかわろうとしてる


子供の容姿をけなす親の心理の8つ目は、「子供に無理にかかわろうとしてる」です。
親としての役割を全うしようとする人の中には「関与=愛情」と感じるあまり、評価・修正の言動が増えるてしまっている方がしばしばいます。つまり、彼は何とかして子供にかかわろうとして必死なわけですが、それが空回りして容姿批判につながってしまっている、、という悲しい話です。



んー、ほんまや、悲しすぎるやろ、、。
なお、これは愛着不安型の親に多く、過度の関与がかえって子の自立感や自尊心を損なうとされていますから、単に構えばいいという話でもありません。
例えば、「そんな見た目だと人から嫌われるよ」とか「あなたはブスなんだから、せめて社交性は身につけないとあとで苦労するよ」等と子供の容姿をけなしながら、改善行動をうながすといったものもそうした行動の一例といえるでしょう。全くいい迷惑といった感じがしますね。
親に容姿をけなされた子供が被る2つの心理的ダメージ





親に容姿をけなされた子供が被る心理的ダメージはどんなもん?



ふむ、主に以下の2つやな。
つぎは、 親に容姿をけなされた子供が被る心理的ダメージについて、考えていきたいと思います。 親に容姿をけなされた子供が被る心理的ダメージについては、以下の通り。
親に容姿をけなされた子供が被る心理的ダメージ
- 自己肯定感の低下
- 否定的なボディイメージ・身体感覚の形成



それぞれ、詳しく見ていこう!
自己肯定感の低下


親に容姿をけなされた子供が被る心理的ダメージの1つ目は、「自己肯定感の低下」です。
もはや言うに及ばずといった感じですが、親から否定的なコメントを受けて育った子供の自己肯定感は本当に地の底に落ちます。特に、容姿に関して否定的コメントを受けて育った場合、のちのち重度の醜形恐怖症を患って引きこもりになったり、いわゆる整形依存に陥る人が少なくありません。



まあ、そうだろうなあ、、、。
実際、以下の長期追跡研究では、家族による容姿・体型へのからかいは成人期の低い自尊やストレス増大と関連しているとされています。
参考:Parental Contributors to the Prevalence and Long-Term Health Risks of Family Weight Teasing in Adolescence
自己肯定感が低くなると、常に「自分には価値なんてない」と自己否定しながら生き続ける事になるので、本当に生きづらくなってしまいますし、幸せになりにくくなりますね。
自己肯定感こそ人生を幸せに言い切る上での最重要項目といえるので、本当に致命的です。
親に容姿をけなされた子供の自己肯定感は低下する傾向にある
否定的なボディイメージ・身体感覚の形成


親に容姿をけなされた子供が被る心理的ダメージの2つ目は、「否定的なボディイメージ・身体感覚の形成」です。
先ほどの話と重複してしまう部分もありますが、親の外見コメントや体に関する会話は、子どもの体満足度低下、摂食行動のリスク増加、社会的回避の上昇につながることが示されています。特に幼児期〜思春期にかけての親の言動が強く影響するとされていますね。



摂食障害、、、そういえば、最近カリカリの小学生とか増えてるよね。
実際、長期的影響:体に関する否定は学校成績や対人関係・精神健康にまで波及する(例:体の特徴を笑われた経験がストレスや物質使用リスクと関連)と言われていますから、本当にこれは人生を揺るがす大門だといえます。
そのため、後述するように、基本的に親は基本的には子供の容姿に対して一切触れないようにするのが正しい戦略だと思いますね。
親に容姿をけなされた子供は否定的なボディイメージ・身体感覚を形成しがち
子供の容姿をけなさず自己肯定感を適切に育む3つのアプローチ





子供の自己肯定感を高めるって、難しいね。



うむ、本当そうよな。
つぎは、子供の容姿をけなさず自己肯定感を適切に育むアプローチについて、見ていきたいと思います。子供の容姿をけなさず自己肯定感を適切に育むアプローチは、以下の通りです。
子供の容姿をけなさず自己肯定感を適切に育むアプローチ
- アプローチ①:容姿にふれず行動や努力を具体的に褒める
- アプローチ②:肯定的・感情的なフィードバックを与える
- アプローチ③:日頃から評価軸の多様性を意識して接する



それぞれ、詳しく見ていこう!
アプローチ①:容姿にふれず行動や努力を具体的に褒める


子供の容姿をけなさず自己肯定感を適切に育むアプローチの1つ目は、「容姿にふれず行動や努力を具体的に褒める」です。
先ほど見たように、子供の容姿についてコメントすること自体が、健全な自己肯定感やボディーイメージを育むことの障害となります。そのため、容姿にふれることは極力避けて、子供の行動や努力をほめる事が最善です。



せやなあ、容姿にふれない方がええよなあ。
実際、具体的な努力や行為に焦点を当てた賞賛は能力と努力を強化し、自己価値を外見以外にも分散させるため、長期的な自尊向上に寄与するとされています。
参考:Parents’ Use of Praise and Criticism in a Sample of Young Children Seeking Mental Health Services
アプローチ②:肯定的・感情的なフィードバックを与える


子供の容姿をけなさず自己肯定感を適切に育むアプローチの2つ目は、「肯定的・感情的なフィードバックを与える」です。
基本的には子供と接する時は、肯定的かつ需要的な態度で接するのが基本といえます。もっともこれは「単なる甘やかし」ではないので、その一線を引くのが中々難しいですが。まあ、悪い事をしたらしっかり叱るが普段は肯定的かつ需要的な態度で接する、というので十分ではないかと思います。



せやな、叱る時はしっかり叱らんとダメよな。
また、こんなルッキズムで荒み切った世の中ですから、子どもが「自分はブサイク」等という事もあるかと思いいます。その場合は、まずは「つらかったね。そう思うほどの出来事があったんだね」などと感情を受け止めるのが重要です。
感情受容があることで、以後の建設的対話(事実と解釈の分離、代替仮説の提示)が可能になります。実際、感情が先に受け取られないと、理屈は逆効果になることが研究で示されていますね。
参考:Adolescents’ affective and neural responses to parental praise and criticism
アプローチ③:日頃から評価軸の多様性を意識して接する


子供の容姿をけなさず自己肯定感を適切に育むアプローチの3つ目は、「日頃から評価軸の多様性を意識して接する」です。
子供には学校以外の居場所(趣味・スポーツ・家族内での役割)」を複数用意して、自己価値が顔に一本化されないようにするのが重要でしょう。つまり、「自分の良さは顔だけで判定されない」という気持ちを、しっかりと体感ベースで腹落ちさせていく必要があるわけです。



ふむ、せやね、評価軸がたくさんあれば、心が折れにくいよね。
事実、自己概念が多次元的な子ほど、外見に依存しない安定した自己評価を持ちやすく、整形願望やボディイメージ問題のリスクが低い傾向があるとされています。
「補足」子供に整形したいといわれた時の向き合い方について
年々ルッキズムが加速しているので、育児をする中で「子供に整形したい」といわれることもありえる。もし子供に整形したいといわれた際は、以下のような手順で対策をするといいだろう。
いつから、何がつらいのか、整形で何が変わると期待しているか等を具体化する
心理支援、環境調整、メイク等の可逆的手段、時間を置くなど複数の方策を備えておく
リスク、失敗率、回復期間を理解しているかについて確認する
精神科、臨床心理士への相談や複数医師のセカンドオピニオンを行う
参考
Adolescents’ affective and neural responses to parental praise and criticism
なお、臨床データ上は、「精神的問題を抱えた人が整形へ向かう傾向」があるといわれており、整形自体が根本的な心理問題を解決するとは限らない。家庭での支援と専門評価が一番重要である。
子供の容姿をけなす親の心理に関するFAQ





まだ、気になる事があるんよ。



んじゃ、最後に疑問に答えていこうかの。
最後に、子供の容姿をけなす親の心理に関する疑問について、答えていこうと思います。
FAQ①:親が「自分も言っているかも」と気づいたらまず何をすべき?


「自分も言っているかも、、」と思う時は、まず謝罪より「子供の感情を聞く」ことが重要です。子どもにどう感じたかを尋ね、感情を受け止めるのが大事ですね。
その後、親自身が専門相談(親向けカウンセリング)を受け、自分の未処理の不安を扱うことが最も効果的かと思います。自己批判的な状態を放置すると、再発リスクが高いでしょう。
参考:Understanding Parenting Stress in Adoptive Parents: A Longitudinal Multilevel Study of Parents’ Self-Criticism, Child Negative Emotionality, and Child Age at Placement
FAQ②:家庭で見た目トークを減らす具体的なルールは?


家庭で見た目トークを減らす具体的なルールとしては例えば、以下の様なようなものを設定するといいでしょう。
- 食事時の体重話禁止
- 子どもの外見に関する比較(含:有名人との比較)禁止
- 行為や努力をほめるルールを導入
家庭内の言語環境自体を変えることが、子どもの体イメージ予防に有効といえます。
FAQ③:いつ専門家(臨床心理士・小児精神科など)に繋げるべき?


子供に以下の様なサインが出たら、早めに相談した方がいと思います。
- ①摂食行動の乱れ(拒食・過食)
- ②自傷・絶望感
- ③社会的孤立や学校不登校
- ④整形を唯一の解決策として語る場合
整形関係の研究では、心理症状がある場合に満足度が下がることを示されているため、事前評価が重要といえます。
子供の容姿をけなす親の心理の本質は強い自己否定感!子供の容姿にふれること自体が高リスク!


子供の容姿をけなす親の心理の本質は、強い自己否定感です。具体的に言うと、子供の容姿が自分の容姿に似ている事で子供の顔を見るたびに自分の容姿への嫌悪感が再燃するとか、
ちなみに、子供の容姿にふれるとボディイメージの悪化や情緒安定性が損なわれるので、子供に接する時は極力子供の容姿に関しては触れず、ほめる際は行動や努力を具体的にほめるようにするのが最善です。もっとも、子供が容姿で悩んでいる時は、実に向き合い方が難しいですけども。



整形許可に関しては、本当に慎重に判断しないとあかんね。
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