おにぎり余裕がないと性格悪くなる人の特徴って、どないなもん?



特徴は、およそ以下の6つやね。
よく「余裕がないと性格悪くなる」といわれますが、これは心理学的に基本的に本当です。しかし、余裕がないと性格が悪くなるにしても、そのなりやすさについては個人差があります。ちなみに、私も余裕がなくなると、多少切れ気味になるので常にメタ認知を鍛えて自戒しています。
そんな感じですから、余裕がないと性格悪くなりやすい人の特徴について、気になりますよね?結論から言うと、余裕がないと性格悪くなる人の特徴は、以下の通りです。
余裕がないと性格悪くなる人の特徴





感情調整スキル未発達が、一番リスクの高い特徴やね。
余裕がないと性格が悪くなる人は、感情調整スキルが未発達という特徴をもっていることが非常に多いです。なおここでいう「性格が悪くなる」とは「攻撃性が増加する」であって、サイコパシーやサディスト傾向が強まるという意味ではありませんから、そこは注意してくださいね。
ちなみに、公式ラインでは「人との関わりをうまく築きたい」、「誰かの期待じゃなく自分の意志で生きたい」、そんなあなたのために不定期で心理学的ヒントを発信しています。ただ今LINE登録者限定で、心の軸を取り戻すための限定記事や表ではあまり言えない実践知ベースの限定記事のパスワードをプレゼント中。
あなたの生き方を少しずつ再構成していくヒントをお届けします。今すぐ登録して、あなたのペースで心を整えていきましょう!
余裕がないと性格悪くなる人の6つの特徴





余裕がないと性格悪くなる人の特徴って、どんなもん?



以下の5つやね。
まずは、余裕がないと性格悪くなる人の特徴について、見ていきたいと思います。余裕がないと性格悪くなる人の特徴は、以下の通りです。
余裕がないと性格悪くなる人の特徴
- 特徴①:認知資源が少ない
- 特徴②:感情調整スキルが未発達
- 特徴③:自尊心が不安定
- 特徴④:完璧主義・コントロール志向が強い
- 特徴⑤:慢性的ストレス状態が常態化している
- 特徴⑥:他者視点取得が苦手



それぞれ、詳しく見ていこう!
特徴①:認知資源が少ない


余裕がないと性格悪くなる人の特徴の1つ目は、「認知資源が少ない」です。
疲労や強いストレスは前頭前野の機能を低下させ、ワーキングメモリや抑制能力が顕著に落ちます。これによって、共感と自制、長期的視点の3つが損なわれることがわかっていますね。具体的には以下の様な状態になりやすくなりますね。
- 些細なことでイライラする
- 同時に複数のことを処理できない
- 状況を俯瞰できず、短絡的な判断が増える
参考:Prefrontal cortex executive processes affected by stress in health and disease



ふむ、めっちゃわかるわ、、なるわな。
このような背景があって、短絡的・衝動的な反応が出やすくなり、対人できつい対応をとることが増えてしまうのです。余裕がなくなると、思いやりではなく反射的反応が前に出やすくなるんですね。
余裕がないと性格悪くなる人は認知資源が少ない傾向にある
特徴②:感情調整スキルが未発達


余裕がないと性格悪くなる人の特徴の2つ目は、「感情調整スキルが未発達」です。
怒りや不安などの感情を観察・再評価・受容して行動に結びつけるスキルが弱いと、感情がそのまま言動にあらわれてしまいます。俗にいう、「自分の機嫌を自分で取れない状態」におちいりやすくなってしまうわけですね。



ああ、、ワイもこれ自壊案件やわ、、。
ちなみに、感情調整の欠如は攻撃性や不寛容さと強く関連するとの研究があります。
参考:A Meta-Analysis of the Relationship Between Emotion Regulation and Social Affect and Cognition
なお、感情調整能力はマインドフルネス瞑想など各種マインドフルネス技法を習慣化することで、効果的に高めることができますので、マインドフルネス瞑想を日々のメンタルケアに取り入れるのがおすすめです。マインドフルネス瞑想について、詳しく知りたい方は以下の記事を見てみて下さいね。
余裕がないと性格悪くなる人は感情調整スキルが未発達な傾向にある
特徴③:自尊心が不安定


余裕がないと性格悪くなる人の特徴の3つ目は、「自尊心が不安定」です。
自尊心とは「自分のありのままを受け入れる感覚」のことですが、これが不安定だと高ストレス下において防衛的・攻撃的な言動が出やすくなります。



自尊心って、ありのままを受け入れる感覚のことやったんや、、。
実際、自尊心の不安定さは、感情調整の困難を通じて行動に影響します。
参考:A Meta-Analysis of the Relationship Between Emotion Regulation and Social Affect and Cognition
例えば、自尊心が低く不安定な人が高ストレス環境に置かれると、批判に敏感になってしまい他人の善意からのアドバイスも「人格否定の一種」等と誤解して敵意をあらわにする、、なんてことも起こったりします。
自尊心は心のバリアのようなものなので、ストレスが多く余裕がなくなってくるとその影響が如実に表れてくるわけですね。
余裕がないと性格悪くなる人は自尊心が不安定な傾向にある
特徴④:完璧主義・コントロール志向が強い


余裕がないと性格悪くなる人の特徴の4つ目は、「完璧主義・コントロール志向が強い」です。
完ぺき主義でコントロール志向、つまり「自分の理想状態に向かって状況を制御したい」という思いが強い人は、計画通りにいかないと強い苛立ちを覚えやすい傾向にあります。



ああ、、これわかりすぎる、、、知り合いにいるわ、、。
実際、コントロール志向は余裕低下時に攻撃性へ変換される傾向があるとされていますね。
参考:Intelligence and aggression: The role of cognitive control and test related stress☆
余裕がないと性格悪くなる人は完璧主義・コントロール志向が強い傾向にある
特徴⑤:慢性的ストレス状態が常態化している


余裕がないと性格悪くなる人の特徴の5つ目は、「慢性的ストレス状態が常態化している」です。
ストレスが前頭前野の機能とワーキングメモリや抑制能力を低下させるのは、前述の通りですが、慢性ストレスは前頭前野の可塑性や構造を損ない、長期的に判断・抑制機能を弱めてしまうので、その負の影響は甚大といえます。



慢性化すると、構造すら変わるんか、、こわ。
その結果、短期的な疲労以上に、常にピリピリしている状態が続くことがあるんですね。
ただ、こうなってしまった場合でも、前述のマインとフルネス瞑想を習慣化することで、ある程度は脳は可塑性を取り戻すのでストレスをためないようにしつつ、マインドフルネス瞑想を習慣化するのがいいでしょう。
もっとも、小児期〜思春期の長期間における慢性ストレス、10年以上の強い職業性ストレスにさらされた場合に関しては、中々もとにもどるとはいえないですが、、。
余裕がないと性格悪くなる人は認知資源が少ない傾向にある
特徴⑥:他者視点取得が苦手


余裕がないと性格悪くなる人の特徴の6つ目は、「他者視点取得が苦手」です。
共感、特に他者の立場に立ってものを考える他者視点取得においては、相応の認知資源を要します。そのため、心に余裕がない認知資源が枯渇した状況になると、当然他者視点取得の精度が落ちますね。



まあ、自分のことで手一杯ってやつよね。
実際、余裕がないと視点取得の余力が消え、相手の事情を想像する力が落ちるため、冷淡・自己中心的に見えやすくなるとされています。
参考:Violence exposure and neural systems underlying working memory for emotional stimuli in youth
そのため、平時からそこまで他者視点取得が得手でない人は、いざ高ストレス化に置かれて認知資源が枯渇したら、普段以上に露骨に他人の立場を考慮しない傍若無人な立ち居振る舞いが増え「あいつ性格悪いな」といわれることになるでしょう。
余裕がないと性格悪くなる人は他者視点取得が苦手な傾向にある
余裕がなくて性格が悪くなっている人との4つの関わり方





余裕がなくて性格が悪くなっている人と、どう関わったらいいん?



ふむ、以下の4つが最適やね。
つぎは、余裕がなくて性格が悪くなっている人との関わり方について、考えてみたいと思います。余裕がなくて性格が悪くなっている人との関わり方は、以下の通り。
余裕がなくて性格が悪くなっている人との関わり方
- 関わり方①:「この人は今リソース不足」とラベリングする
- 関わり方②:問題解決を急がない
- 関わり方③:境界線を静かに引く
- 関わり方④:分かってもらおうとしない



それぞれ、詳しく見ていこう!
関わり方①:「この人は今リソース不足」とラベリングする


余裕がなくて性格が悪くなっている人ととの関わり方として、まず「「この人は今リソース不足」とラベリングする」というものがあげられます。
相手の言動を、人格攻撃ではなく状態反応としてラベルを貼ると、自分の感情反応(被害感・怒り)が弱まり対応が穏当になります。



ラベリングかあ、ふむ、やってみるかな。
実際、認知的再評価はストレス反応を下げるエビデンスがあります。
参考:Effects of Acute Laboratory Stress on Executive Functions
前述のように、心の余裕がなくなってくると認知資源が枯渇するのは全人類共通の傾向ですから、性格が悪くなっている人には「あー、認知資源不足してっるすねー」と考えてみるようにすると、多少寛大になれるかもしれません。
関わり方②:問題解決を急がない


余裕がなくて性格が悪くなっている人ととの関わり方として、まず「問題解決を急がない」というものもあげられます。
心に余裕がない人は助言を否定や支配として受け取ることが多いため、問題解決のために助言や提案をすると逆効果になります。



自分のことだけで手いっぱいなんだからしゃーないわな。
Sのため、基本的には相手が問題解決を求めるまで待って、まずは短い共感で受け流す方が賢明な向き合い方でしょう。
関わり方③:境界線を静かに引く


余裕がなくて性格が悪くなっている人ととの関わり方として、「境界線を静かに引く」というものもあげられます。
やはり、いくら相手の認知資源が枯渇していたりするといっても、こちらにもこちらの事情がありますから、向う側の都合に振り回されるわけにはいきません。



そうなんよね、結局、知らんがなって感じよな。
そこで、普段よりも明らかに性格が悪いなと思うのであれば、「今はこれ以上対応できません」、「その言い方だと話せません」など、短く明確な境界線を示すのもありかと思います。
実際、境界線は自分のリソース保護のための行動であり、長期的には関係維持にも有効なので、その臆せず境界性を引くようにしたいものです。
参考:Effects of Acute Laboratory Stress on Executive Functions
関わり方④:分かってもらおうとしない


余裕がなくて性格が悪くなっている人と関わり方として、「分かってもらおうとしない」というものもあげられます。
相手の心に余裕がなくて性格が悪くなっている時は、相手はもう自分のことで一杯一杯になっていますから、あなたが理解を求めてもそんな努力は徒労に終わるでしょう。



たしかに、余裕がない時に配慮してくれって言っても無理よなあ。
そのため、相手が余裕がなくて性格が悪くなっている時は、分かってもらえない前提で対応できると、相互消耗を避けられます。
余裕がないと性格が悪くなるか診断する12の質問





ワイが余裕がないと性格が悪くなるタイプなのか、気になるねん。



ふむ、んじゃ、実際に診断してみよう!
つぎは、余裕がないと性格が悪くなるかを、実際に診断してみましょう。余裕がないと性格が悪くなるか(正確には余裕がなくなった時に攻撃的行動が出やすいか)を、診断する質問は、以下の12個になります。ぜひ、実際に診断してみて下さい。
※「直近1〜3か月の自分」を基準に回答。0=全く当てはまらない、4=とても当てはまる。合計点0〜48。
余裕がないと性格悪くなる?簡単診断
直近1〜2か月のあなたに最も近いものを選んでください。
参考
Cognitive emotion regulation and stress: a multiple mediation approach
Regulating Anger under Stress via Cognitive Reappraisal and Sadness
Perceived stress and cognitive decline: the moderating role of emotion regulation
なお、リスク度は得点別に以下の様に分類されます。
- 点数0〜12点:低リスク
- 点数13〜24点:中リスク
- 点数25〜36点:高リスク
- 点数37〜48点:非常に高リスク
さて、結果はどうだったでしょうか?ちなみに、私は18点でした。低リスクの人は、ぶっちゃけ、聖人ですねえ。
得点別!余裕がなくても性格悪くならない方法





余裕がなくても、自分の機嫌は自分でとりたいねん。



では、先の診断の得点別に方法を提示しよう!
つぎは、先ほどの診断の得点別に余裕がなくても性格悪くならない方法にてついて、見たいきたいと思います。
得点別の余裕がなくても性格悪くならない方法は、以下の通りです。
点数0〜12点:低リスク


点数0〜12点の方は、余裕がない時に性格が悪くなるリスクが低めです。
この点数の方は、ストレス下でも比較的安定しているので、現状維持で問題ありません。



、、、こんな低得点で済むことある?
この点数体の方は、以下の様な事に気を付けると、現状維持ができるかと思います。
- 良好な生活習慣(睡眠・栄養・運動)を維持する。
- 自分が「良い状態」になるルーティンを記録し再現できるようにする。
- 他者の困りに気づくが抱え込みすぎないよう境界を明確にする
参考:Chronic Stress Weakens Connectivity in the Prefrontal Cortex: Architectural and Molecular Changes
点数13〜24点:中リスク


点数13〜24点の方は、余裕がない時に性格が悪くなるリスクが中程度あります。
この点数帯の方は、余裕がないと態度変化が出やすいので、慢心せずに対策を立てておく必要がありますね。



ふむ、せやな、対策は大事やな。
- 返信や重要決定の遅延ルールを導入(例:30分ルール)
- NG行動を3つに限定して「やらない宣言」を行う
- 認知的再評価訓練(出来事の意味づけを変える練習)を短時間で行う
参考:Effects of Acute Laboratory Stress on Executive Functions
点数25〜36点:高リスク


点数25〜36点の方は、余裕がない時に性格が悪くなるリスクが高めです。
この点数帯の方は、認知資源の枯渇が対人攻撃性に直結しやすいので、日頃からきちんと対策を立てておく必要がありますね。



ふむ、せやな、対策は大事やな。
- 物理的に環境を変える(その場を離れる、会話を翌日にする)
- 身体サイン(浅い呼吸・肩の緊張)に気を付けてすぐに深呼吸等緊張緩和行動をとる
- メタ認知トレーニング(マインドフルネス瞑想等)を導入する
ちなみに、前述の通り、私は16点でこの点数帯よりはまだマシですが、毎日20分前後のマインドフルネス瞑想を習慣化して、対策していますね。
点数37〜48点:非常に高リスク


点数37〜48点の方は、余裕がない時に性格が悪くなる非常に高リスクです。
この点数帯の方は、慢性的ストレスで回復資源が枯渇している可能性が高いため、自分だけでケアをするのではなく専門家の力を借りることも視野に入れて対策した方がいいと思います。



ふむ、専門家に頼るのも視野に入れるんやな。
この点数帯の方は、具体的に以下の様な対策を行っていくのがいいかと思います。
- 回復を最優先(睡眠改善・休暇取得・刺激制限)する
- 対人距離を増やす(関係の一時停止含む)
- 専門家(精神科・臨床心理)への相談
- 回復後に感情調整トレーニング(マインドフルネスなど)で行動ルールを構築する
参考
Stress signalling pathways that impair prefrontal cortex structure and function
余裕がないと性格が悪くなる事に関するFAQ





まだ、気になる事があるんよねえ。



んじゃ、最後に疑問について答えていこうかの!
最後に、余裕がないと性格が悪くなる事に関する疑問に対して、答えていきたいと思います。
FAQ①:性格が悪いとはそもそも何なのか?


あくまでも本記事では、「性格が悪い=攻撃性が増加する」と定義してお伝えしましたが、心理学的文脈で言うなら、性格が悪いとは共感性がなく嗜虐的で手段選ばず自己愛が強い、、といった特性を持つ性格でこれはダークテトラッドと言われます。
FAQ②:感情調整トレーニングはどれくらいで効果が出る?


方法や強度によりますが、介入研究では数週間〜数ヶ月で行動面の改善(攻撃性低下・感情安定化)が報告されています。そのため、この期間を目安にするのが、いいのかなと思いますね。
感情調整能力が低い人ほど余裕がないと性格悪くなる!メタ認知を鍛えて感情調整能力を高めるのがベスト!


感情調整能力が低い人ほど、余裕がなくくなると性格が悪くなる、つまり攻撃性が増加してしまう傾向にあります。そのため、「自分の機嫌はしっかり自分でとりたいと考える方は、メタ認知を鍛えて感情調整能力を高めるのが最善ですね。
メタ認知を鍛えたい場合、色々な方法がありますが、個人的におすすめなのは何と言ってもマインドフルネス瞑想でしょう。一日5分からでいいので、マインドフルネス瞑想を習慣化していけば、時間はかかりますが徐々にメタ認知能力が高まっていくはずです。



マインドフルネスは、とにかく継続が重要や!
ちなみに、公式ラインでは「もっと自分を理解したい」、「人との関わりをうまく築きたい」、そんなあなたのために不定期で心理学的ヒントを発信しています。ただ今LINE登録者限定で、心の軸を取り戻すための限定記事や表ではあまり言えない実践知ベースの限定記事のパスワードをプレゼント中です。
あなたの生き方を少しずつ再構成していくヒントをお届けします。心の成長を始める第一歩として、今すぐ登録を!





