おにぎり人柄がいいって、どういう状態なん?



おおざっぱには、安心感、誠実さ、一貫性があるって感じやね。
よく「人柄がいい」という表現が使われますが、そもそも具体的にどんな状態が「人柄がいい」と呼ばれる状態なのはか中々わからないものです。実際、私も結構な間、「なんかわかる気がするんだけども、よく考えると判然としないな、、」という印象で、よくわかりませんでした。
そんな感じですが、人柄がいいとはどんな状態なのか、気になりますよね?結論から言うと、人柄がいいとは表情や言動等に一貫性があり安心感と誠実さがよく伝わる状態のことです。





安心感、誠実さ、一貫性の3つがキモや!
人柄がいい人は誠実で安心感を感じさせ言動等に一貫性があり、非常に頼もしく精神的な支柱となる存在です。一方、似た概念にいわゆる「いい人」がありますが、こちらは安心感、誠実さ、一貫性の3つで大きく劣り比較にもなりません。人柄がいいのと、良い人は全くの別物といっていいでしょう。
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人柄がいいとはどんな状態か3つの視点から徹底分析





人柄がいいとはどんな状態なん?



んじゃ、3つの視点から人柄がいいという状態を分析してみよう!
まずは、人柄がいいとはどんな状態かを徹底的に分析していきたいと思います。人柄がいいとはどんな状態かを分析する視点は、以下の3つとなります。
人柄がいいとはどんな状態かを分析する視点
- 視点①:一般的定義
- 視点②対人関係
- 視点③:心理傾向



それぞれ、見ていこう!
視点①:一般的定義


まず、人柄がいいとはどんな状態かを一般的定義の視点から、分析していきたいと思います。
「人柄がいい」とは一般的に一回の親切や場面依存の親切行為ではなく、動機(他者への配慮)が内発的で、誠実さと一貫性をともなっていて、その行動パターンが長期にわたり継続している状態といえるでしょう。



、、な、ながい、、つまりどういうことや、、、。
つまり、端的にいうと、人柄がいいとは、長期間にわたって誠実さや思いやりが一貫している状態といえるかと思います。
視点②対人関係


つぎは、人柄がいいとはどんな状態かを対人関係の視点から、分析していきたいと思います。
「人柄がいい」という状態は、具体的に能動的傾聴(相手の話を積極的にしっかりと聞くスキル)、安心感と信頼感を与える非言語要素(柔らかい表情、落ち着いた声、うなずきなど)として外にあらわれますね。



たしかに、どれも人柄の良さを語る上で重要な気がするね。
また、対人関係での衝突が生じた際は、攻撃的回避ではなく問題解決志向で謝罪や修正ができるといった形で外にあらわれてくると考えられます。こうした姿勢は、長期的信頼を築くためには非常に重要です。
視点③:心理傾向


つぎは、人柄がいいとはどんな状態かを心理傾向(ビッグファイブ)の視点から、分析していきたいと思います。
ビッグファイブ(外向性・協調性・誠実性・情緒安定性=低神経症傾向・開放性)とは、科学的に信頼されている性格分析です。このビッグファイブで、「人柄がいい」という状態を表現すると、それぞれの項目は以下の様になると考えられます。
- 協調性:高い( 共感性が高く思いやりがある)
- 誠実性:高い(約束を守る、責任感がある等)
- 神経症的傾向:低い(情緒が安定していてストレスに強く安心感を与える)
- 外向性:その高低を問わない
- 開放性:中~高



ふむふむ、外向性はそこまで問題じゃないんやな。
なお、外向性と開放性は中程度〜高であれば対人的な温かさや柔軟性に寄与するため、内向的でも協調性と誠実性が高ければ「人柄がいい」と評価される場合が多いですね。そのため、上記では外向性の高低は問わないとしています。
結論:人柄がいい=表情や言動等に一貫性があり安心感と誠実さがよく伝わる状態


以上から、人柄がいいとは、一言でいうと、表情や言動等に一貫性があり安心感と誠実さがよく伝わる状態」と結論して良いと思います。
そして、ビッグファイブの文脈では、「人柄がいいと」は以下の様な状態でしたね。
- 協調性:高い( 共感性が高く思いやりがある)
- 誠実性:高い(約束を守る、責任感がある等)
- 神経症的傾向:低い(情緒が安定していてストレスに強く安心感を与える)
- 外向性:その高低を問わない
- 開放性:中~高



改めてみてみると、まあ納得やね。
そして、人柄がいいという状態は行動や非言語面では安心感を与えるような形で表現されました。具体的には、能動的傾聴や柔らかい表情、落ち着いた口調といったものですね。
そして、対人関係で衝突が起こった際は、問題を解決するために謝罪や修正行動をきちんととれる点が顕著です。
人柄がいいのと単なるいい人の明確な3つの違い





人柄がいいのと単なるいい人の違いって?



せやね、違いは以下の3つやね。
つぎは、人柄がいいのと単なるいい人の違いについて、見ていきたいと思います。人柄がいいのと単なるいい人の明確な違いは、以下の通りです。
人柄がいいのと単なるいい人の明確な違い
- 違い①:主体性の有無
- 違い②:感情に流されるか否か
- 違い③:ストレス耐性の高低



それぞれ、見ていこう!
違い①:主体性の有無


人柄がいいのと単なるいい人の明確な違いは、「主体性の有無」です。
人柄がいい人は行為の動機が内発的(自分軸があるといってもいいかもしれない)であることが多く、「他人が~と評価するから」ではなく「自分が~したいと思うからする」といった感じで、非常に主体性があります。



ふむ、信念に従って行動している感じやな。
一方で、単なるいい人は行為が外発的動機(評価、拒絶回避、目立たないこと)に基づくことが多く、状況の変化によって容易に一貫性が損なわれます。つまり、単なるいい人の親切は場当たり的で、その場限りな事が多いわけですね。実際、外発的動機は行動の脆弱性につながることがあるとされています。
違い②:感情に流されるか否か


人柄がいいのと単なるいい人の明確な違いは、「感情に流されるか否か」です。
人柄がいい人は情緒安定性が高いため、日頃から精神状態が安定していて一緒にいる人の気持ちを穏やかにしてくれます。もちろん、いい人柄の人は怒りや不安を感じた場合でも、相手に短絡的な評価を下したり八つ当たりするといった理不尽な行動はとりません。



ちなみに、低い神経症傾向は対人満足や安定した関係に寄与するという示唆がありますね。
一方、単なるいい人は共感はあるが情緒の揺れが大きく、ストレス時に言動が変化しやすい傾向にあります。そのため、結果として対人信頼が不安定になりやすいといえるでしょう。
違い③:ストレス耐性の高低


人柄がいいのと単なるいい人の明確な違いは、「ストレス耐性の高低」です。通常、多くの人は高ストレス下では理不尽な対応が増えてミスの修正や謝罪といった関係改善ための行動がおろそかになりがちです。
さきほどふれたことと多少重複しますが、人柄がいい人は誠実性と情緒安定性の組み合わせによって、高ストレス下かつ葛藤場面においても適切に謝罪・修正し関係を回復することができます。



ふむ、メンタルが安定しているからこそって感じやね。
一方で、単なるいい人は高ストレス下で境界が崩れたり、過度に迎合して「本当は不満があるのに言わない」という状況が生まれるなどして、長期的信頼を損なうリスクがあると考えられます。
こうした「不満があるが言わない」という状態は一見波風立てないための最善戦略のようにも思えますが、ある程度小出しにしていかないと、いつか爆発してしまったり本当の意味での相互理解を深められないので、あまりいい事とは言えません。
人柄がいい人になる2つの方法





人柄がいい人になるには、どうすればいいん?



ふむ、以下の2つの方法を実践してみるとええで!
つぎは、人柄がいい人になる方法について、見たい来たいと思います。人柄がいい人になる方法は、以下の通りです。
人柄がいい人になる方法
- 方法①:内面を育てる
- 方法②:行動習慣を身につける



それぞれ、見ていこう!
方法①:内面を育てる


人柄がいい人になる方法はの1つ目は、「内面を育てる」です。
人柄がいい人になるためには、内面、おもにストレス耐性や誠実性、共感能力とそれに基づく傾聴スキルの育成といった事が必要になります。



ふむ、問題はどうやってこうした素養を身に着けるかやな。
傾聴スキルの育成にあたっては、まずは会話の中で相手の情動をラベル化して言語化する練習(例:「つらかったんだね」と要約する)をしたり、。フィクション作品における登場人物の情動を逐一想像する訓練も有効だとおもいます。傾聴について、さらに詳しくはい記事を見てみて下さいね。
そして、誠実性については、非常に地味ではありますが日々の小さな約束(時間厳守、連絡の返信など)を必ず守るようにして信頼を積み上げていき、情緒安定性については呼吸法、マインドフルネス、認知再構成(CBT)でネガティブ感情の暴走を抑えるのが有効です。
なお、マインドフルネスの実践に関しては、マインドフルネス瞑想がい手軽かつ有用なので以下の実践手順に従って習慣化するのがおすすめですね。
マインドフルネス瞑想の実践手順
静かな場所で、椅子や床に楽に座る(横になっても可)。スマートフォンや時計を近くに置き、5分タイマーをセット。
背筋を軽く伸ばし、肩をリラックス。目は軽く閉じるか、床の一点を見つめる。
息を鼻から吸い口から吐き、呼吸に意識を集中。吸う時に「お腹が膨らむ」、吐く時に「空気が抜ける」と感じる。思考が逸れたら、優しく呼吸に戻す(これが重要!)。
呼吸を続けながら、体の感覚(足、腹、胸など)を順に観察。緊張やざわつきがあれば、ただ「気づく」だけにとどめる。
タイマーが鳴ったら、ゆっくり目を開け、体の感覚や気持ちの変化を軽く振り返る。
人柄がいい人になりたいなら内面を育てよう
方法②:行動習慣を身につける


人柄がいい人になる方法はの2つ目は、「行動習慣を身につける」です。
人柄がいい人はその内面が成熟しているだけでなく、その内面を適切に行動として出力できます。そこで、人柄のいい人になりたいのであれば、きちんと行動面も見直していく必要がありますね。



ふむ、具体的に行動面を見直すといっても、何を見直すん?
なお、人柄がいい人になるためには先ほどの能動的傾聴はもちろんのこと、非言語要素の調整や適切な境界設定を常日頃から行っていくことが大事になると思います。
そこで、まず非言語要素の改善についてふれていくと、まず鏡や録音で自分の表情・声をチェックし柔らかい目線や穏やかなトーン、適度な相槌を意識ができるように練習していくのが、ベストです。やはり、実際に見える化して、確認していくのがいいですね。
そして、健全な境界設定については、過度の迎合を排し多適切な思いやり実践のためにも「必要に応じてきちんとノーという習慣」を身に着けるのが大事になります。なお、この際相手に配慮しつつも自分の意見を伝えるアサーションというスキルが必要になるので、アサーションについて気になる方は以下の記事を見てみて下さいね。
参考:アサーショントレーニング
人柄がいい人になりたいなら行動習慣を身につけよう
人柄がいい人に関するFAQ





まだ、気になる事があるんよなあ、、。



んじゃ、最後に疑問に答えていこうかの。
最後に、人柄がいい人に関する疑問について、回答していきたいと思います。
FAQ①:人柄がいい人は嫌われない?


いえ、人柄がいいからと言って、全員に好かれるなどという事は不可能です。むしろ、人柄のいい人はその善良さから周囲のヘイトを集める事すらあるかもしれません。
というのも、人柄のいい人と一緒にいると、自分が相対的に悪人のように思えて罪悪感にさいなまれるので、人柄のいい人の存在が疎ましくなってしまう、、、ということもあるからです。
ただ、人柄のいい人は長期的にみれば、多くの人から信頼を得られるのでえるものの方が多いといえます。
FAQ②:人柄は生まれつきの性格で決まる?


人柄は部分的には遺伝的要因など生まれつきの要素によってきましますが、必ずしもそれだけでは、決まりません。というのも、動機(内発性)や行動習慣は学習可能だからです。
実際、性格研究によって、環境的介入で動機と行動が変わることが確認されています。
FAQ③:職場で人柄がいい人になるには何を優先すべき?


私見ではありますが、職場で人柄がいい人になるためには、誠実性(約束を守る)→ 情緒安定(ストレス時の対応)→ 能動的傾聴(信頼構築)の順で優先していくのがいいと思います。
人柄がいいとは表情や言動等に一貫性があり安心感と誠実さがよく伝わる状態!いい人でなく人柄がいい人になろう!


人柄がいいとは、端的に言うと、表情や言動等に一貫性があり安心感と誠実さがよく伝わる状態のことです。そして、いい人柄の人と似た概念として、いわゆるいい人というのがありますが、こちらは安心感、誠実さ、一貫性の3点において実に不安定で、人柄がいい人とは比較になりません。
そのため、内面と行動面を上手く調整していい人ではなく、良い人柄の人を目指した方がいいでしょう。それでこそ、人間関係が充実し果ては人生全体が充実して後悔なく生きれるはずです。



幸福な人生のキモは、良好な人間関係やからね、結局。
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