初対面でタメ口の人の心理とは？初対面でタメ口をかれた時の3つの対策！

初対面では丁寧語や敬語で話をするのが常識ですが、たまに初対面にもかかわらずいきなりタメ口で話しかけてくる人がいます。正直、こうした人は、どんな神経をしているのかと、疑問になる方も多い事でしょう。

そんな感じですので、初対面でタメ口で話してくる人の心理つについて、気になりますよね?結論から言うと、初対面でタメ口の人の心理については、以下の通りです。

初対面でタメ口の人の心理

初対面でタメ口を聞く人にも色んな人がいますが、大体は丁寧語、敬語を使う習慣がなかったがために初対面なのにタメ口を使ってしまっていることが多いと感じます。このように悪意がない場合は、やんわりと丁寧語・敬語でたしなめるように接して暗に間違いを正すのがまずは最善ではないかと思いますね。

ちなみに、公式ラインでは「人との関わりをうまく築きたい」、「誰かの期待じゃなく自分の意志で生きたい」、そんなあなたのために不定期で心理学的ヒントを発信しています。ただ今LINE登録者限定で、心の軸を取り戻すための限定記事や表ではあまり言えない実践知ベースの限定記事のパスワードをプレゼント中。

あなたの生き方を少しずつ再構成していくヒントをお届けします。今すぐ登録して、あなたのペースで心を整えていきましょう！

初対面でタメ口の人の4つの心理

まず、初対面でタメ口の人の心理について、見ていきたいとおもいます。初対面でタメ口の人の心理は、以下の通りです。

初対面でタメ口の人の心理

心理①:丁寧語・敬語を使わなくて当たり前

初対面でタメ口の人の心理の1つ目は、「丁寧語・敬語を使わなくて当たり前」です。

家庭・幼少期・地域コミュニティにおいて、敬語や丁寧を使う習慣が薄い場合、成人後も敬語切替が習慣化されないことがあります。こうした場合、「初対面は丁寧に話した方がいい」という常識が内面化されていませんから、丁寧語や敬語を使わない事が当たり前となっているといえますね。

実際、日本語の敬語習得に関する観察研究などによって、家庭内でどのような言葉使いをするかが丁寧表現の獲得と使用に影響するという事が示唆されています。

参考:Language Socialization at the　Intersection of the Local and　the Global: The Contested　Trajectories of Input and　Communicative Competence

心理②:早く相手と仲良くなりたい

初対面でタメ口の人の心理の2つ目は、「早く相手と仲良くなりたい」です。

相手との距離を迅速に縮めたい意図から、フランクな話し方、つまり初対面からタメ口で話しかける人もいたりします。自分の黒歴史を披歴する様ですごく恥ずかしいですが、昔は私もこのタイプでしたね。もちろん、今となってはやりませんけど。

ちなみに、経験則的に考えても、丁寧語や敬語よりはタメ口で会話ができるようになった方が、心理的距離間が近づくのは間違いないと思いますので、タメ口自体は使って言っていいと思うんですよね。ただ、初対面は仲が深まっていないので、まだ駄目って感じですね。

そのため、今初対面の段階では初めは敬語・丁寧語で接し、相手の顔色を見ながら少し崩していく、といった感じにしていますが、体感ではこれが一番あつれきなく迅速に距離を詰めていけるのでお勧めですね。

心理③:自分の優位性を示したい

初対面でタメ口の人の心理の1つ目は、「自分の優位性を示したい」です。

言語は権力や優位性を示す手段にもなります。上位性や主導権を示すためにあえて丁寧語を使わずフランクな言葉遣いで相手を“下げる”行為は、社会言語学や組織研究でも示唆されています（上司・部下の会話や優位性表示の言語指標に関する研究）。こうした場合、タメ口はマウンティングや試し行為の道具になり得ます。INFORMS PubsOnline+1

心理④:緊張して丁寧語・敬語がでてこない

初対面でタメ口の人の心理の1つ目は、「緊張して丁寧語・敬語がでてこない」です。

人によっては初対面の相手と話す際に緊張しすぎて、丁寧語や敬語が出てこず反射的にタメ口で話し始めてしまう、、という方もいたりします。

実際、社交不安や緊張によって、普段は使える丁寧語が出てこず平易な語が出てしまう場合があるとされています。

参考:The Impact of Social–Cognitive Stress on Speech Variability, Determinism, and Stability in Adults Who Do and Do Not Stutter

初対面でタメ口の人の５つの特徴

つぎは、正直、過去の自分のことを振り返っているようで、非常に気まずいですが、初対面でタメ口の人の特徴について、見ていきたいと思います。

初対面でタメ口の人の特徴は、以下の通り。

初対面でタメ口の人の特徴

特徴①:相手の反応をあまり気にしない

初対面でタメ口の人の特徴として、まず「相手の反応をあまり気にしない」というものがあげられます。

これはかつての私の特徴でもあるので、本当に書いててきついものがありますが、初対面でタメ口の人の中には結構な割合で「相手の反応をあまり気にせず気軽に接するつもりでタメ口を発する」ような人がいるんですね。

こうした人は、「まあ、会話なんてその場のノリだ」とか「テンションが上がっていけば謎の一体感が生まれた仲良くなるから最初からかしこまらなくていい」みたいな感じで相手と自分との感性の違いを無視していたりすることもしばしばです。

もう、完全に勘ちがいノンデリ野郎と化していますよね、、ええ、もちろん、私は反省して今はこうした事はしませんよ、誓ってね。

特徴②:声もリアクションも大きめ

初対面でタメ口の人の特徴として、「声もリアクションも大きめ」というものもあげられます。

初対面でタメ口の人の中には、結構な割合で声もリアクションも大きい人がいるものです。ちなみに、これは外向性の高い人の特徴でもあります。正直、これに関しては私も未だに変わっていませんね。とはいえ、相変わらず基本的には声がデカいので、意識して相手に合わせるようにしています。

大きな声・幅のある声の変化は、外向性や他者と積極的に打ち解けようとする姿勢と関連することが示されていますね。そのため、完全に私は当てはまっているな、、と思いました。

参考:Paralinguistic Features Communicated through Voice can Affect Appraisals of Confidence and Evaluative Judgments

特徴③:主導権を握りたがる

初対面でタメ口の人の特徴として、「主導権を握りたがる」というものもあげられます。

タメ口を使うという行為は、「対等な間柄」だったり「親しい間柄」であるからこそ可能なものであり、そうした関係に至るにはまずお互いの情報を共有し合うことが必要です。その段階をすっ飛ばしていきなりタメ口を使うという事は、ある意味で「相手の心の深部にヅカヅカと土足で入り込む」くらいに無礼といえます。

特に、悪意がある人は初めから「コイツは格下だ」とか「配慮するほどの奴ではない」等と内心見下しているからこそ、相手に敬語・丁寧語を使わずにあえてタメ口を聞いてきます。ようは、支配欲が強く主導権を握りたいから、いきなりタメ口を使ってくるわけです。ちなみに、これは過去と今の私のどちらにも当てはまりません。

ちなみに、権力志向の人は、会話を早めに方向づける、質問よりつなぎを多く取る、割り込みが多い等と権いった特徴があるといわれていたりするようですね。、、、おそらく、思い当たる人物が一人や二人思い浮かぶのではないでしょうか。私は、軽く8人は思いつきましたね。最悪ですよ。

参考:Dominance, Deference, and Egalitarianism in Organizational Interaction: A Sociolinguistic Analysis of Power and Politeness

特徴④:家庭・友人関係で敬語習慣が薄かった

初対面でタメ口の人の特徴として、「家庭・友人関係で敬語習慣が薄かった」というものもあげられます。

子供の言葉使いは、家庭で両親等がどのような言葉使いをしていたかや、両親が言葉使いに関してきちんと教育していたかが大きく影響します。

そのため、もし両親が「こういう場合は敬語・丁寧語を使うんだ」等と教えることがなかったり、両親自信に常識等が著しく欠如した場合は、子供も必然的に敬語・丁寧語を使わないように育っていきますね。

また、環境要因である友人や知人等といった要因の影響も見逃さません。敬語・丁寧語を使うことがないorできない友人知人とばかりつるんで、敬語・丁寧語を使用する機会がほぼない、、、なんて話になれば、ますます初対面でもタメ口で話すようなノンデリっぽい雰囲気の人になりかねません。

特徴⑤:緊張しやすく言葉が崩れやすい

初対面でタメ口の人の特徴として、「緊張しやすく言葉が崩れやすい」というものもあげられます。

先ほどもふれましたが、社交不安などにいよって緊張しやすい方は、初対面で「いざ話そう」と思うと緊張のあまり平時では考えられないほどに話し方がたどたどしくなったり、言葉使いもおかしくなったりするものです。

こうした方に関しては、完全に悪気はないので、個人的に責めるのは違うなと感じます。

なお、このように緊張でうまく話せないという方は、緊張が強い場合は、自力で何とかしようとしてもまずうまくいきませんから、一度言語聴覚士の元を訪れて、専門的な会話トレーニングを受けてみるのがおすすめですね。

初対面でタメ口を聞かれた時の3つの対策

つぎは、初対面でタメ口を聞かれた時の対策について、詳しくて見ていこうと思います。初対面でタメ口を聞かれた時の対策は、以下通りです。

初対面でタメ口を聞かれた時の対策

対策①:自然に丁寧語・敬語に戻す

初対面でタメ口を聞かれた時の対策の1つ目は、「自然に丁寧語・敬語に戻す」です。

初対面でタメ口を聞かれたら、まずは自然に丁寧語・敬語に戻す対応をとるのがベストでしょう。もし、相手に悪意がない場合なら、この対応をすれば多くの場合において、円満にその場がまとまります。

なお、この対応の実践手順は、具体的には以下の通りです。

このように、一貫してあなたが敬語・丁寧語を使い続ける事で、相手に「ああ、この人はこういうスタンスなんだな。では自分も、、、」と相手も歩み寄ってきてくれます。まあ、無神経だったり悪意がなければですが、、。

参考:Communication Accommodation Theory

初対面でタメ口を聞かれた時は自然に丁寧語・敬語に戻そう

対策②:境界線を曖昧にしすぎない程度で許容

初対面でタメ口を聞かれた時の対策の2つ目は、「境界線を曖昧にしすぎない程度で許容」です。

初対面でタメ口を聞かれたら、境界線を曖昧にしすぎない程度で許容するのもいいと思います。悪意はないが鈍感気味な人や軽い悪意をもって接してきている人に対しては、この対応で無事にカバーできるはずです。

なお、この対応の具体的な手順は以下の通りになります。

たとえば、ビジネスシーンの場合であれば、やんわりした宣言としては、「フレンドリーなのは嬉しいですが、初対面なので呼び方は『〇〇さん』でお願いしてよろしいですか？」、「話しやすくてありがたいです。ただ、仕事の場では念のため丁寧にお願いできますか？」等といったものがあるかと思います。

初対面でタメ口を聞かれた時は境界線を曖昧にしすぎない程度で許容しよう

対策③:会話量を最小化して影響を減らす

初対面でタメ口を聞かれた時の対策の3つ目は、「会話量を最小化して影響を減らす」です。

相手に悪意があったりどうしようもないほど無神経な場合は、もう自然に失礼な態度が改善されることは期待できません。その場合は、心理的にも物理的にも距離を置いた方が無難です。

なお、この対応の具体的な実践手順等については、以下の通り。

根拠：対人技能訓練（assertiveness training）やDBTのinterpersonal effectiveness は、問題的対人刺激に対しては「境界を守る」「エスケープではなく機能的に距離を取る」ことが有効としています。感情的反応を抑え（nonreactivity）、行動（会話量の縮小）で安全を確保するのはエビデンスに支持された戦略です。stonybrook.edu+1

たとえば、ビジネスシーンの場合であれば「了解しました。確認事項はメールでお願いします」といって会話を終了したり、「その件は後で改めて共有しますので、今は控えめにお願いします。」等と返すといいかもしれません。

初対面でタメ口を聞かれた時は会話量を最小化して影響を減らそう

初対面でタメ口の人に関するFAQ

最後に、初対面でタメ口の人に関する疑問について、回答していこうかと思います。

FAQ①:いきなりタメ口で腹が立ったが、すぐに注意すべき？

相手が悪意（見下す、侮蔑する、業務怠慢など）を示した場合は早めに境界を提示（穏やかに「失礼なので〇〇してください」）した方がいいでしょう。

ただ単に文化的・習慣的なタメ口なら、まずは丁寧語を続けて様子を見るのが現実的かと思います。

FAQ②:相手が若くてフレンドリーに来るとき許すべき？

年齢や親しみは判断材料の一つではありますが、そうはいっても、あなたの心理的安全が第一です。融和的で悪意がないなら限定的に許容しても構いませんが、「違和感が消えない」とか「不快感が強い」という場合は、やんわり境界を引くのが最適でしょう。

初対面でタメ口を聞く人は丁寧語・敬語を使う習慣がない事が多い！悪気がない場合は多少は許容して良いかも？

初対面でタメ口を聞く人は、そもそも常日頃から丁寧語・敬語を使う習慣がない事が多いです。そのため、初対面でタメ口を聞く人は、必ずしも悪意があってタメ口を使っているとは限りません。そのため、暗に「初対面でタメ口は使うものではないぞ」とたしなめるのが、まずは最善かと思います。

相手に悪気がないのであれば、多少たしなめれば「あ、これはまずいんだな」と気づいて自分の話し方の仕方をなおしていくでしょう。ただ、中にはいくらたしなめても治らない人もいますが、その場合は会話量を最小化して距離を置くのが最善ですね。

ちなみに、公式ラインでは「もっと自分を理解したい」、「人との関わりをうまく築きたい」、そんなあなたのために不定期で心理学的ヒントを発信しています。ただ今LINE登録者限定で、心の軸を取り戻すための限定記事や表ではあまり言えない実践知ベースの限定記事のパスワードをプレゼント中です。

あなたの生き方を少しずつ再構成していくヒントをお届けします。心の成長を始める第一歩として、今すぐ登録を！