おにぎりルサンチマンという言葉なんか嫌いなんよな、なぜやろ?



ふむ、ルサンチマンが嫌いなのは以下の理由かもしれんね。
ルサンチマンとは思想家ニーチェによる「弱者が強者に対して抱く恨みや嫉妬」という意味の用語ですが、ネットにはこの言葉に対していかんとも言えない不快感や嫌悪感を感じている人たちがいるようです。人に諮らず好き嫌いがあるので、当然といえば当然かもしれません。
とはいえ、っルサンチマンという表現が嫌いな人達はなぜこの表現が嫌いなのか、気になりますよね?結論から言うと、ルサンチマンという表現が嫌いな人がこの表現を嫌う理由は、以下の通りです。
ルサンチマンという表現が嫌いといわれる理由





マウントが透けて見えるのが、一番嫌われる理由よな。
ルサンチマンという表現が使われる時、そこには発信者のマウント意識が見え隠れするため、言われた方としてはいい気がしないのも当然といえましょう。ただそこで腹を立ててばかりいても、なんだかむなしくなるのは確かです。そんな時は、自分の大事にしたいものを明確にして、自分軸で生きるようにすると精神が安定するのでお勧めですね。
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ルサンチマンという表現が嫌いといわれる3つの理由





なぜ、ルサンチマンという表現が嫌いなんやろね、ワイ?



おそらく、以下の3つの理由が複合的に絡み合っとるんやろなあ。
まずは、ルサンチマンという表現を嫌いな人がこの表現を嫌う理由について、見たい来たいと思います。ルサンチマンという表現が嫌いといわれる理由は、以下の通りです。
ルサンチマンという表現が嫌いといわれる理由
- 理由①:使う人の無自覚なマウントが透けて見える
- 理由②:嫉妬や不満を病理扱いするニュアンスが強い
- 理由③:自分の感情を無効化されたと感じる



それぞれ、詳しく見ていこう!
理由①:使う人の無自覚なマウントが透けて見える


ルサンチマンという表現が嫌いといわれる理由の1つ目は、「使う人の無自覚なマウントが透けて見える」です。
ルサンチマンは、ニーチェの原典では奴隷道徳の分析ツールでしたが、現代日本では「嫉妬=低レベル」と決めつける武器として使われがち。こうした用法はレッテル貼りの一種であり、相手を貶めることで自分の優位性を確保する行為と言えますね。



んー、なるほど。確かにレッテル張りやな。
「ルサンチマンだな」等と言う人は、「自分はそんな感情を持たない強い人間だ。なのにお前ときたら、、、」といった様なマウントをしているように聞こえるわけで、これが最大の反発ポイントといえるでしょう。ちなみに、以下の研究では、他者への道徳的非難は自己高揚の手段であることが繰り返し示されています
参考:Toward a self-evaluation maintenance model of social behavior.
そのため、他人の嫉妬や負の感情に対して「え、こわっwそれルサンチマンか?ww」などとあおり倒す人間がいるのは、どうしようもない現象だったりするんでしょうねえ。
理由②:嫉妬や不満を病理扱いするニュアンスが強い


ルサンチマンという表現が嫌いといわれる理由の2つ目は、「嫉妬や不満を病理扱いするニュアンスが強い」です。
ルサンチマンは元々「弱者の戦略」として肯定的に捉えられる側面もありましたが、現代では「ルサンチマンは克服すべき欠陥感情」のように語られることが多く、これも不快感の根源といえるでしょう。



反骨心みたいなのも、ルサンチマンといえばそうなんかも。
実際、嫉妬という感情はうまく活用すれば、自分の能力を向上させるための起爆剤となるのでルサンチマン的感情を持っていても何も恥じ入ることなんてありません。
実際、感情研究では、嫉妬は進化的に適応的な機能を持つとされていますね。
「補足」ルサンチマンの起源とその本来の意味などについて
ルサンチマン(ressentiment)は、哲学者ニーチェによって特に有名になった概念であり、
「抑圧された弱者の側に生じる、直接表に出せない恨み・憎悪・妬みが、心の奥でゆっくりと発酵して価値観そのものを歪める心理状態」を意味している。
ただ、その起源はフランス語のressentiment(再び強く感じる、長く引きずる感情)にあり、元々は「恨みを持続して噛みしめ続ける感情」というニュアンスの言葉である。
英語の「resentment(恨み)」よりも粘着性が強く、忘れられない恨みを心の中で反芻し続ける という意味に近いのがルサンチマンであるといえるだろう。
なお、ニーチェは著作『道徳の系譜学』において、ルサンチマンを 「奴隷道徳の原動力」 として扱っており、その定義の要点は以下の様になる。
ルサンチマンの定義(要点)
- 力の弱い側(社会的弱者)に生まれやすい心理
- 直接仕返しや反逆ができない→ 抑圧された怒り・妬みが内側にこもる
- こもった感情が「価値観の転倒」を起こす
- やがて 自分ができないこと・持っていないものを“悪”とみなし、自分を正当化する道徳体系を作る」
また、ニーチェは強者(猛々しい人、貴族的な人など)は、強さ・勇気・力・美・自由 を「善」と見なす一方で、弱者はそうしたものを善とはできず、彼らに対抗できない。そのため、そのため弱者は心の中で価値の転倒を起こすという。
以下が弱者による価値転倒の一例である。
- 強さ → 「残酷で悪いもの」
- 弱さ・従順さ → 「善で美しいもの」
- 成功者 → 「傲慢な悪人」
- 自分 → 「清く善良な存在」
ようは、ルサンチマンは、「手に入らないものを悪とみなし、持っているものを善だと主張する」という概念であって、いわば俗にいう酸っぱい葡萄に近しいものであることが推察される。
よって、現代社会において、ルサンチマンの例を挙げてみると、以下の様なものがそれに相当するといえるだろう。
- 成功者を「汚い手を使っているはず」と決めつける
- 美人やイケメンを「中身がない」と価値下げする
- お金持ちを「悪いことをしている」とみなす
- SNSでの正義感の暴走(道徳を使った攻撃)
このようにルサンチマンには破壊的側面が多く、一見してメリットがなさそうに見えるが、「自分の感情を自覚できる(妬みを認める)」、「外的要因のせいにしすぎない」、「価値の転倒ではなく努力へ意識を向ける」という3要素がそろえば、ルサンチマンも成長の糧になるのでデメリットだけとは決して言えない。
むしろ、弱者が強者に成り上がるためには、ルサンチマンを上手く活用して努力を継続するためのモチベーションに転化する事が不可欠であるとすらいえるだろう。
理由③:自分の感情を無効化されたと感じる


ルサンチマンという表現が嫌いといわれる理由の3つ目は、「自分の感情を無効化されたと感じる」です。
「それはルサンチマンだねw」などと一刀両断されると、自分の苦しみや不満が「正当なものではない」とか「間違ったものである」と否定されたように感じてしまいがちで、それが不快感の源泉となります。



確かに、否定された気になるよなあ、、。
実際、自分の感情を決めつけられたりしたに見られたりすると、「コイツ、何もわからないくせに!」と反発心が生まれるものです。おそらく、あなたも心当たりはあると思います。
ちなみに、このような感情の無効化は、心理的ダメージが大きいことがわかっていますね。
ルサンチマンを抱くこと自体は何も悪くない3つの理由





ルサンチマンを抱くことって、悪い事なんかね?



いや、全く悪くないで!
つぎは、ルサンチマンを抱くこと自体は何も悪くない理由について、見ていきたいと思います。ルサンチマンを抱くこと自体は何も悪くない理由は、以下の通りです。
ルサンチマンを抱くこと自体は何も悪くない理由
- 理由①: 嫉妬・不満は社会的比較の自然な結果
- 理由②:浮かんでくる思考はどうしようもない
- 理由③:歴史的にルサンチマンは社会変革の原動力



それぞれ、詳しく見ていこう!
理由①: 嫉妬・不満は社会的比較の自然な結果


ルサンチマンを抱くこと自体は何も悪くない理由の1つ目は、「嫉妬・不満は社会的比較の自然な結果」です。
人は自動的に自分と他者を比較してしまうので、他人に対して嫉妬を覚えるのは普通のことといえます。
参考



比較は、人間の本能的なものなんやね。
比較が本能由来のものである以上、いちいちそれを「悪い事だ」というのは違いますよね。
理由②:浮かんでくる思考はどうしようもない


ルサンチマンを抱くこと自体は何も悪くない理由の2つ目は、「浮かんでくる思考はどうしようもない」です。
そもそも感情全般にいえることですが、人の脳裏に浮かんでくる考えを消去することは不可能です。むしろ、「~な考えはよくない!こんな考えは考えてはいけない!」と意識すればするほど、逆に当該考えをより強く意識するようになってしまいます。



んー、言われてみればそうかもしれん。
実際、この心理現象は「シロクマ効果」や「思考抑制の皮肉過程理論」等といわれ、以下の研究ではネガティブで個人的な侵入思考について、「抑圧を指示した被験者では、かえってその思考がより頻繁に侵入してくる」という結果が得られていますね。
参考:Thought suppression induces intrusion in naturally occurring negative intrusive thoughts
なお、こうした現象にうまく対処したいのであれば、後述するようにマインドフルネスの実践を習慣化するのが最善ですね。
理由③:歴史的にルサンチマンは社会変革の原動力


ルサンチマンを抱くこと自体は何も悪くない理由の3つ目は、「歴史的にルサンチマンは社会変革の原動力」です。
ニーチェ自身が指摘したように、キリスト教もフランス革命もルサンチマンが原動力でした。現代でも、ブラック企業批判やジェンダー運動など、多くの社会変革は「不満の言語化」から始まっています。そのため、社会規模でみるなら、ルサンチマンは文明の進化に必要不可欠なものといえますね。



ふむ、、、なるほど、ルサンチマンは悪ではないんやな。
不平等や不当な扱いに対して「これはおかしい」と感じるのは、正義感の現れであり、それがあるからこそ社会は最適化されて行くのです。
実際、公正世界信念に関する研究では、不公平を感知する能力が社会維持に必要だとされています。ルサンチマンは、「ここがおかしいよ」と教えてくれるセンサーなのです。
ルサンチマンを抱く自分が嫌いな時に取るべき2つの対策





ルサンチマンを抱く自分が嫌いなんよね、、。



それなら、以下の2つの対策をやってみるといいと思うぞい。
つぎは、ルサンチマンを抱く自分が嫌いな時に取るべき対策について、見ていきたいと思います。ルサンチマンを抱く自分が嫌いな時に取るべき対策は、以下の通りです。
ルサンチマンを抱く自分が嫌いな時に取るべき対策
- 対策①:感情の無効化をやめラベリングする
- 対策②:自分の価値基準を言語化していく



それぞれ、詳しく見ていこう!
対策①:感情の無効化をやめラベリングする


ルサンチマンを抱く自分が嫌いな時に取るべき対策の1つ目は、「感情の無効化をやめラベリングする」です。
「こんな感情を抱く自分が嫌だ」と思ったら、まずは「私は今、嫉妬している」「不公平感を感じている」と正確に名前をつけていきます。このように感情にラベルをつけるだけで、前頭前皮質が活性化して扁桃体の興奮が低下していきます。



感情に名前を付けるってシンプルながらに、強力な方法なんやね。
これはマインドフルネスの基本技法の1つであり、より効果的に自身の感情と距離を置いて冷静になりたい方に関しては、マインドフルネス瞑想がおすすめだったりします。
マインドフルネス瞑想について、詳しく知りたい方は以下の記事を見てみて下さいね。
対策②:自分の価値基準を言語化していく


ルサンチマンを抱く自分が嫌いな時に取るべき対策の1つ目は、「自分の価値基準を言語化していく」です。
ルサンチマンが強い時ほど「他人の価値基準」に振り回されています。そのため、「私は何を大切にしたいのか?」「どんな人生を生きていたいのか?」を実際に紙に書き出してみるのがおすすめです。



なるほど、確かに書き出してみるとわかりやすいかもしれん。
事実、価値観の明確化は自尊心と幸福感を高めることがメタ分析で証明されていますね。
自分の大事にしたいものを明確にしたい方は、以下の記事を見てみて下さいね。以下の記事で紹介している方法は手間はかかりますが、得るものは多いはずです。
ルサンチマンを抱く自分が嫌いな時にありがちな疑問





まだ、気になる事あるんよなあ。



んじゃ、最後に疑問に答えていこうかの。
最後に、ルサンチマンを抱く自分が嫌いな時にありがちな疑問について、回答していきたいと思います。
疑問①:ルサンチマンを感じない人は本当にいる?


→ いません。感情の強弱や表現方法の違いがあるだけです。
「感じない」と言う人は、①無意識に抑圧しているか、②意識していないか、③嘘をついているかのいずれかです(Grossの感情調整研究, 2015)。
疑問②:ルサンチマンを昇華しないとダメ?


→ いいえ。昇華はあくまで選択肢の一つです。
大事なのは「感情をどう扱うか」であって、感情そのものを消すことではありません。
抑圧は逆にストレスホルモンを増加させます(Pennebaker, 1997)。
疑問③:ルサンチマンを使って人を攻撃するとかあり?


ルサンチマンを抱くこと自体は悪くない!
ルサンチマンを抱くこと自体は悪くない!ルサンチマンを感じることが嫌いならまずは自分軸を確立しよう!


ルサンチマンを抱くこと自体は、悪いものではないです。というか、脳内の思考はどう頑張っても止められるものではないので、ルサンチマンを抱くこと自体は全く問題ありません。そのため、仮に自分がルサンチマン的感情を持っていても、自分を責める必要はないですね。
ルサンチマン的感情を持った自分を責めてしまうようなときは、改めて自分の価値基準を言語化して自分軸を確立していきましょう。自分軸が確立されれば、外野が何を言おうがブレることなく自分の人生をしっかりと生きていくことができます。



結局、自分の価値観に気付くのが最強なんよ。
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