無能で人生楽しくない？楽しくない人生は無能のせいではない3つの理由！

「無能だと人生楽しくない」という方は、結構宇世の中にいるようです。確かに、自分にできることが少ないと感じると、どうにも不自由感が強まりますから、わからないではありません。とはいえ、人生が楽しくない理由を、能力の有無だけに求めるのは何か違う気もします。

そんな感じですから、無能だと人生が本当に楽しくないものなのか、気になってしまいますよね？結論から言うと、人生楽しくないのは無能のせいではありません。その理由は、以下の通りです。

楽しくない人生は無能のせいではない理由

正直、楽しさは脳の意味付けによって生まれるため、能力の有無と人生が楽しいかどうかは直接的に関係がありません。問題は、人生に意味を見出せないような精神的体力が枯渇した状態にあるといえます。そのため、人生を楽しくしたいなら、日ごろから精神状態を整えていくための努力が欠かせません。

精神的に安定すれば、視野が広がり無能か否かにとらわれず人生に意味を見出すことも可能になるはずです。ですから、日々メンタルケアを徹底し精神を安定させるのが最善といえます。とはいえ、自力で効果的なメンタルケア対策を日々きちんと行うのは、なかなか大変ですよね？

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楽しくない人生は無能のせいではない3つの理由

冒頭でもいったように、人生がたのしくないのは、無能のせいではないありません。楽しくない人生は、無能のせいではない理由の通りです。

楽しくない人生は無能のせいではない理由

理由①:楽しさは環境との相互作用で生まれる

楽しくない人生は無能のせいではない理由の1つ目は、「楽しさは環境との相互作用で生まれる」というものです。

楽しさは能力の高さではなく、「自分と環境の相性」や「自分の価値観との一致度」によって決まる側面が多分にあります。

たとえば、以下の様なことは、そうした不一致によってもたらされる現象です。

このように、「楽しくない」と感じるのは環境設計の問題であり、個人の「無能」ではなく、自分の特性と環境が合っていないだけのことといえます。

室生である事と、人生が楽しい事はほとんと関係がないのです。

理由②:脳の報酬系は成功より意義で反応する

楽しくない人生は無能のせいではない理由の1つ目は、「楽しさは環境との相互作用で生まれる」です。

心理学・神経科学の研究では、ドーパミン（やる気や快感に関わる神経伝達物質）は「達成」よりも「意味」に反応することが分かっています。

参考:The Neuroscience of Growth Mindset and Intrinsic Motivation

つまり、「楽しさ」は有能さよりも以下の二つによって、左右される側面が大きいというわけです。

逆に、どんなに能力が高かったとしても、自分らしくない努力や、目的の見えない成功を追うとなれば、報酬系が働かず「虚しい」と感じてしまうものです。

脳神経科学的には、楽しさの欠如＝意味の欠如が本質であるため、人生が楽しいかどうかと無能かどうかは別の問題といえるんですね。

理由③:楽しさは学習される感情である

楽しくない人生は無能のせいではない理由の1つ目は、「楽しさは学習される感情である」というものです。

人によっては意外かもしれませんが、楽しさや幸福感は、生まれつき固定された能力ではありません。楽しさや幸福感は、「自力で日常の中に見出すもの」であるため、心理学的には注意の向け方や価値づけの仕方、マインドフルネスの練習によって強化されるスキルの一種ということができます。

参考:Mindfulness, happiness, and anxiety in a sample of college students before and after taking a meditation course

たとえば、以下の様な事を日ごろから意識すると、認知の再構成や注意の訓練によって、脳の快楽回路の働き方が変化していくことでしょう。

人によっては、楽しさや幸福感に対しても、「それは才能だろ」という方もいるかもしれません。しかし、楽しさは「後天的に育てられる知能」の一種であるため、努力すれば少なくとも今よりは間違いなく向上するものです。

やらないで済ますほど、損な事はないんですよね。無能であることを言い訳にしないで、スキルを伸ばしていくことが人生を楽しくする秘訣です。

無能のせいで人生楽しくないと思う人が今すぐすべき4つのこと

つぎは、無能のせいで人生楽しくないと思う人が今すぐすべきことについて、ふれていきたいと思います。無能のせいで人生楽しくないと思う人が今すぐすべきことについては、以下の通りです。

無能のせいで人生楽しくないと思う人が今すぐすべきこと

比較するのは原則として過去の自分だけにする

無能のせいで人生楽しくないと思う人が今すぐすべきことの1つ目は、「比較するのは原則として過去の自分だけにする」です。

無能のせいで人生楽しくないと思っている方は、いますぐに他人と自分を比較してしまう癖を封印する様つとめた方が得策といえます。実際、無能感の根源は、他人との比較によるところが多分にありますしね。

実際、心理学ぶんにゃでは、過去自己比較が自己効力感を高め、無能感を軽減することが示されていますね。

参考:Journal of Personality and Social Psychology(2010)

毎晩、昨日の自分と比較して、「今日の成長点」をノートに記入するようにする習慣を持つのも地味に自己肯定感のアップのためには効果的ですね。

定期的にSNSデトックスを行う

無能のせいで人生楽しくないと思う人が今すぐすべきことの2つ目は、「定期的にSNSデトックスを行う」です。

先ほどふれた比較癖は、SNSの使用でどんどん悪化していってしまいます。実際、SNSには普段絶対に接点のないような同世代や少し上世代の傑物や、資産家、そして、このルッキズム時代を象徴するかのような圧倒的美貌を持つカリスマなどなど様々な人がおり、嫌でも自分と比べてしまうはずです。

こうした他社との比較によって、「ああ、自分は何て無能でゴミなんだろう。世間にはこんなすごい人がいるというのに、、自分ときたら、、」等と過度に悲観的になり、病んでしまう事も少なくないと思います。実際、クライエントの中にもそうしたことを言っていた方が、何人もいましたしね。

そのため、「無能で人生楽しくない」と感じる人ほど、週末の一日だけでもいいので、SNSを使わない日を設けて定期的なSNSデトックスを行うのがおすすめです。かなり、精神状態がよくなると思いますよ。

柔軟な思考を養う

無能のせいで人生楽しくないと思う人が今すぐすべきことの3つ目は、「柔軟な思考を養う」です。

先ほどふれたように、無能である事と人生が楽しくない事はあまり関係がありません。しかし、「無能だから人生楽しくないのだ」という思いが強いと、その思いのせいで本当にそうとしか思えなくなっていってしまいます。これでは、ずっと人生が楽しくないままでしょう。

そこで、「無能だから人生楽しくない」という思いが強めな方は、認知構成法でしばしば用いられる逆質問を活用して、自分の無能さが本当なのかをきちんと検証する癖をつけ思考を柔軟にするよう努めるのがおすすめです。もし「自分は無能」という思考が浮かんだら、以下の様な質問を自分にしてみましょう。

「もし、これが「能力の証拠」だったとしたら、どんな意味がある？」

例えば、「失敗した → だから自分は無能だ」と考えている時に、さらに施行を前にすすめると、「失敗できるほど挑戦してる、という能力の証拠かもしれない」と解釈できるかもしれません。

このような「逆転的な思考」が、前頭前野の再評価機能を活性化し、否定的な感情から回復するための契機となりえます。

参考:Counterfactual thinking.

自分軸を確立する

無能のせいで人生楽しくないと思う人が今すぐすべきことの4つ目は、「自分軸を確立する」です。

先ほどから再三いっているように、無能かどうかと人生が楽しくないものになるかどうかは、ほとんど関係がありません。そして、人生楽しくないと感じている時は、自分の人生に意味を感じていない可能性が高めです。これは、私の経験上からすると、ほぼ間違いないかなといったところです。

つまり、無能だからとかではなくて、「そもそも人生の空虚さが根本にあってそこから派生的に強烈な無能感やそこへの注意が発生している」といった感じです。仮に人生に意味が付与できているなら、「できないならできないなりに頑張る」といった思考になれる可能性が、かなり高まります。

そのため、無能感を強く感じている人ほど、自分軸の確立、つまり「自分だ人生において大事にしたいものの明確化」が非常に重要になるんですね。自分軸を確立したい方は、以下の記事を参考にしてみて下さいね。

参考:自分軸の作り方とは？自分軸を作る事によって得られる５つのメリット！

無能で人生楽しくないと思う人が才能を見つける2つのアプローチ

先ほどふれたように、無能であることと人生楽しくない事はあまり関係がありません。しかし、そうはいっても、無能感にさいなまれるのはしんどいですよね？そこで、自分の才能を見つけるためのアプローチについても、ここで紹介しておこうかと思います。

無能で人生楽しくないと思う人が才能を見つけるアプローチは、以下の通りです。

無能で人生楽しくないと思う人が才能を見つけるアプローチ

プローチ①:信頼のおける人に長所を聞く

無能で人生楽しくないと思う人が才能を見つけるアプローチの1つ目は、「信頼のおける人に長所を聞く」です。

正直、自分の才能は自分では全く気が付けない事が、多々あります。そんな時、他者からの客観的なフィードバックを活用すると、自己盲点（ジョハリの窓の「盲点の領域」）を効果的に埋められますね。

実際、 いかの研究では、他者評価を基にした強み発見が自己認識を向上させ、主観的幸福度を15-20%高めることが示されているといいます。

参考:Values in Action Inventory of Strengths

例えば、自分では当たり前と思っていた会話力が、他人からしたら「それは明らかな才能だよ」と評価されるなんてこともあるでしょう。

いずれにせよ、自分の才能は自分だけでは意外と気が付けないものなのです。

無能で人生楽しくないと思う人が才能を見つけたいなら信頼のおける人に長所を聞こう

アプローチ②:自分が苦労なくできる事を探す

無能で人生楽しくないと思う人が才能を見つけるアプローチの1つ目は、「信頼のおける人に長所を聞く」です。

その人の才能は、「本人にとって何の苦も無く当たり前にできること」の中に眠っていることが少なくありません。例えば、「自然と目ざとく細かいものの変化に気が付く」というのも、完全に才能ですが、意外と自分では「そんなのは当たり前」であって、気にも留めないでしょう。

こうした「自分にとっては当たり前で自然とやってしまうけど、他人から見たら才能」といった資質は、誰しも持っているんです。これは、断言できます。

無能感は苦手分野への過焦点から発生するので、もっと視野を広げて自分の当たり前にできる事に焦点を合わせてみるといいですね。

無能で人生楽しくないと思う人が才能を見つけたいなら信頼のおける人に長所を聞こう

無能で人生楽しくないと思う時にありがちな疑問

最後に、無能で人生楽しくないと思う時にありがちな疑問について、答えていこうと思います。

疑問①:無能感が強いと仕事でミスが増えるのはなぜ？

無能感が強いと仕事でミスが増えるのは、不安がワーキングメモリを圧迫することから考えても非常に理にかなっています。

ミスに多さは、自分が無能であるとの自覚から発生する不安に起因していることも、多いはずです。

疑問②:加齢で無能感が増す気がする、、

加齢により処理速度が低下していくものではありますが、それが無能感と直結する以下といわれると必ずしもそうとは言えません。

さらにいえば、加齢による認知能力の低下は、流動的知性の低下に起因しますが、結晶知性に関しては経験値とともに増加するので、実際のパフォーマンスにおける有能無能の判断は加齢だけでは判断できなかったりしますね。

無能だから人生が楽しくないというのは的外れ！自分軸を確立して自分の人生を楽しもう！

楽しさは脳の意味付けによって生まれるので、無能だから人生が楽しくないというのは的外れです。仮に能力があっとしても、人生に意味を見出すことができなければ、楽しくない人生を送ることになるでしょう。逆に、意味を見いだせれば、能力なんて関係なく人生は楽しくなりますね。

人生に意味を見出すためには、自分軸の確立が不可欠です。そもそも精神的体力が枯渇した状態にあると無能とか関係なしに、人生に意味を見出す気力がなくなるので、人生が楽しくなくなってしまいます。そのため、人生を楽しくしたいなら、日ごろから精神状態を整えていくための努力が欠かせません。

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