「ずるい」と「羨ましい」の違いは？「羨ましい」を「ずるい」と言う人の意外な3つの心理！

最近、エックス上で「羨ましいをずるいと言い換えるのはよくない」と話題になっていました。ただ、「羨ましい」と「ずるい」の違いについて、じっくり考えてみると、中々違いが分からなくなってくることもしばしばでしょう。特に、純粋に心理作用として考えると、何が何やらといった感じになるかもしれません。

ですから、「ずるい」と「羨ましい」の違いとはなんなのか、気になってきますよね？結論から言うと、「ずるい」と「羨ましい」の違いは以下の通りです。

「ずるい」と「羨ましい」の違い

観点	羨ましい	ずるい
国語的視点	他人の良い状態や能力を見て「自分もそうなりたい」と願う感情(羨望)	本来は「不公平」「悪賢い」と相手の行為や状況を批判する言葉
心理学的視点	自己向上の動機を含む良性の嫉妬。上方比較	相手の成功を不当とみなし、非難や敵意を含む悪性の嫉妬。下方比較。
脳機能的視点	関連脳領域:は前頭前皮質（目標設定）、報酬系（線条体）。 動機づけやポジティブな感情が活性化する。	関連脳領域:は前帯状皮質（不公平感）、扁桃体（敵意・ストレス）。ストレスや不満が高まる。

上記のように、「羨ましい」と「ずるい」は、純粋な心理作用としても明確な違いがあります。そして、「ずるい」は国語的には、相手の不正を批判する言葉ですから、何も不正行為をしていない人に対して使うのは、誤用ですし言われた方も嫌な気分になるかもしれません。そういう意味では、ずるいとは言わない方がいいです。

ただ、精神的に疲弊していると違いが分かっていても、反射的にずるいといってしまう事もあります。心当たりがある方は、日々のメンタルケアを徹底するのがおすすめです。心が安定し自分の気持ちを素直に表現できるようになります。とはいえ、自力で効果的なメンタルケア対策をきちんと行うのは、なかなか大変ですよね？

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「ずるい」と「羨ましい」の違いを３つの視点から徹底解剖

まずは、「ずるい」と「羨ましい」の違いを３つの視点から、検証してみたいとおもいます。「ずるい」と「羨ましい」の違いを検証する視点は、以下の通り。

「ずるい」と「羨ましい」の違いを検証する観点

視点①:国語的視点

まずは、「ずるい」と「羨ましい」の違いを国語的視点から、検証していきたいと思います。

辞書によれば、「羨ましい（うらやましい）」は 他人の能力や状態を見て、自分もそうありたいと願うさま 、つまり純粋な憧れや羨望の感情を表します。一方で、「ずるい」は本来 「自分の利益を得るために悪賢く立ち回るさま」 を意味していますね。

参考

コトバンクー羨ましい

コトバンクー狡い

ただ、、近年は「要領のよさをうらやむ気持ち」などから、感心や嫉妬を込めた言い回しとして用いることもあるといいます。そのため、現代では、たとえば「友達だけ旅行に行ってずるい！」という言い回しは、単に「羨ましい」といったニュアンスで使われているといえるでしょう。

とはいえ、言葉の本来の意味としてはずるいの方が相手の不正を糾弾するネガティブな意味合いを持っていますから、人によっては不快感を持つのも無理はないかと思います。この違いに気になる方は、言葉の意味に対して非常に鋭敏な感覚を持ち、言葉を大事にしている人なのかもしれません。

よって、「ずるい」と「羨ましい」の違いを国語的視点から検証すると、両者は「本来的に相手の悪賢さを非難するニュアンスが含まれるかいなかという点が明確に違う」といえますね。

視点②:心理学的視点

つぎは、「ずるい」と「羨ましい」の違いを心理学的視点から、検証していきたいと思います。

「羨ましい」は心理学的に「良性の嫉妬（benign envy）」に分類され、これは、他人の成功を見て「自分もそうなりたい」と感じるポジティブな動機づけを含む感情です。

参考:Leveling up and down: the experiences of benign and malicious envy

これに対して、「ずるい」という感情は、心理学的には「悪性の嫉妬（malicious envy）」に近く、相手の成功が不公平だと感じ、非難や敵意を含んでいるといえます。

参考:Comprehending envy.

また、両者の違いは、Festingerの社会的比較理論で説明することもできるでしょう。人は他人と比較することで自己評価を行いますが、「羨ましい」は上向き比較（向上意欲を刺激）、一方で「ずるい」は下向き比較（相手を引きずり下ろしたい欲求）を反映する傾向にあるといえます。

参考:A theory of human motivation.

ただ、「ずるい」という感情には自分の嫉妬を直視できず、相手に責任を転嫁して「不公平だ」とする防衛的な心情が含まれている場合もあるかもしれません。

例えば、自分よりうまくいっている人を見て、「ずるい」という時、発言者は自分の嫉妬心を認めたくないがために、「対象は何か不正をしたからうまくいっているのだ」と解釈して留飲を下げようとするといった感じです。

ただ、いずれにせよ、「ずるい」と「羨ましい」の違いを心理学的視点から検証すると、両者は「良性の嫉妬か悪性の嫉妬かという点で明確に違う」といっていいかと思います。

視点③:脳機能的視点

最後に、「ずるい」と「羨ましい」の違いを脳機能的視点から、検証していきたいと思います。脳科学的には、「羨ましい」と「ずるい」には異なる神経回路が関係しているといえます。

まず、羨望に関しては良性の嫉妬であるため、前頭前皮質（目標設定や動機づけに関与）や報酬系（例: 線条体）の活性化と関連しているといえましょう。事実、以下のfMRIを用いた研究では、他人の成功を見て「羨ましい」と感じる際、報酬系が活性化し、自己向上への動機が高まることが示されていいます。

参考:When Your Gain Is My Pain and Your Pain Is My Gain: Neural Correlates of Envy and Schadenfreude

その一方、「ずるい」に関しては、前述のように悪性の嫉妬ですから、ACCや扁桃体（敵意やストレス反応）の活性化が関連していると考えられますね。実際、不公平感を感じる際、ACCは強く反応し、ストレスや敵意が高まることが確認されています。

参考:Genetic basis of olfactory cognition: extremely high level of DNA sequence polymorphism in promoter regions of the human olfactory receptor genes revealed using the 1000 Genomes Project dataset

よって、「ずるい」と「羨ましい」の違いを脳機能的視点から検証すると、両者は「使用される脳の部位に明確な違いがある」といえるでしょう。

結論:「ずるい」と「羨ましい」は全然違う

ここまで、「ずるい」と「羨ましい」の違いを国語や脳機能等といった視点から検証した結果は、以下の通りです。

「ずるい」と「羨ましい」の違い

観点	羨ましい	ずるい
国語的視点	他人の良い状態や能力を見て「自分もそうなりたい」と願う感情(羨望)	本来は「不公平」「悪賢い」と相手の行為や状況を批判する言葉
心理学的視点	自己向上の動機を含む良性の嫉妬。上方比較	相手の成功を不当とみなし、非難や敵意を含む悪性の嫉妬。下方比較。
脳機能的視点	関連脳領域:は前頭前皮質（目標設定）、報酬系（線条体）。 動機づけやポジティブな感情が活性化する。	関連脳領域:は前帯状皮質（不公平感）、扁桃体（敵意・ストレス）。ストレスや不満が高まる。

上記のように、「ずるい」は不公平感や悪性の嫉妬を伴うネガティブな感情で、相手の成功を不当とみなす傾向がある一方、「羨ましい」は良性の嫉妬や憧れを表し、自己向上の動機を刺激するポジティブな感情であり明確な違いがあります。

そして、国語的には文脈依存性が強く、心理学的・脳科学的には異なる感情処理のメカニズムが関与しているといえるでしょう。

近年は、「うらやましい」を「ずるい」で代用する使用法が認められてきているようですが、誤解を避けたいのであれば使い分けを意識することが重要といえますね。

「羨ましい」を「ずるい」という事は問題か？

前述のように、「羨ましい」と「ずるい」の間には明確な違いがあります。ただ、「羨ましい」を「ずるい」で代用することは国語的には必ずしも誤用ではないため、その使い分けは「その人次第」といったところがあります。

ただ、前述のように、言葉の意味の違いに鋭敏な人からしたら、両者の違いは歴然なので、どうにも違和感がぬぐえないでしょう。実際、「羨ましい」を「ずるい」で代用する風潮について、エックスで一議論ありましたからね。

参考:https://togetter.com/li/2318979

実際、子どもの教育に詳しい人は「人の幸せを『ズルい』というのは良くない」と指摘しています。ただ、「ずるい」は、「羨ましいの誇張表現の一種」ともいえそうなきがしますから、必ずしも「ずるい」で代用するのが悪いとも言えない気がしますね。

具体的に言うと、「～君ってずるいよなあ」といった表現をした場合、「不正行為でもしないとなしえないくらいに凄い」、つまり「尋常でないほど才能にあふれている」といったニュアンスが含まれているかもしれません。この場合、羨望を強める意味合いになりますから、人によっては気分がいいかもしれません。

あまりいい言葉ではないですが、「ずるい」には「クソおもろい」の「クソ」に通ずるようなニュアンスがある気もします。本来悪い意味でつかわれる言葉が、いい意味に転じているって感じです。とはいえ、言葉の正当な使い方にうるさい人たちからしたら、かなり気に障るのは間違いないでしょう。

そのため、改まった場では「ずるい」は本来の国語的な意味合いで使った方が誤解されないので無難ということはいえます。個人的には「そこまで神経質になるような事ではない」と思いますが、相手がいる事なので配慮する必要は多少はあるかと思いますね。

「羨ましい」を「ずるい」と言う人の意外な3つの心理

つぎは、「羨ましい」を「ずるい」と言う人の心理について、より詳しく見ていきたいと思います。「羨ましい」を「ずるい」と言う人の意外な心理は、以下の通りです。

「羨ましい」を「ずるい」と言う人の意外な心理

心理①:自己価値感の低下

「羨ましい」を「ずるい」と言う人の意外な心理の1つ目は、「自己価値感の低下」です。

「ずるい」と言う人は、相手の成功を「不公平」と感じ、自己価値感が脅かされている可能性もあります。先ほどふれた社会的比較理論によると、他人の成功を目の当たりにすると、自分の不足感が強調され、自己評価が下がるといわれています。

参考:A Theory of Social Comparison Processes

このとき、「羨ましい」（自己向上を促す）ではなく「ずるい」（相手を非難）と表現することによって、自己防衛を図る事がありえるんですね。例:えば、。「あの人はコネで昇進した、ずるい」と言う場合、実は自分の努力や成果が認められていないと感じている可能性があります。

実際、自己価値感と嫉妬の関係は、研究で確認されており、低い自己価値感は悪性の嫉妬を増幅する問われt例ますね。

参考:Some antecedents and consequences of social-comparison jealousy.

心理②:不公平感による過剰反応

「羨ましい」を「ずるい」と言う人の意外な心理の2つ目は、「不公平感による過剰反応」です。

「ずるい」と言う人は、公平性に対する強いこだわりを持ち、不公平感に敏感である可能性があります。これは「公正世界信念」（悪いことは罰せられ、良いことは報われるべきという信念）と関連しており、相手の成功が「不当」と感じられると「ずるい」と表現するわけです。

参考:The Belief in a Just World

例えば、「あの人がそんな良い生活してるなんてずるい」と感じる場合、「相手が努力せずにいい生活を手に入れた(実家が太い、宝くじに当たった等)」または「不正行為をしていい生活を得た(コネ、詐欺、情弱ビジネス等)」などとみなしているといえるでしょう。

しかし、「ずるい」とする人が本当に不正行為などによっていい生活を築いたかなんて、そうそうわからないものですから、本人からしたらいい迷惑ではあります。こうした悪性の嫉妬をしている人は、自分の報われなさを直視するのがしんどいため、他人の成功を不正によるものと認定し留飲を下げようとしている様にも見えます。

言ってれば、ある種の防衛反応という感じです。まあ、、気持ちはわからんではないですが、、、実に非生産的なスタンスではありますよね、、。

心理③:感情表現の慣習化

「羨ましい」を「ずるい」と言う人の意外な心理の3つ目は、「感情表現の慣習化」です。

SNSや若者文化では、「ずるい」が「羨ましい」の軽い代用表現として慣習化しています。これは、感情の強さを控えめに表現する日本の文化的傾向（間接的コミュニケーション）と関連している可能性があるかもしれません。

参考:Culture and the self: Implications for cognition, emotion, and motivation.

特にSNSでは、軽い嫉妬を「ずるい」と表現することで、カジュアルで親しみやすいトーンに落とし込もうとしていると思う割れる人をしばしば見かけます。

例えば、「ハワイ行ったの？ずるい！」といった表現がなされる場合、深い非難ではなく、気軽な羨望の表現なわけです。

このように「羨ましい」を「ずるい」と表現している人たちは、「羨ましい」と同じ意味で代用するのが当たり前になっているだけなので、「ずるい」といっていても何も悪意はないといえます。

「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる5つの対策

前述のように、現代では国語的に「うらやましい」を「ずるい」で代用することは、必ずしも間違いとは言えません。ただ、神経質な人からは非難されるので、代用しない方が無難です。ただ、どうしても使う癖が抜けないという方は多いはずです。

そこでここでは、「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる対策について、見ていきたいと思います。「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる対策は、以下の通りです。

「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる対策

対策①:自分軸をきちんと確立する

「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる対策の1つ目は、「自分軸をきちんと確立すること」です。

自分軸の確立とは、自分の価値観や目標の明確化ですが、自分の価値観や目標を明確にすると他人と比べたときにブレにくくなり、悪性の嫉妬に陥るリスクが減ります。自分が本当に大切にしているものを意識し、「他人の成功 = 自分の敗北」ではないと理解することが第一歩です。

なお、自分の価値観や目標を明確にするにあたっては、まず「自分の大事にしたいものの明確化」が欠かせません。自分の大事にしたいものを明確化したい方は、以下の記事で紹介されている方法を実践してみて下さいね。

参考:自分軸の作り方とは？自分軸を作る事によって得られる５つのメリット！

「羨ましい」を「ずるい」といわないようにしたいなら自分軸をきちんと確立しよう

対策②:自分の感情を受け入れる

「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる対策の2つ目は、「自分の感情を受け入れること」です。

嫉妬や羨望も人間の自然な感情ですから、それを「いけないことだ」と否定せず、「今、自分は羨ましく思っているな」と気づいて受容するのが最善といえます。

まずは、嫉妬に対して否定や抑圧ではなく、感じたままに「羨ましい」「いいな」と表現する練習をしていくのがいいと思います。

さらに感情を受容できるようになりたい方は、以下の記事を参考にマインドフルネス瞑想を実践してみるのがおすすめです。

参考:不安は自分で作り出している？今すぐ解放される３つの簡単な方法！

「羨ましい」を「ずるい」といわないようにしたいなら自分の感情を受け入れていこう

対策③:自分に対して思いやりを持つ

「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる対策の1つ目は、「自分に対して思いやりを持つこと」です。

自分に厳しく責めてしまうと、「羨ましい」という感情が「自分はダメだ」という自己否定につながります。そのため、まずは自分に優しく接し、自分も他人と同じように価値ある存在だと認めていくのが効果的でしょう。

たとえば、他者の幸せを喜べない自分を責めるのではなく、「今は正直に羨ましく感じているだけ」と自己理解を深めていきます。自己肯定感が高まるほど、他人への嫉妬心も和らいでいきます。

このような、自分への思いやりをセルフコンパッションといいます。セルフコンパッションの詳細な実践方法について、知りたい方は以下の記事を見てみて下さいね。

参考:不完全で完全？自分を愛せるシンプルな３つの方法！

「羨ましい」を「ずるい」といわないようにしたいなら自分に対して思いやりをもとう

対策④:きちんと語彙の意味を理解する

「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる対策の4つ目は、「きちんと語彙の意味を理解すること」です。

「羨ましい」を「ずるい」で代用してしまう習慣がついている方は、一度言葉の意味を改めて学び直し、適切に使えるようにする練習していくのがいいかと思います。もっとも、「羨ましい」と「ずるい」では表す感情が異なることを意識するだけでも、言い換えの習慣がつくはずです。

また、語源や用例を調べたり、辞書で意味を確かめる習慣も有効です。自分が本当に伝えたい感情は何か？と立冷静に考えながら、的確な言葉を選ぶ練習を重ねることで、無用な誤解を防ぐことができます。

「羨ましい」を「ずるい」といわないようにしたいならきちんと語彙の意味を理解しよう

対策⑤:他者へのポジティブな見方を養う

「羨ましい」を「ずるい」といわなくなる対策の5つ目は、「他者へのポジティブな見方を養うこと」です。

嫉妬の感情が湧いたときは、意識的に 相手の良いところを素直に称賛するクセをつけておくと「ずるい」といわなくてすむようになってくるかもしれません。やはり、他人の美点を見抜けるようになってくると、「やはりうまくいっているには訳があるんだな」とある程度納得いくようになりますからね。

中々しんどいかもしれませんが、他人の成功や幸せに触れた際、「素敵だな」「すごいな」と実際に口に出してみるのがおすすめです。精神的に余裕がなくて、「こんなことできない」と感じる方に関しては、まずは前述のマインドフルネス瞑想やセルフコンパッション、自分軸の確立を行ってみてからにするのがおすすめです。

その上で、日常的に他人の良い部分に目を向ける習慣を持つと、自分の価値も再認識でき、嫉妬心が薄まること請け合いですよ。

「羨ましい」を「ずるい」といわないようにしたいなら他者へのポジティブな見方を養おう

「ずるい」と「羨ましい」の違いに関するFAQ

最後に、「ずるい」と「羨ましい」の違いに関する疑問について、回答していこうかと思います。

FAQ①:子どもがすぐ「ずるい！」と言うが直したほうがいい？

子どもはまだ語彙や感情表現を学んでいる途中なので、必ずしも叱る必要はありません。大切なのは、その場で「本当はどう感じているの？」と尋ね、「羨ましい気持ちは自然だよ」などと教えながら、適切な言い換え（例：「いいなぁ」「うらやましいな」）を伝えることではないかと思います。

FAQ②:なぜつい「ずるい」と言ってしまうの？

嫉妬心から生まれた気持ちを直接認めるのは苦しいので、それを「相手がずるいから」であると相手に責任転嫁してしまいがちです。自分が「羨ましい」と思っていることを正直に認めるのは勇気が要りますが、前述の対策を試してみると自然と言葉が選べるようになると思います。

「羨ましい」を「ずるい」は全く違う！まずは日々のメンタルケアを徹底して情緒を安定させよう！

「羨ましい」を「ずるい」は国語的・心理学的・脳機能的に視点から見て、全くと言っていいほど違うものです。そのため、「羨ましい」を「ずるい」と表現してしまうのは、間違いですし、何も不正をしていない人に「ずるい」といってしまうのは失礼以外の何物でもないでしょう。

とはいえ、自分の精神状態が不安定だと、「うらやましい」という感情を得も言われぬ不公平感やそのほかの感情のせいでつい「ずるい」と表現したくなってしまうのも事実でしょう。そうした、事態を防ぎたいのであれば、日々のメンタルケアを徹底して精神状態をできるだけ安定させるのが重要になります。

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