聞き上手になりたい?聞き上手になりたい人が傾聴スキルを身に着けるべき3つの理由!

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    聞き上手になりたいんよ。

    なら、傾聴スキルを身につけるのがおすすめや!

    聞き上手だと男女問わず、様々な人と信頼関係をスムーズに築けるようになります。そのため、聞き上手になりたいと思う人はかなり多いです、、、が、意外と人の話をきちんと聞くのは難しいものです。自分ではきちんと聞いてあげているつもりでも、相手はなんか不満そうに去っていく、、なんてこともあるかもしれません。

    ですから、聞き上手になりたい場合、どうしたらいいのか気になりますよね?結論から言うと、聞き上手になりたいなら、傾聴スキルを身につけるのが最善です。なお、傾聴スキルはおもに、以下の5要素から構成されています。

    傾聴スキルを構成する要素

    傾聴 構成要素

    特に、共感と要約・反映は大事や!

    傾聴は世間で一般に言われている聞き上手より数段上に位置するスキルといった感じのものであり、習熟すると短時間で相手に心を開いてもらえるようになります。そして、個人的経験ですが聞き取りやすい心地の良い声は傾聴の効果をブーストするので、できるなら発声等を見直しいい声になる努力をするのがおすすめです。

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    聞き上手になりたい必見の傾聴を構成する5要素

    傾聴を構成する要素には、何があるん?

    傾聴は、以下の5要素から構成されておるぞ!

    傾聴は、「相手の話を注意深く聞き、理解しようとすること」であり、このスキルはおもに以下の5つの要素から構成されています。

    聞き上手になりたい必見の傾聴を構成する5要素

    • 要素①:注意
    • 要素②:共感
    • 要素③:受容
    • 要素④:質問
    • 要素⑤:要約

    それぞれ、詳しく見ていこう!

    要素①:注意

    傾聴を構成する要素に、注意があります。注意とは、平たく言うと、相手に意識を集中して、非言語的・言語的なサインを通じ関心を示す行為のことです。

    注意は、具体的に言うと、あいづちやうなづき、アコンタクト、表情、声の調子、体の向き・姿勢といった様々な要素で構成されています。

    ふむ、かなり多岐に及ぶんだね。

    この中で特に傾聴する中で重要なのが、うなずきとあいづちと間の3つです。うなずきは、短く一定の定期的に入れ、「うん」や「なるほど」といったあいづち(バリエー₋ションが多い方が良い)は自己判断で短くおこなっていきます。

    そして、間に関しては相手が話疲れてないかを見ながら、会話の中に挟んでいきます。要は、間は相手を休ませてあげるために入れるわけですね。相手が心地よく話し続けるためには、これら3つの要素がかなり重要な役割を果たします。

    要素②:共感

    傾聴を構成する要素の中で最も肝になるものが、共感(臨床心理学的には共感的理解といわれるものに相当)です。

    なお、この共感は情動感染と他者視点取得という2つに分類されますが、傾聴の際に重要になるのは他者視点取得の方になります。

    え?共感って2種類あるの?

    前者は一般的な感覚で言うなら「同情」に近いものであり、後者は「他人の立場に立って冷静に考える」といったニュアンスになるのでかなり性質が異なるものです。一見、情動感染の方が重要に思えますが、情動感染が強すぎる人は、自他境界があいまいになって相手の感情にのまれるので傾聴ができなくなります。

    そのため、傾聴するにあたっては、情動感染は「相手の心情理解の動機や最初の足掛かり」として活用するにとどめ、メインはあくまでも他者視点取得であるべきなんです。表情では共感し寄り添った行動をとりつつも、心の中は常に冷静に分析的に相手の心を見るという姿勢が欠かせないわけです。

    「補足」情動感染と他者視点取得についての詳細

    情動感染は、他者の感情を無意識的・自動的に「模倣」し、自分も同じ感情状態になる心理現象である。そのため、例えば、誰かが笑っているのを見て自分も笑顔になる、または悲しんでいる人を見て自分も悲しくなるなど、といった感情の「伝染」の発生が情動感染という事になる。

    なお、情動感染は相手の感情を「感じる」だけで、その理由や背景を理解しないため、表面的な共感にとどまり、過剰な情動感染は感情の巻き込まれ(例: パニックの播)などを引き起こすリスクがある。

    また、この情動感染は、 意識的な努力を必要とせず、ミラーニューロンシステムを介して迅速に自動発生的する。なお、情動感染に使用される脳部位等に関しては、ミラーニューロン、扁桃体、島皮質、ACCである。

    一方、他者視点取得は、意識的に他者の立場、思考、感情を想像し、理解しようとする認知的プロセスであり、相手の状況や背景を考慮して共感する心理現象である。

    他者視点取得は、その発生にあたって意図的な努力と認知リソースが必要であることが特徴的で、認知負荷が高いために、疲労や時間的制約下では困難である。

    なお、使用される脳部位に関しては、mPFC、TPJ、ACC、側頭極となっている。

    ここまでの内容を整理すると、下図のようになる。

    項目情動感染他者視点取得
    プロセス無意識的・自動的意識的・認知的
    焦点感情の共有(「感じる」)感情・思考の理解(「考える」)
    脳部位等ミラーニューロン、扁桃体、島皮質、ACCmPFC、TPJ、ACC、側頭極
    進化的起源原始的(動物にも存在)高次的(主に人間)
    笑顔に釣られて笑う相手の悩みの原因を想像し、寄り添う
    効果集団の感情同期、即時的な一体感深い理解、問題解決、偏見低減
    限界表面的、感情の巻き込まれリスク認知負荷、正確性の限界

    なお、共感しているとか仲間意識をもっていると思ってもらうために、相手の言葉をまねるのも地味に大事だったりしますね。例えばすごく雑ですが、以下のような感じです。

    A「最近、無性に食欲がわいてさ、ダイエット中だったのについついケーキ食べてしまったんだよね~」

    B「ああ、ケーキたべてしまったかあ~。まあ、時にはそんな事もあるよなあ」

    要素③:受容

    受容は、相手の話や感情、価値観を否定せずに、ありのまま受け入れる態度の事です。聞き上手になりたいなら、この受容が大前提となります。

    この受容は、会話の中で実践すると、「とにかく相手の話に反論や評価をせずただ聞く」という事になります。時には、「いや、君の考えは違うと思うんだが、、」とか「それは被害妄想が過ぎるんじゃ、、」等と否定じみたことをいいたくなることがあるかもしれません。実際、私も言いたくなることがゼロではありません。

    まあ、あるよねえ、、否定したくなること。

    ただそんな時でも、一度押さえて「なるほど、君はそう思うのか」等と相手の言い分を「相手はそう思うんだな」と、ただ認めていくのが大事なわけです。そう、「相手の言い分が正しいと認める」のではなく、「相手にとってはそう見えているんだな」と了解する感じです

    このような受容的態度をとる事で、相手は安心して本音を話せるようになり対話が対立的でなく協調的になっていきます。実際、受容を徹底するだけで、避けられる言い合いや争いというもはかなり多い印象です。

    要素④:質問

    傾聴では、質問も重要な構成要素です。

    というのも、効果的な質問、特に、オープンクエスチョンや適切なタイミングでの質問は相手の話を深め明確化し、理解を促進するために非常に役に立つから。

    オープンクエスチョンとは相手がイエスかノーで答えられない自由に答えられる質問のこと

    なるほど、質問か、、。

    なお、具体的に言うと、「相手の話を聞いている印象を与えるために、手短な質問を繰り返す」というのが質問の最も基本的なやり方になります。

    そして、この手短な質問を基本としつつ、先ほどのオープンクエスチョンを使って、必要に応じて話題の深掘りや相手の興味関心の範囲のさらなる探索等を行っていくといいでしょう。

    要素⑤:要約

    要約とは、平たく言うと話し手の内容や感情を要約し、確認する行為です。要約は共感に次いで、傾聴において重要な要素といっても言い過ぎではないかもしれないほど重要といえます。

    というのも、要約が適切に行われると、話し手は「正確に理解された」と感じて信頼感が高まりますし、何よりその都度誤解や聞き間違いを修正できるので、対話の質が高待っていくからです。

    確かに、誤解はすくなくなりそうだね。

    会話の中で実際に、この要約を使っていく時は、「相手の話が続かなそうな場合に、相手の発言の内容を簡潔に要約する」という使い方が基本になります。

    そして、さらに傾聴の質を高めたいなら、「相手の感情を言語化して要約する」という作業も必須です。感情の言語化が的確だと、短期間でかなりの信頼を得る事も可能になります。なお、感情の言語化がうまい人は、感情に関する語彙が非常に豊富な傾向にあるので、日ごろから語彙を増やす努力をするといいかもしれませんね。

    「補足」ロジャーズの傾聴に対する捉え方について

    カール・ロジャーズ(1902-1987)は、アメリカの心理学者で、人間性心理学の創始者の一人である。

    と同時に、来談者中心療法の開発者でもある。

    また彼は、人間は一人ひとりが自己実現に向けた内的な力を持っていることを前提に、来談者中心療法を開発したことでも知られている。

    彼は、この来談者中心療法において、傾聴の目的を「相手が自分自身をより深く理解し、自己実現に向かうプロセスを支援すること」と定義している。そして、彼は傾聴の条件として以下の3つをあげている

    ロジャーズによる傾聴の条件

    • 共感的理解:相手の内面的世界を、まるで自分のもののように感じ、理解する姿勢
    • 自己一致:聞き手が自分の感情や態度に正直で、偽りのない状態で相手と関わること
    • 無条件の肯定的関心:相手を価値判断や批判せずに、ありのままに受け入れる態度

    聞き上手になりたい人が傾聴スキルを身に着けるべき3つの理由

    聞き上手になりたい人は、なぜ傾聴を身に着けた方がええのん?

    理由は主に3つあるんよ。

    正直、人によっては先ほどの傾聴の構成要素を見て、人によっては「なんかめんどくさそうだな」と思ったかもしれません。そして、実際傾聴は思いのほか実践してみると、うまくできなかったりめんどくさい部分も多いです。

    ただ、きちんとできるようになったら、人間関係でかなり得をします。そこで、ここでは聞き上手になりたい人が傾聴スキルを身に着けるべき理由について、少し触れていきたいと思います。聞き上手になりたい人が傾聴スキルを身に着けるべき理由は、以下の通り。

    聞き上手になりたい人が傾聴スキルを身に着けるべき理由

    • 理由①:信頼関係を築きやすくなる
    • 理由②:相互理解が深まりやすくなる
    • 理由③:自己認識と感情調整が向上する

    それぞれ、詳しく見ていこう!

    理由①:信頼関係を築きやすくなる

    聞き上手になりたい人が傾聴スキルを身に着けるべき理由の1つ目は、信頼関係を築きやすくなるというものです。

    傾聴を徹底すると、相手に「この人は自分の事を理解しようとしっかりと向き合ってくれている」等と感じてもらえるようになり、深い信頼関係を築くことがスムーズになります。

    確かに、しっかり向き合ってくれるのは好印象ではあるね。

    事実、以下の研究では、傾聴が信頼関係を築く基盤となり、対人関係の質を向上させることが示唆されていますね。

    参考

    The Relative Effectiveness of Active Listening in Initial Interactions

    The Active-Empathic Listening Scale (AELS): Conceptualization and evidence of validity within the interpersonal domain.

    人から信頼されやすくなって得られるメリットは計り知れませんので、傾聴はぜひとも身に着けておきたいスキルといえますね。

    理由②:相互理解が深まりやすくなる

    聞き上手になりたい人が傾聴スキルを身に着けるべき理由の2つ目は、相互理解が深まりやすくなるというものです。

    傾聴を身に着けると、きちんと相手の言いたいことを理解しそれを相互に確認し合っていく建設的な会話が自然とできるようになり、お互いの認識のずれなどがなくなっていきます。

    誤解されなくなるのは、本当にありがたいな。

    人間関係には誤解がつきものですが、誤解なんて少なければ少ないほどいいですよね。聞き上手になりたい人はもちろん、誤解される事が多い自覚がある人も傾聴スキルを身に着けるのがおすすめです。ちなみに以下の研究では傾聴スキルの習得が、聞き手の社会的スキルと対人関係の満足度の向上に寄与する事が示唆されています。

    参考:The role of listening in interpersonal influence. Journal of Social and Personal Relationships, 37(4), 1234-1254.

    なお、相互理解を促進する事を目的に傾聴を身に着けたいという方は、先ほどふれた相手の話を要約や質問といった要素を意識的に磨いていくといいかもしれません。

    理由③:自己認識と感情調整が向上する

    聞き上手になりたい人が傾聴スキルを身に着けるべき理由の3つ目は、自己認識と感情調整が向上するというものです。

    聞き上手の人は、相手に感情にのまれる事なく常に冷静に相手を向き合います。そのため、聞き上手になりたいのなら、感情をコントロールするすべに長けている必要があるのですが、傾聴を身に付ける過程でそうした能力も磨かれていくので一石二鳥です。

    へー、そういうもんなんか。

    具体的に言うと、相手の話を深く聞こうと努める中で遭遇する、自分の中に起こる様々な感情的反応(例:苛立ちや偏見)に気づきそれをその都度コントロールしようとする経験が、こうしたことを後押しするといえます。

    なお、こうした感情を受け止める能力を特に鍛えてみたいという方は、以下の記事を参考にしてみてもいいと思いますね。

    参考:「ありのままでいい」とはどういう意味?「ありのままでいい」に関する間違った2つの認識!

    聞き上手になりたいならやってはいけない4つの事

    聞き上手になりたいなら、やってはいけない事って何?

    ふむ、以下の4つはやらんほうがいいね。

    つぎは、聞き上手になりたいならやってはいけないことについて、ふれていきたいと思います。聞き上手になりたいならやってはいけない事は、以下の通りです。

    聞き上手になりたいならやってはいけない4つの事

    • やってはいけない事①:先入観の押し付け
    • やってはいけない事②:過度な問題解決志向
    • やってはいけない事③:相手の話の過度の先読み
    • やってはいけない事④:非言語要素の軽視

    それぞれ、詳しく見ていこう!

    やってはいけない事①:先入観の押し付け

    聞き上手になりたいならやってはいけない事の1つ目は、先入観の押し付けです。

    みんな誰でも「~な人は~だ」等といった先入観があるものですが、こうした先入観を前面に出してしまうと、相手から「この人には何を言っても無駄だ」とか「とてもじゃないが理解してもらえないだろう」と思われて、何も話してくれなくなります。

    先入観で決めつける人は、最悪だからなあ。

    事実、以下の研究では、先入観や批判的な態度が傾聴の質を下げる要因となることが示されています。

    参考:Client-centered therapy; its current practice, implications, and theory.

    いずれにせよ、相手の話に対して「それは間違っている」「そんなことで悩むなんて」と即座に反応することは、避けたいところです。

    仮に明らかに間違っているだろと思う事であっても、批判したい気持ちを一度こらえて「なるほど、君はそう思うのか」等と軽く受けてから、持論をいるくらいの配慮はあった方が良いかと思います。

    やってはいけない事②:過度な問題解決志向

    聞き上手になりたいならやってはいけない事の2つ目は、過度な問題解決志向です。

    問題解決思考の人は相手に相談された時に、すぐさま「~はこうすればいい」等と解決策を提示したり、「で?君はどうしたいわけ?」等と解決の方向性を模索するのを急ぎがちですが、こうした態度が空いてからすると「冷たい」とか「威圧的」といった印象になってしまいます。

    確かに、こんな対応されたら切れそう。

    事実、コミュニケーション学では、聞き手が問題解決に急ぐ「フィックス志向」が、相手の感情を無視し、関係性を弱めることが指摘されていますね。

    参考:Listening as Positive Communication

    ですから、解決を急ぎたい気持ちがあっても、そこはこらえてまずは共感から入るようにしたいものです。また、人によってはただ話を聞いてほしいだけという場合もかなりありますしね(特に女性)。何でもかんでも解決すればいいというわけではありません。

    やってはいけない事③:相手の話の過度の先読み

    聞き上手になりたいならやってはいけない事の3つ目は、相手の話の過度の先読みです。

    人の相談に乗る事が多い人は、おそらく心当たりがあると思いますが、大体人の悩みにはパターンがあるので、相手が少し話し始めた時点で「また、このパターンか、、、」等と先が読めてしまうことがままあると思います。

    ああ、、心当たりあるわ。

    このような先読みの一番の弊害は、何と言っても「相手の話にまったく興味がなくなり反応が知らないうちに上の空になる」というものでしょう。こちらはバレてないつもりでも、感情が死んでいる事は相手からは意外と筒抜けだったりするので、本当に問題です。

    やってはいけない事④:非言語要素の軽視

    聞き上手になりたいならやってはいけない事の4つ目は、非言語要素の軽視です。

    聞き上手の人は相手の発する言葉にしか注意を払っていないと思っている人がたまにいますが、それは大きな間違いといえます。事実、コミュニケーション学では、非言語的サイン(表情、声のトーン、ボディランゲージ)がコミュニケーションの50%以上を占めるといわれるほどですから、非言語の重要性はかなり高いのです。

    参考:Nonverbal communication.

    確かになあ、これわかる気がする。

    例えば、言葉では「いいよ」といいつつも、表情が明らかに嫌そうだったりしたら、どう考えても「良くはない」という事が明白です。

    相手の非言語的要素も相手の発する言葉と同じくらいに重要なので、くれぐれも軽視しないようにしたいですね。

    聞き上手になりたいなら押さえておくべき3つの事

    聞き上手になりたい人が、押さえておくべき事ってある?

    せやな、以下の3つは大事かな。

    つぎは、聞き上手になりたい人が押さえておくべき事について、見ていきたいと思います。聞き上手になりたいなら押さえておくべき事は、以下の3つです。

    聞き上手になりたいなら押さえておくべき3つの事

    • 聞き上手は人に話したいと思わせるのがうまい
    • 聞き上手かどうかは基本的に練習でどうにかなる
    • 受容的態度は常に育てていく必要がある

    それぞれ、詳しく見ていこう!

    聞き上手は人に話したいと思わせるのがうまい

    聞き上手になりたいなら押さえておくべき事の1つ目は、「聞き上手は人に話したいと思わせるのがうまい」という事です。たまに、「ただ話を真面目に聞いているだけの人」を聞き上手と解釈している人がいますが、これは大きな間違いといえます。まじめなだけでは、まったく意味がありません。

    こうした人は、「相手の話を真面目に聞いている人」ではあるかもしれませんが、「話す側が話をしていて楽しい。ずっと話し手られる」と思わない事がほとんどでしょうから、悪い言い方をすると「単に能動的なコミュニケーションが苦手な人」にすぎない可能性が高いです。

    辛辣、、、ただ、わかるっちゃわかる。

    ちなみに、人間は自分の話を人に聞いてもらう事で、非常に快感を感じるようにできています。事実、以下の研究では、自己開示(自分の考えや感情を他人に話すこと)が脳の報酬系を活性化させ、金銭的報酬や食物のような「一次報酬」と同様の快感をもたらすことが示唆されていますね。

    参考:Disclosing information about the self is intrinsically rewarding

    しかし単に機械的にうなずき機械的に共感のセリフを棒読みし感情表現も乏しい、、、等となっては、相手はそれ以上話したいという気持ちがなくなったり、満たされない欲求が怒りに変わる事もあるでしょう。聞き上手は、言葉通りに受け取ると受け身に徹するイメージですが、実際はかなり能動的な状態です。

    聞き上手になりたいのであれば、「ただ聞けばいい」のではなくて「いかに相手が話したくなるような反応や表現をしていくか」を考えて、相手のその時々のありのままの感情や本人の興味関心等を引き出してくことが必要となります。

    聞き上手になりたいなら人に話したいと思わせるのがうまくなる必要がある

    聞き上手かどうかは基本的に練習でどうにかなる

    聞き上手になりたいなら押さえておくべき事の2つ目は、「聞き上手かどうかは基本的に練習でどうにかなる」という事です。

    何についても、いわゆる才能というものはあるものですから、聞き上手になりたいと思っても、「才能がないと無理なのではないか?、、、」と思ってしまう人もいるかもしれません。実際、以下の研究では、共感力やコミュニケーションスキルに遺伝的要素が部分的に関与する可能性が示唆されています。

    参考:Parental discipline and affection and children’s prosocial behavior: Genetic and environmental links.

    このような聞き上手になる上での遺伝的要因としては、外向性と共感性の高さや精神の安定性といったものがあげられるかと思います。

    んー、、、ワイ、内向型でオワタ、、。

    ただ、聞き上手、つまり傾聴スキルの習得等に関しては、後天的な学習が大きな役割を果たすこともわかっていますので、努力で聞き上手になる事は十分可能です。

    例えば、以下の研究では、傾聴スキルはトレーニングや実践を通じて大きく向上する事が示されています。

    参考:The Role of “Active Listening” in Informal Helping Conversations: Impact on Perceptions of Listener Helpfulness, Sensitivity, and Supportiveness and Discloser Emotional Improvement

    また、以下の研究では個人差はあるものの、集中的なトレーニング(例:8週間の傾聴ワークショップ)で傾聴スキルが有意に向上することが報告されていたりもします。

    参考:Systematic Interviewing Microskills and Neuroscience: Developing Bridges between the Fields of Communication and Counseling Psychology

    そのため、聞き上手になりたいのに諦めるなんてことは、しなくていいといえます。

    聞き上手になりたいなら基本的に練習すればどうにかなる

    受容的態度は常に育てていく必要がある

    聞き上手になりたいなら押さえておくべき事の3つ目は、「受容的態度は常に育てていく必要がある」という事です

    先ほどふれたように、聞き上手の人は受容的態度で話を聞くので、相手のありのままの感情を引き出し信頼をスムーズに書くとする事ができます。ただ、こうした受容的な態度は、日々の努力あってこそのものです。

    ふむ、、、そういうもんなん?

    というのも、人間は日々の体験を通じて「~はこういうもの」といった偏見・固定観念を嫌でも形成していってしまうので、自身の思考の定期的な見直しが不可欠だから。すくなくとも、自分のその時々の意見に対して一度は「~と思ったが本当か?」と適切に疑う批判的態度は持つべきでしょう。

    また、自分の慣れ親しんだものの考え方につかり切らないためにも、日々意識的に好奇心を育成していくことも忘れないようにしたいものです、保守的な考え方をするようになってきている人は、かなり危ない気がします。なお、好奇心を高める方法について、詳しく知りたい方は以下の記事を見てみてくださいね。

    参考:

    聞き上手になりたいなら受容的態度は常に育てていく必要がある

    聞き上手に関するFAQ

    聞き上手について、まだ気になる事が、、、。

    んじゃ、最後に疑問に回答していこう!

    最後に、聞き上手に関する疑問について、回答していきたいと思います。

    FAQ①:聞き上手になるために最も重要なことは?

    聞き上手になるにあたって、最も大事なことは共感(特に他社視点取得)と相手に対する好奇心であると思います。相手に好奇心を持つからこそ、きちんと話を聞く体制ができますからね。

    なお、傾聴スキルの向上のために、好奇心も鍛えておきたいという方は、以下の記事を参考にしてみるといいと思います。

    参考:

    FAQ②:忙しくて傾聴を練習できない!

    短い会話でも傾聴を実践できるので、隙間時間に5分でも行えばいいのです。例えば、5分の雑談で相手の話に集中したり、1日1回は共感的な応答を試みたりするところから始めてみるといいでしょう。

    傾聴を意識したこうした日々のちょっとした積み重ねが、スキルアップに役立つと思います。

    聞き上手になりたいなら傾聴スキルをみにつけて話させ上手を目指そう!思考を柔軟にするのも忘れずに!

    聞き上手とは単に相手の話を聞くのではなく、「この人にもっと話を聞いてもらいたい!」と思わせる事がうまい人、つまり「話させ上手」なのです。そして、このように思われるためには、傾聴スキルを身に着け磨いていくのが非常に重要となります。また、偏見にとらわれない柔軟な思考でいるのも大事ですね。

    傾聴スキルに習熟すれば、人と信頼関係を築くことがかなりスムーズになりますし、自分自身のメンタルを安定させる事にもたけてきます。傾聴スキルは、相互理解のためのツールとしては、非常に強力といえるのです。そして、経験上、傾聴の効果は発声などをみなすと、かなりブーストされます。

    聞き取りやすい声や活舌って、大事なんよね。

    とはいえ、自分だけで自身の発声等を客観的に見直すなんて、かなりハードですよね?何より、自分の声を自分で聞きかすこと自体ですら著しい苦痛かもしれません。そんなときは、思い切ってプロの力を借りるのがベストです。

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    ぐれんの おにぎり 
    2020年から「ぐれんの おにぎり」の名で心理カウンセラーやらせていただいています。相談に来る人にはHSPの人が多く、相談内容はディープな恋愛から人間関係、生きる意味の再定義等幅広く取り扱っていますが、メインは思考の柔軟性の回復と生きる意味の再定義です。なぜか、アベマプライムへの出演依頼を打診された経験あり。公式ラインでは不定期ですがストレス解消に役立つ情報を発信しています。ご依頼等も公式ラインから承っております。

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