「節約のために家計簿つけようとおもったんだけど、いざつけようと思ったら何していいかわからないわ。なんだか、ちまたでは~費とかって費用を分類するとか言われているけど、、、、何かよくわかんない。」
ふむ、一旦簡単にでも簿記を勉強してみるといいんでかな?
そうしたら、費用とか資産とかの概念をスムーズに使えるようになる気がする。
オニギリス!
心理カウンセラーで節約研究家(宅建、簿記2級取得済み)のオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「マネーリテラシー向上のために最低でも簿記3級はとっておきたい」という話です。
今回は以下の様な方に向けておおくりします。
節約したい人
もっとマネーリテラシーを向上させたい人
節約するにあたって、みなさんの中には家計簿をつけたりする人もかなりいるかと思います。
はい、確かに家計簿をつけるのは大事なことですし、つけていればこそしっかりと家計を把握しどこが無駄かが分かるというものです。
それに加えて、簿記の知識があるとお金の出納に関しての意識がよりシビアになると思います。
いうなれば、マネーリテラシー、つまり「お金に関する知識を備え、それをうまく活用できる能力」が高まるといえましょう。
経済的な意味合いで、損をしないように生きていくにはこのマネーリテラシーが欠かせません。
では、ゆるりとおおくりします。
マネーリテラシーがないと節約ははかどらない
節約をするにあたって、お金に関する知識は、別にそこまでもっている必要はありません。
とはいえ、お金に対しての知識が深まってマネーリテラシーが向上することで、「お金に振り回されない生き方」ができるであろうことは間違いないですし、節約もはかどるようになります。
何が無駄か無駄でないかは一番最初の記事にて、「自分の大事にしたい価値によって判断できる」と言いましたが、お金はわたし達の判断を簡単に惑わしてくるものです。
わたし達は「お金を使っているつもり」でいて、「お金に使われている」なんて状況が沢山あります。
例えば、目先のお金に執着するあまり交友関係等をなおざりにしてしまったり、お金を稼ぐために仕事に邁進しすぎて家族との時間をなおざりにする、、、まあ、実にたくさんありますね。
わたし達は本能的に「より多くの資源を獲得する事」を目指す傾向があるため、これは仕方ないといえば仕方ないのですが、本能に忠実になっているだけでは幸せにはなれないのです。
お金はわたし達の本能を強力に刺激してくるもの故、わたし達はお金に対して十分な知識をもち、「お金の魔力によって本能を暴走させないように」努める必要があるんですね。
こういったお金の魔力に惑わされず賢くお金を道具として使いこなすために、マネーリテラシーが必要だという事です。
マネーリテラシーが向上することで、浪費をしない状態が定着すると思います。
そして、さらにうれしいことに、マネーリテラシーが向上することによって、「守りの節約」ともいえる支出の削減だけでなく「攻めの節約」ともいえる投資や資産の運用と言った事にも長じてくる可能性があるのです。
マネーリテラシーは絶対にたかめておいて損はありません。
いや、むしろ、今後得をしていきたいのなら「絶対向上させておくべきだ」と断言できます。
簿記はとりあえず3級で十分である
マネーリテラシーの向上をめざすのであれば、まずは「日商簿記3級」を取得できるくらいに勉強してみる位の事はした方がいいです。
簿記とは、会社の経営活動を記録したり計算、整理する事で、会社の経営成績や財政状態を明らかにする技術のこと。
家庭を一つの会社と想定すれば、簿記の知識を家計簿に応用することができます。
要は、簿記3級で勉強する複式簿記によって家計簿をつけるという事です。
そうすれば、家計の現状というものがよくわかるようになるでしょう。
例えば、以下の社会保険労務士さんの運営するサイトを見てみると、簿記の家計簿への応用について体系的かつ分かりやすく述べられています。
参考
https://webshufu.com/life-plan-top/double-accounting-household/
実に、ありがたいですよね。
非常に参考になります。
また、簿記を勉強する事で実生活にすぐ役立つこともありますね。
それが
「直感的に勘定項目に仕分けしていく能力や分析する癖」
です。
簿記では、費用や資産、負債、減価償却といったお金に関する様々な概念を勉強することになりますが、こういった分類についてしっかりと理解していると何かを買うか買わないかの判断をしたりする際に、
「自分が一体何の目的でお金を使おうとしているか」
とか
「自分が買おうとしているものはどういった性質のものなのか」
といった事に思いが至るようになります。
こういった事に意識が反射的に向くようになると、本能的に「何となく」で買い物をしずらくなるんです。
本能はほっておくと暴走してしまいますが、理性のタガをそこにかませることで暴走を未然に防げるという事。
事実、わたしは簿記は2級まで取得し、一応、税理士の簿記論や財務諸表論を一通り勉強していますが、勉強前と勉強後では明らかに勉強後の方がお金の使い方に関してシビアになりましたね。
いままで、何気なく買っていた電化製品、例えばドライヤーにしても「価格~だから~年使うとすれば一年の減価償却費でいうなら~円。という事は、一か月に~円の負担をすることになるが~」なんて思考をすぐにするようになりました。
こういった思考のいいところは、「結果的に買った方が経済的に得なのか、それともレンタルしたほうがいいのか」などの経済的に無駄のない判断をする上での大いなる助けになるという点です。
もっとも、考えていることを自分のパートナーに対していってしまうと、「うわあ、、、」みたいにひかれるでしょうから、やめた方がいいですけどね。
ただ、こういった「すぐに分析する癖」をつけると無駄な出費をしずらくなるので、これは節約家なら是非とも身に着けておきたい癖といえます。
こういった分析的思考を身に着けるには、とりあえず簿記の3級までしっかりと勉強しておけばいいと思いますね。
2級になると工業簿記や連結会計なんてモノが出てくるので、中々家計管理にすぐ応用できるものではありません。
そもそも、簿記の3級は小規模企業の経営管理を対象としているので、家計の管理にはピッタリなんですよね。
しかも、難易度としても十分独学で行けるほどの手軽さです。
一応、目安としては、98時間ほどの勉強時間で事足りるといわれている模様。
定評のある市販のテキストを使って勉強してみるといいと思います。
例えば、わたしが使ったことがあるテキストに「スッキリわかる 日商簿記3級 第12版 [テキスト&問題集] 」というものがありますが、これは本当に分かりやすいです。
これに過去問を合わせてしっかり計画的に勉強すれば、普通に受かると思います。
もっとも、例え受からなくても「受かるくらいのレベルになればいい」ので受かることに躍起にならなくてもいいかもしれません。
ただ、「自分だけではうまくいかないし、せっかくだから受かりたい」というのであれば、資格試験学校を利用するのもいいでしょう。
資格試験学校はやはり実績で選んだ方が無難なので、大原で受講したほうがいいと思います。
ちなみに、わたしも大原に通っていましたが、講師の方々は非常に丁寧で真摯に質問に答えてくれる方々ばかりでした。
まあ、あと少しで受かるところで自分は嫌気がさして税理士受験やめてしまったわけですが、今更ながらあと少しだったのに惜しいことしたかなって思わんではないですな。
ま、今更なのでもういいですけども。
とりあえず迷うくらいなら、資料請求してみるといいです。
それともし、3級が受かって「この勢いで2級までいってみるか!」となるならそれもいいと思いますね。
もし、マネーリテラシー育成のための勉強がこうじて
2級をとれたなんて話になったらかなり就活にも有利ですので、一石二鳥以上ってことになりますね。
企業では2級から評価の対象となりますので、もし就活を控えた大学生なら日商簿記の2級ほどコスパのいい資格はないです。
簿記はどこの企業でも使いますからね。
使い方次第ではくいっぱぐれはないです。
はい、簿記は勉強しておいて損はない、、、、いや、得しかないです!
おわりに
この記事は「マネーリテラシー向上のために最低でも簿記3級はとっておきたい」と題しておおくりしました。
まあ、わたしの個人的な体験に基づいているのでノーエビデンスではありますけども、簿記の勉強をすると、マネーリテラシーが向上して無駄な買い物をしたりすることが激減すると思いますよ。
お金はわたし達の本能に訴えかける魔性の存在ですが、本能による判断に簿記を勉強する中で培った分析的思考という理性的要素をかませることで本能の暴走を抑制することが出来るでしょう。
お金は賢く使いって行きたいですよね。
マネーリテラシーを向上させてお金に振り回されないようにしていきましょう。
ではね!
参考記事等
心の中のもったいないおばけは成仏させよう「モノの機能と役割は明確に」
節約の本質とは「お金について勉強し続ける姿勢」なんだと思う。
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